自己満足な結婚式は迷惑!ゲストに自己満足で迷惑な結婚式と思われないためには?

疲れたゲスト© iStock.com/Mlenny

「結婚式って結局自己満足じゃないの?」という声は、少なからず存在します。

ですが、結婚式の主役は新郎新婦のお二人ですので、多少自己満足な部分はむしろあって然るべきではないでしょうか。

とは言え、行き過ぎた自己満足な結婚式は迷惑な印象をゲストに与えてしまいます。具体的にどのような特徴があるのか、詳しくご紹介していきます。

結婚式は自己満足なの?

結婚式には、今までお世話になった相手に感謝の気持ちを伝える、という意味合いがありますよね。

しかし、それを実現するためには、自ら相手のもとに赴くのではなくゲストに「来てもらう」ということが必須条件になってしまいます。

また、日本の結婚式の大半はご祝儀制ですので、最低でも3万円をゲストが準備するというのが一般的です。

そのため、「お祝いのためにゲストに時間とお金を使ってもらう=新郎新婦の自己満足では?」という考えに至ってしまうのでしょう。

確かに、結婚式に自己満足な部分があることは否定できませんが、誘ったゲストが来てくれると決めた以上、あまり深く考えすぎるとかえって気を遣わせてしまうかもしれません。

ゲストへのおもてなしを考えるのは当然のことですが、新郎新婦が心から楽しむことも、立派な恩返しになりますよ。

とは言え、あまりにも新郎新婦の自己満足さが透けて見えてしまう結婚式では、ゲストも興ざめになってしまいます。

次からは、自己満足で迷惑だと思われる結婚式の特徴について、詳しくご紹介していきましょう!

自己満足で迷惑だと思われる結婚式の特徴:料理のランクが低い

結婚式の料理© iStock.com/Rawpixel

結婚式のご祝儀の内訳は、

  • 料理……1万円
  • 引出物……1万円
  • 結婚祝い……1万円

と考えられています。

つまり、料理のランクが1万円には到底及ばないほど低いと感じた時、ゲストは新郎新婦の自己満足を強く感じてしまうのです。

加えて、お色直しが多かったり、会場の装飾が豪華だったりすると、ゲストに掛ける費用を自分たちに掛けているという印象が強まりさらに最悪ですよ。

自己満足で迷惑だと思われる結婚式の特徴:新郎新婦のみにスポットを当てた演出が多い

新郎新婦のプロフィールや出会いのエピソードなどを、結婚式の演出に盛り込むのは決して悪いことではありません。ですが、その割合があまりに高ければ話は別です。

新郎新婦の馴れ初めを延々と語られ、挙句ゲストへの感謝は見当たらないとなれば、これは一体誰のための結婚式かとゲストは白けてしまうことでしょう。

自己満足で迷惑だと思われる結婚式の特徴:引出物に難アリ

  • 新郎新婦の写真がドーン!と印刷されたグッズ
  • 「えっ、これだけ!?」と目を疑ってしまうほど貧相なアイテム
  • 持ち帰るのが大変なほど重いもの

など、ゲストを気遣わない引出物は、はっきり言ってもらっても嬉しくありません。

恩を仇で返されたような気持ちにさせてしまうアイテムは、絶対に引出物に選ばないようにしましょう。

自己満足で迷惑だと思われる結婚式の特徴:お色直しが長い

お色直し© iStock.com/Gonzalo-Calle-Asprilla

ゲストは新郎新婦に会うために結婚式へ足を運んでいます。ですが、お色直しが長かったり、回数が多すぎると、下手すると中座の時間の方が長くなってしまいますよね。

晴れ姿を見てほしい気持ちは分かりますが、ゲストとの時間を大幅に削ってまでやるべきことなのか、今一度胸に手を当ててじっくりと考えるべきでしょう。

自己満足で迷惑だと思われる結婚式の特徴:お車代やお礼が一切出ない

遠方からのゲストや、受付やスピーチなどのサポートをしてくれたゲストに対し、お車代やお礼が一切払われなかったというケースもあるそう。

もっと悪い場合では、お礼の言葉の一言すらなかったという声も……。これでは、せっかく協力してくれたゲストも肩を落とすしかないでしょう。

自己満足で迷惑だと思われる結婚式の特徴:ゲストへのおもてなしが感じられない

ゲスト目線で考えられていないことが明らかにわかる結婚式の特徴として、

  • 真夏・真冬・連休に開催
  • 交通のアクセスが悪い
  • 仲のいい相手と離れた席次にされた

などの点が挙げられます。また、これは新郎新婦だけの責任ではありませんが、一部にしか分からない内輪ノリが強めの演出も、ゲストをガッカリさせてしまうでしょう。

少し視点を変えればわかることにすら工夫がない結婚式は、自己満足だと思われても仕方がないのかもしれませんね。

結婚式を自己満足で迷惑だとゲストに感じさせないためには?

結婚式のゲスト© iStock.com/PeopleImages

ゲストに不快感を与えない結婚式にするために、大仰な工夫は必要ありません。

どれも当たり前なことに思えますが、やるのとやらないのとでは段違いですので、ぜひ以下のポイントをご参考にしてみてくださいね。

ゲストに掛ける費用をケチらない

正確には、結婚式に掛ける費用を「新郎新婦>ゲスト」にしないことを心がけるのが重要です。

これは、ゲストにだけお金を掛けろということではなく、新郎新婦がゲストを蔑ろにしていると思われないようなバランスを保つのがポイントだということ。

例えば、料理は質素なのにお色直しは3回、というような結婚式にならないよう気をつけながら計画を立ててくださいね。

感謝の気持ちと謙虚さを忘れずに

結婚式の主役は新郎新婦ですが、だからといって「今日は私たちが主役!だから祝われて当然!」というような態度では、ゲストも閉口してしまうでしょう。

結婚式の当日は気分もかなり高揚するでしょうが、ゲストへの感謝や謙虚な気持ちを忘れないよう、肝に銘じておく必要がありますよ。

人数合わせでゲストを招待しない

いくら人数が足りなくても、穴埋めのために親しくない相手を誘うのは失礼にあたります。

仮に欠席の連絡が相手から来たとしても、「人数合わせのために招待した」という失礼をしたという事実は消えませんので、絶対にやらないようにしましょう。

自己満足による迷惑を感じさせない結婚式のおもてなしを考えよう!

「やむを得ず結婚式を挙げた」という方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、結婚の区切りをつけたい、お世話になった人に祝って欲しいという思いで式を挙げる方も多いのではないでしょうか。

それ自体は悪い事ではありませんが、「ゲストにお祝いしてもらう、そのために少なからず手を煩わせてしまう」という特性があるからこそ、迷惑と思われないような配慮が大事になります。

自己満足で迷惑な結婚式ではなく、随所におもてなしの気持ちが感じられる式にできるよう、できる限りの工夫を施しましょう!

関連するキーワード

関連記事

結婚ガイドの新着記事