結婚式と二次会を別の日にする場合は?別日のメリットデメリット

別日の結婚式と二次会©fstop123 – iStock.com

結婚式と二次会を別の日にやりたい場合とは、どんな理由があるのでしょうか。ゲストも挙式・披露宴のあとに二次会をするのが通常の流れだと思っているため、別々の日に計画することはゲストに大きな負担をかけてしまうことになりかねません。二次会を別日に行うメリット・デメリットをまとめました。

結婚式とその後の二次会を別日に計画する場合とは

結婚式には挙式・披露宴があり、そのあと同じ日に二次会を続けておこなうのが一連の流れです。ところが、中には「結婚式と二次会を別の日に行いたい」という場合があるのです。どのようなケースが考えられるのでしょうか。例として、次のような4つのケースが考えられます。

(1)海外や国内リゾート地で挙式と会食を少人数で行った場合

非常に多いのが、海外で親族やごく親しい友人のみと少人数で挙式を済ませ、帰国後パーティとして日本で二次会を行う場合です。
また、新郎または新婦が地方出身で結婚式を都市部で行った場合も同様です。地方在住が長く、そちらに友人が多いが全員を都市部に呼ぶことは費用面で難しいため、地方で報告会的な二次会を行うことがあります。

(2)結婚式の開始が遅い開始またはナイトウエディングだった

希望の日取りが夕方開始の時間しか空いていなかった、または夜開始のナイトウエディングを計画した場合、二次会の開始時間は夜20時~21時とかなり遅い時間帯になります。披露宴からそこまで間が空かないため、続けて出席するゲストはお腹いっぱいです。何より、遅い時間に終了するため、ゲストの終電が心配です。遠方からのゲストは宿泊になってしまうことも。そこで、仕切り直して別日に二次会を計画しようとするケースがあります。

(3)二次会をやりたい場所が同日に押さえられなかった

二次会を前々からやりたいと考え思い入れのある会場があったが、結婚式と同日に押さえられなかった。または身内が飲食店をやっていて二次会会場として使いたいが、会場から遠いという物理的な理由で、二次会を別の日に開催したいという場合があります。

(4)新郎または新婦の体調面と事情を考慮して

二次会をやりたいが、新郎または新婦の体調・体力が続けてパーティをやるには思わしくなく、もし二次会をやるなら別の日でないとできない…と考えることがあるようです。

結婚式と二次会を別の日にするデメリット

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まずデメリットを見る前に、なぜ結婚式の二次会があるのか、本来の二次会をする意味を考えましょう。

あなたはする?しない?結婚式の二次会をやる意味を考えよう

二次会を開く大きな理由

〇諸事情で挙式と披露宴に招待できなかった、または出席できなかった人を、改めて場を変えて招待する。
〇挙式・披露宴と出席してくれたのになかなか話せなかったゲストをフォローする
〇結婚式開催のために協力してくれたゲストとお疲れ様の意味を込めての打ち上げ

二次会と結婚式を別々の日に開催したい例として(1)のように、ゲストの顔ぶれがはっきりと分かれる場合や開催の目的がある場合はいいのですが、問題になるのは(2)〜(4)で、結婚式と二次会の顔ぶれがほぼ同じと考えられる場合です。
ゲストにとって、パーティへの負担は会費(金銭)だけではありません。
二次会出席のための時間の確保・美容室でのヘアメイク・交通費・結婚式と同じ服装で続けて出席するのがはばかられる…と考えるゲストは、特に女性で多いでしょう。
二次会を別の日に計画するということは、ゲストにとっては2回結婚式に出席するのとほぼ同じ負担がかかります。
そういった意味で、二次会を別の日に行うことは、あまりおすすめできません。

もし、どうしても同じゲストを別の日に招待する際の解決策としては、ゲストがワクワクするための工夫が必要です。

〇できるだけ二次会をカジュアル寄りのパーティにして、ゲストに服装や会費で悩ませない
〇二次会に打ち上げやグルメを楽しむなどのテーマを持たせ、ゲストの期待値を上げる

結婚式と二次会を別の日にするメリット

結婚式と二次会を別の日に行うのに、ゲストにとってきちんと理由やテーマが伝わっているのであれば、次のようなメリットがあります。

ゲストの顔ぶれを分けることができる

ゲストの顔ぶれを分けて招待することで、ゲストのグループや雰囲気に合わせた会場選び・おもてなしの質を合わせたパーティを企画することができます。ゲストにとっては負担も少ないので、期待感も高まります。

希望の時間・会場でできる

二次会を結婚式と別日に設定することで、披露宴会場から二次会会場の距離を気にすることなく、好きな会場を決め、好きな時間から開始することが可能です。

挙式や披露宴の写真や映像を使ってのおもてなしが可能

先に挙式・披露宴を済ませているため、二次会までの時間があれば結婚式の映像データから、二次会用の演出ムービーやウエルカムスペース用のフォト演出を計画することができます。海外や国内リゾート挙式後なら、お土産をプチギフトにして配ることも。

新郎新婦がリフレッシュできる

結婚式は準備や当日の緊張で、新郎新婦ともに思った以上に疲れが出ます。また、同時に2つのパーティの計画は準備の手間もかかるのです。二次会を別の日にすることで、準備の時間が増え、二次会のパーティにリフレッシュした気持ちで臨めます。

結婚式と二次会を別日にするメリット・デメリットまとめ

結婚式と二次会を別の日に開催するケースとしては、海外挙式からの帰国後パーティや地方での友人向けの結婚報告パーティが考えられます。ゲストの顔ぶれはガラッとかわるため、ゲストにとっても負担にならず、準備期間やお土産の用意などでむしろメリットは大きいでしょう。
一方で、ゲストの顔ぶれがさほど変わらない状態で二次会を別の日に計画するのは、ゲストにとって負担が大きいため、とても注意が必要です。二次会の理由とテーマをはっきりさせ、ゲストにとって負担のないよう工夫して、期待感が上がるような誘い方を心がけましょう。

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