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結婚式の準備も進み、パーティ本番が近づくにつれて、新郎を日ごと悩ませるウエルカムスピーチの内容。アットホームなパーティをイメージして、スピーチの内容にカジュアルで面白い要素を入れてゲストの気持ちを盛り上げたいが、一体どこまでカジュアルにしていいか悩む新郎が急増しているようです。
目次
結婚式のウエルカムスピーチに入れたいカジュアルな要素とは
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ウエルカムスピーチの大きな目的は、集まっていただいたゲストへの感謝の気持ちと、結婚式のテーマをしっかりゲストに伝えることです。
特に、ゲストと距離感の近いカジュアルな結婚式を企画しているなら、つかみで「こんな雰囲気の結婚式にしたい」という素直な思いをゲスト全員と共有することが効果的です。結婚式ということで、新郎新婦も緊張していますが、ゲストも少し緊張しています。その緊張感を解いて、自由に、ラフに楽しんでほしいこと、イメージを補足するための面白いエピソードを添えて、スピーチを構成しましょう。では具体的に、どんな内容を準備すればいいのでしょうか。
挙式を終え披露パーティを迎えた二人の素直な気持ち
先に挙式を終えている場合はスピーチ内でゲストに報告しましょう。宴内人前式の場合は、式を迎える前の素直な心境を言葉にしてもいいでしょう。
今日の結婚式のテーマ
例えば「アットホーム」「お酒を楽しんでほしい」「お料理をじっくり味わってほしい」「会場の雰囲気を楽しんでほしい」…など、二人がゲストに楽しんでほしいポイントやテーマを伝えます。
今日のパーティのゲスト構成の紹介
ゲストと距離が近いパーティや、立食スタイルでゲスト同士が触れ合う機会が多いパーティであれば、ゲスト構成の紹介をさりげなく盛り込みましょう。
新郎新婦・親族等のユーモアあるエピソード
今回の結婚式の準備や挙式の中で、自分自身や身近な人の面白いエピソードがあれば、それを盛り込むのもゲストの心をつかむポイントに。
ウエルカムスピーチで気を付けたいカジュアルすぎる要素とは
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カジュアルな雰囲気とはいえ、結婚式は大切な人を招待しているフォーマルな側面もあるパーティです。アットホームやユーモアな部分と一緒に、「フォーマルさを失わない」「締める部分は締める」のバランスが大切です。
では、具体的にどんな部分に気を付けたらいいのでしょうか。
カジュアルでも敬語・敬称を忘れずに
カジュアルな雰囲気とはいえ、あくまで結婚式のフォーマルな挨拶で、二人の門出のお披露目のために集まってくれた方々に、感謝の気持ちを述べる場です。ラフに盛り上げたいために、つい、くだけた言葉・表現になりがちですが、それはNG。ウエルカムスピーチで友人や知人をユニークなエピソードに加える場合は、あだ名やニックネームなどではなく、必ず敬称を。また、必ず敬語を使いましょう。
カジュアルすぎる内輪受けはNG
一部の友人やグループしかわからない面白い話は、他のゲストを蚊帳の外においてしまう恐れがあります。また、ウエルカムスピーチは1～2分という短い時間でエピソードをまとめるため、ゲスト全員に分かりやすいエピソードを用意しましょう。
カジュアルに話し過ぎてスピーチにまとまりがない
面白いと思ったことをたダラダラと話してしまい、俗にいう「オチがない」という状態です。スピーチの構成は、次の章で説明する三部構成が基本になっています。パーティのテーマをいろいろ説明したいあまりに、エピソードだらけで要旨がつかめない…ということのないように、基本の要素だけはしっかり入れるよう心がけましょう。
カジュアルに下書きをそのまま読む
400文字～600文字のウエルカムスピーチを覚えるというのはなかなか大変なこと。そのため、下書き（俗にいうカンペ）をそのまま読んでしまう新郎もいらっしゃいますが、ウエルカムスピーチはゲストをへのお出迎えの挨拶です。下書きを用意するのはいいですが、紙ばかり見ることなく、できるだけ前を向き、ゲストの目を見て話すよう心がけてください。
た堂々と下書きをそのまま読むというネタは場合によってはありですが、やはりあまりスマートとは言えません。要旨や順番だけ確認する程度にして、自分の言葉で堂々と話すよう心がけましょう。
ウエルカムスピーチの基本構成と目安
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ウエルカムスピーチには、ゲストに主旨を伝えやすくするための基本の構成と、パーティをテンポよく進めるためのスピーチの基本の持ち時間があります。
スピーチの基本構成
ウエルカムスピーチは、以下の三つの要素で構成されます。
冒頭のあいさつ
スピーチのつかみです。忙しい中時間を割いてきてくださったゲストに対してのお礼を簡潔にまとめましょう。
本題、挙式の報告やエピソード
事前に挙式を行っている場合は挙式の報告やエピソードを交えましょう。また、入れると効果的なエピソード例として、以下の内容をさりげなく盛り込むと、二人がイメージするパーティの雰囲気が伝わりやすくなります。
パーティのテーマ
料理とお酒に力を入れている・屋外なので自由に楽しんでほしい・音楽を楽しんでほしいなど。
ゲストの構成紹介
自分たちをよく知る人だけお呼びしている、二人の共通の趣味のサークルや学生時代の友人が多い…など。
面白いエピソード
新郎新婦の近況や報告、結婚式準備の面白いエピソードなど。
結びの言葉
改めて、今日は楽しんでいってほしいこと、そのために準備をしてきたこと、今日集まっていただいたすべての人への感謝などを重ねて述べることで、結びの言葉とします。
スピーチの目安の時間
新郎のウエルカムスピーチのあとに、ゲストの挨拶や乾杯のスピーチを控えている場合が多いです。ゲストの気持ちが冷めないよう、テンポよくプログラムを進めていくために、スピーチの持ち時間は約1～2分以内で。文字数にすると400～600字程度が目安です。下書きのあとに、ゆっくりと活舌よく読んで、時間を図って、話し方やテンポなどを何度か練習・検証することをお勧めします。
自分でスピーチの動画を撮ってみると話し方・姿勢・目線のクセが分かり、改善にとても効果的です。
カジュアルな雰囲気が多い1.5次会結婚式でのウエルカムスピーチの文例まとめ
1.5次会で使える！ウェルカムスピーチ文例
シチュエーション別カジュアルなスピーチ文例
レストランウエディングでのカジュアルなスピーチ文例
【挨拶】
本日はお忙しい中、私たちのためにお時間を割いて集まっていただき、本当にありがとうございます。予報ではあいにくの雨模様ということで、皆様にご足労かけてしまうのではないか…と心配しておりましたが、私たち夫婦の日頃の行いがよかったせいか、午前中に雨もすっかりあがり、心から安堵しました。
【本題】
先ほど、この近くの△△神社で親族のみの挙式を行い、夫婦の誓いを立ててまいりました。私は着慣れない紋付き羽織袴に心底緊張していたのですが、妻〇〇はまぶしい白無垢姿で、非常に落ちついて式に臨んでおりまして、改めて実にしっかりした妻を迎えたと、惚れ直しているところです。
これから皆様に楽しんでいただくお料理とお酒は、事前にすべて二人で試食試飲して、今日だけのオリジナルメニューに決めさせていただきました。特にお酒の種類は、私が好きな地ビール・妻が好きなワインから、メニューにないものを数種類選んで会場側と相談の上、特別に搬入する許可をいただき、皆様に提供させていただく運びとなりました。
ご無理を承知の上でのお願いを快くOKしてくださったオーナー様に、この場を借りてお礼申し上げます。
【結び】
私たちが日頃からお世話になり、大切に思っている親しい方々だけお招きして、ささやかながら祝宴を開くことができました。短い時間ではございますが、どうぞごゆっくりお楽しみください。
（565文字）
友人ゲストが多い立食パーティのカジュアルなスピーチ文例
【挨拶】
本日はお忙しい中、私たちのために足をお運びいただきまして本当にありがとうございます。私たち夫婦にとって大切なたくさんの方々を前にして、スピーチをするという経験は人生にそうあるものではなく、まだお酒もまったく入っておりませんので、緊張で活舌が悪くなりお聞き苦しい部分もあるかと思います。どうかご容赦ください。
【本題】
結婚式を計画するにあたって、人生で出会った大切な人たち全員に感謝の気持ちをお伝えしたく、できるだけアットホームな式にしようと妻と話し合い、このようにラフなスタイルのパーティになりました。
私たちの人生にかかわってくださった、学生時代の友人達・社会人になってから切磋琢磨した同僚達・そして私たち夫婦のきっかけを作ってくれたスノボード仲間…全員にお声がけをして集まってもらうことができました。
招待状をまだ出していないのに自主的に「結婚式の主役はお前。司会は俺だ。」と名乗り出てくれた〇〇君が、今日の司会進行になります。彼のユニークな司会をお楽しみください。また妻の大学時代の友人たちによる、情緒的なアコースティックギターの演奏会も企画していますので、ごゆっくり楽しんでください。
【結び】
皆様のとびっきりの笑顔を見て、私の緊張もだいぶほぐれてきたところで、乾杯の発生をしてくださる△△に、バトンタッチをしたいと思います。
短い時間となりますが、精一杯のおもてなしを二人でさせていただきます。どうか皆様、思い切りパーティを楽しんでいってください。
（608文字）
ナイトウエディングのカジュアルなスピーチ文例
【挨拶】
雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろうと天気予報では申しておりましたが、雪にはならず、雨も上がって素敵な夜景を一望できる運びとなりました。本日はお忙しい中、このような時間からお集まりいただき、本当にありがとうございます。
【本題】
先ほど夕暮れの中、私の両親と妻〇〇のご両親とファーストミートを行いました。自分たちが晴れて夫婦となった姿を一番にお互いの両親に見せることができ、その時のお互いの両親の表情を見て、改めて妻と幸せな家庭を築かなければと、決意を新たにしました。
今日皆さんにつけてもらっているロゼットは、妻と妻の母が、二人で協力して作ってくれたものです。皆さんと気持ちを一つにして、楽しいパーティにしたいという願いを込めて作りました。どうか、今日の記念にお持ち帰りください。
夜のパーティということで、楽しくお酒を楽しんでいただきたいと、バーカウンターで100種類のカクテルが楽しめるよう手配してあります。どうぞ思い切り酔いしれてください。
【結び】
まだまだ未熟な二人で、いたらない部分もあるかと思いますが、今日は皆様に楽しんでいただけるよう、心を込めておもてなしさせていただきます。ごゆっくりおくつろぎください。本日は本当にありがとうございます。重ねてお礼申し上げます。
（526文字）
結婚式のカジュアルなウエルカムスピーチの内容と文例のまとめ
結婚式のウエルカムスピーチで、カジュアルな要素を入れたい場合は、パーティのテーマで何を特に伝えたいか、エピソードを厳選して内容を準備しましょう。ゲストの気持ちを和ませ、パーティを楽しんでもらう空気を作るのはウエルカムスピーチのつかみが大切です。ゲストが笑顔になるウエルカムスピーチが準備できるといいですね。
