結婚式をしないのは親不孝でおかしい?結婚式をしないが親不孝ではない理由!

両親を説得© iStock.com/triloks

「結婚式はしたくないけど、これって親不孝かも……」とお悩みの方もいらっしゃるのでは?

結婚式をするか否かは新郎新婦が決めるのが当然ですが、親がどう思っているのかも気になってしまいますよね。

果たして、結婚式をしないことは親不孝にあたってしまうのでしょうか。詳しくご解説していきます。

結婚式をしない「ナシ婚」の割合はどれくらい?

現代では結婚式を挙げない、いわゆる「ナシ婚」が珍しくなくなってきました。

ブライダル総研「結婚総合意識調査2018」でも、結婚を機としたセレモニー実施状況について以下のような結果が出ています。

グラフ

2018年の最新データを見ると、結婚を機としたセレモニーが「全くの非実施」の割合が14.4%だということがわかりますね。

主流とまでは行かないにせよ、結婚式をしないという選択は一般常識から大きく外れたものではなくなりました。

「結婚式はやって当たり前」という時代から、「結婚式を挙げるかは新郎新婦次第」というように、人々の意識も移り変わっているようですね。

データ参照:「結婚総合意識調査2018(リクルートブライダル総研調べ)」

結婚式をしないのは親不孝でおかしいことなの?

結婚式をしないカップルが増えているとは言え、「晴れ姿を見せないのは親不孝かも……」というお悩みを耳にする機会は少なくありません。

これは一概に結論付けられる問題ではなく、結婚式をしないから親不孝だと感じるかどうかは、各々の親によるとしか言いようがありません。

結婚式に並々ならぬ思い入れがある親がいる一方で、特にこだわりは無くむしろ苦手だと感じる親もいます。

そのため、結婚式をしないことが親不孝になるかどうかを判断するには、親に直接聞いてみるほか無いのです。

結婚式をしないことが親不孝になるケースって?

悲しみの父© iStock.com/Daisy-Daisy

結婚式をしないことが結果的に親不孝になってしまったり、残念だと親に思わしてしまうこともあります。

どのような理由が考えられるのか例を見ていきましょう。

親が子どもの結婚式を楽しみにしていた

親が楽しみにしていたイベントをやらないということは、残念ながら親不孝に該当してしまうでしょう。

中には、娘や息子の晴れ姿を夢見て辛い時期を乗り切った、という親御さんもいらっしゃるそう。

親の希望で結婚式を挙げるかどうかを判断する義務はありませんが、親不孝かと聞かれれば首を縦に振るしかありません。

思い入れの深さは人それぞれですが、自分の子どもが結婚式をしないことで、かなりガッカリしてしまうというケースもあることを覚えておきましょう。

親戚間で親の肩身が狭くなってしまうことも……

しきたり等に厳しい家系の場合、結婚式をしないという選択はより不可解に思われてしまう可能性が高いです。

最悪の場合、「常識外れだ」と両親に矛先が向かってしまうことも……。

もし結婚式をやらないことが原因で、親戚付き合いの際に両親が肩身の狭い思いをしてしまったら、残念ながら親不孝と思われても仕方がありません。

結婚式をすることがかえって親不幸になる場合も

反対に、結婚式をすることが親不孝に繋がってしまう場合もあります。

人前に立つのが苦手な親もいますし、結婚式中にゲスト上手にをもてなす自信が無い方もいらっしゃることでしょう。

また、貯金が無い状態で無理に結婚式を挙げて、結婚生活スタート直後からに家計に苦しむ姿を見せる方がよっぽど親不孝です。

このように、結婚式に対する両親の価値観は十人十色です。なので、結婚式を挙げないことを決めたら、まずは親に相談する必要があるでしょう。

「結婚式をしないと親不孝かも」と思うなら別な形式を考える

海外ウエディング© iStock.com/kenzaza

両親との話し合いの結果、両者が納得できる選択ができれば言うことはありませんよね。

ですが、「両親は結婚式をしてほしいが、新郎新婦側はしたくない」というように意見が真っ向から対立してしまった時は、する・しないという単純な二択では解決できない場合があります。

そんな時は、オーソドックスな結婚式ではなく、お二人が許容できる範囲での結婚の儀式をしてみるというのも一つの手段ですよ。その例をご紹介していきます。

身内だけの式

身内だけの結婚式には、

  • ゲストが少なく緊張しにくい
  • 準備期間が短い
  • 費用が抑えられる

というメリットがあります。

派手なお祝い事が苦手な方や、結婚式にお金や時間をあまりかけられないという方でも、比較的気軽に挙げられるタイプの結婚式ですよ。

お食事会

親戚や友人を招いて、結婚のパーティをしたという方もいらっしゃいます。

結婚式よりラフに開催できる上に、ドレスを着たりウエディングケーキを用意すれば、ちょっとした披露宴気分も味わえます。

親戚と友人を招待する日を分け、二回開催するという意見もありますよ。

フォトウエディング

ウエディングドレスを着て、教会で写真を撮影するスタイルの結婚式です。プロのカメラマンに撮影してもらえるので、思い出としても素敵な形で残りますよ。

両親を招待することもできるので、チャペルでドレス姿を見せてあげられます。

新婚旅行で挙式だけ

新婚旅行と挙式をいっぺんにしたというカップルも珍しくありません。

両親を招待して挙式に参加してもらい、旅行時は別行動をしたり、逆に一緒の場所へ遊びに行ってもいいですね。

晴れ姿と癒し、どちらも提供できるという点が大きなメリットです。

必ずしも「結婚式をしない=親不孝」というわけではない

結婚© iStock.com/photosaint

結婚式をしないことが、必ずしも親不孝に結びついてしまうことはありません。こればかりは両親に聞いてみるしかないでしょう。

もしも結婚式をすることを親が強く望んでいて、新郎新婦自身の拒否感がそこまで強くなければ、挙げてみるのも手ですよ。

現代にはさまざまなスタイルの結婚式があるので、親と新郎新婦との間で折り合いがつく形式を選べるのがベストです。

結婚式をしないと親不孝になるのでは……」とご不安な方は、一度きっちりとご両親との話し合いをしてみてくださいね。

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