会費制の1.5次会結婚式とご祝儀制結婚式のプラン内容の違い

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1.5次会結婚式について会場紹介サイトで知ったという人は多いのではないでしょうか。婚約が決まり会場検索サイトで結婚式のパッケージプランを検討する際に、「1.5次会プラン」を目にすることが多くなってきました。1.5次会と通常の結婚式では、パッケージプランの内容や表記の仕方がどう違うのかまとめました。

結婚式の会場が提示する「プラン」とは

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結婚式会場紹介サイトを検索していると非常によく目にする「プラン」という言葉。
これは、ほとんどの結婚式で必要とする衣装・料理・飲み物・ウエディングケーキなどのアイテム・サービスをセットにして、結婚式の人数規模ごとに目安の金額を出して表記しています。これをパッケージプラン・または単にプランと呼びます。
結婚式に必要とされるアイテム・サービスの費用の項目は、たくさんのものが用意されています。そのすべてが必要な場合と、自分たちにとっては必要ではない項目もあります。
プランの中にはどんな内容が含まれているのか、よく確認を取りましょう。

結婚式費用の内訳を知って見積もりが上がる項目と理由をみつけよう

プランの料金は結婚式会場を検討する際に、検討している会場でかかる費用の目安になりますが、ゲストの人数・プラン表記に含まれていない項目・各項目ごとのオプション・アップグレードなどで、プランで提示されている金額と実際下見での見積もり金額は変わってくるので注意が必要です。
プランには、次のようなプランがあります。

通常プラン

会場側が用意する、一番オーソドックスなプランです。結婚式に必要なアイテム・サービスが一通りそろっていて、特に値引きのない金額で計算されています。会場紹介サイトでは特典・限定プランでの表記がほとんどのため、会場の公式サイトなどで通常プランが確認できます。

特典・限定プラン

サービス特典がつく、または期間・季節・日取りを限定して料金が通常プランに比べて割引・お得になっているプランです。
少人数ウエディングのように、通常プランではニーズに合わない形式の結婚式のためにアイテム・サービスを絞った限定プランもあります。
料金が値引きされている分、シーズンや日付など期間が限定されていたり、サービス特典がつく代わりにパーティの規模や形式が限られていることもあります。自分たちの結婚式には必要だと思っているアイテムがついていないことも。
事前にしっかり条件の確認をしましょう。

オリジナルプラン

パッケージ化されているプランの項目の内訳を1つ1つ確認して、自分達に必要なアイテム・項目だけを会場側にお願いするオーダーメイドのプランです。会場で頼まなかった分は自分達で手配します。1.5次会のプランを用意している会場では、このプランを表示している会場も多くみられます。

通常の結婚式のプランと1.5次会結婚式のプランの違い

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通常の結婚式のプランはゲストから“ご祝儀を包んでいただく前提で”、1.5次会結婚式のプランは“一律の会費をいただく前提で”立てられています。

通常の結婚式のプラン

ご祝儀を頂く前提

今までの結婚式の慣習に基づいて、ゲストがお祝いにご祝儀を包んでくださる(相場30000円~)ことを前提にプランが用意されています。
ゲストが包んでくれた金額に見合ったサービス・おもてなしを提供する必要があるため、フォーマルな披露宴をイメージしてプランが組まれています。プランの項目には、ゲストに失礼のないように思いつく一通りのアイテム・サービス内容が含まれています。
食事提供も全員が着席してコース料理を楽しむ、ゆったりしたスタイルです。

1.5次会結婚式のプラン

ほぼ会費制の前提

1.5次会結婚式のプランは、ゲストから一律設定した会費をいただいく会費制を前提にしてプランが用意されています。
1.5次会結婚式は披露宴ほど固くなく、二次会よりかちっと結婚式のイメージです。その中で、新郎新婦によって必要・必要でないものが取捨選択できるのが魅力です。
プランの内容は、結婚パーティとして成立するために必要なアイテムだけが項目に含まれていて、新郎新婦の意思で後からいろいろなものを付け足す、さらに削る、ということができるようになっています。
また、会費の設定金額も新郎新婦で決められるため、会費金額によってゲストへの食事の提供スタイルが変わるプランも用意されています。

通常の結婚式のプランの内容・内訳

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プランに比較的含まれている項目例

挙式料・料理・飲み物・ウエディングケーキ・衣装・ヘアメイク着付・介添え・控室料・会場費(コーディネート料)・音響照明・装花(ブーケ・ブートニア)・ペーパーアイテム・写真・司会者・引き出物 など。

プランについていてない場合がある項目例

動画撮影・装飾料・会場デザイン料・プチギフト・ヘアメイクリハーサル料など。

プラン合計金額の表記と自己負担

プランの金額は、「目安人数・合計総額」で表示されることが多いです。
目安の金額一覧の中に、自分が招待する人数と微妙に合っていない場合は、別途「ゲスト1人追加で20000円」などとかかれていますので、自分で計算することで大体の目安を出すことができます。

1.5次会結婚式のプランの内容・内訳

1.5次会のプランと通常プランの違い©Hrecheniuk Oleksii – shutterstock.com

プランに比較的含まれている項目例

料理・飲み物・ウエディングケーキ・衣装・ヘアメイク着付け・控室料・会場費・音響照明・写真など。

プランについていない場合がある項目例

挙式料・衣装・介添え・装花・ペーパーアイテム・司会者・引き出物プチギフトなど。

プランに含まれる項目・含まれない項目の差が会場ごとでかなり違ってくるのが大きな特徴です。会場側がどういったパーティを想定しているかによって、内容が大きく分かれます。
プランについていないものは会場側にオプションで頼むか、自分で他社から手配して持ち込む形になります。
もともと会場代が平均より高いホテルの1.5次会プランや、カジュアルな1.5次会パーティをうたっているプランには、衣装・ウエディングケーキ・ヘアメイク着付けなどがついていない場合も多いようです。

プラン合計金額の表記と自己負担

1.5次会結婚式のプラン料金は、通常の結婚式プランと同様に「目安人数・合計金額」で表示されている場合以外に、「ゲスト1人分の会費金額の設定目安」が表記されている場合があります。これは会場側から「大体この金額で設定するとちょうどいいパーティのサービス内容です」という提示です。ゲストへの飲食代・ギフト代などがこの金額でまかなえる、という設定になっていて、基本の設備・サービス料金のみ自己負担で考える形です。

1.5次会結婚式と通常の結婚式のプラン内容の違いのまとめ

結婚式のプランを見るときには、合計料金だけを見るのではなく、プランの中に結婚式に必要などんなアイテム・サービスが含まれているのか確認しましょう。1.5次会結婚式では、通常の結婚式と違って、新郎新婦が自分達でオリジナルの結婚式を組めるよう、最初のプランはパーティとして整うのに必要な項目だけが入っていることがほとんどです。
その分、自分達に本当に何が必要なのか、どの項目にどれだけ料金がかかるのかが見えやすくなっています。
1.5次会結婚式のプランを選ぶ際には、二人がどんなパーティにしたいのかを考えながら、じっくり会場選びをしましょう。

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