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結婚式の披露宴でお渡しするプチギフトがあるのに、二次会でもプチギフトを用意する必要があるのか、迷っているカップルの声をよく聞きます。二次会は結婚式の締め。最後までお祝いしてくれたゲストに、思い出に残るおもてなしをしたいもの。二次会プチギフトの役割と平均相場・目安・そしてプチギフトなしを選択した場合のおもてなし対応をまとめました。
目次
結婚式の二次会でのプチギフトの意味と役割
プチギフトの由来と意味
二次会や披露宴で渡す「プチギフト」の意味をご存知でしょうか。
もともとヨーロッパでお祝いの際、子孫繁栄を願ってドラジェ(アーモンドの砂糖菓子)を配ったことが始まりとされており、その習慣が日本に持ち込まれたそう。
日本では結婚式の最後に新郎新婦がゲスト1人1人に手渡し、感謝の気持ちを込めて手渡すことから「送迎ギフト」とも呼ばれます。
プチギフトの大事な役割
時間を割いて駆けつけてくれたゲスト1人1人に対し、心からの感謝の気持ちを伝えたいものです。しかし、慌ただしい結婚式では、ゲストとゆっくり話す時間がなかなか取れません。そのため、お見送りの際に感謝とお詫びの言葉をゲストと交わしプチギフトを直接手渡してフォローする、というのがプチギフトの大事な役割です。
また、たくさんのゲストを1人1人見送るのに、挨拶だけだと会話の切り上げどころが難しく、見送り時間は長くなりがち。そうすると挨拶のために並んでいるゲストを大変お待たせしてしまいます。ギフトを渡すことで場と会話が締まり、お礼を伝えながらテンポよくお見送りを進めることができるのです。
二次会プチギフトの相場と価格の目安
二次会プチギフトの平均価格の相場
プチギフトを渡すのは、披露宴・二次会でのお見送り両方で渡します。この二つのパーティでの平均相場は、少し違いがあります。
プチギフト全体での平均金額は274円です。
パーティ別の相場を見ると、披露宴で配られるプチギフトは200円~300円以下の場合が多く、二次会では300円~500円と若干上がる傾向です。
大きな理由として、引き出物のありなしです。
披露宴はゲスト全員に引き出物・引き菓子をつけた上でさらにプチギフトを渡します。が、二次会ではそこから参加するゲストがおり、ゲームの景品が当たらなかったゲストにはプチギフトのみがお土産になるため、新郎新婦の意向で少し単価の高いものが選ばれるのです。
データ参照:リクルート ブライダル総研 結婚トレンド調査2017
二次会でのプチギフトの価格決めの目安
プチギフトの1人あたりの価格の目安は、人によってとらえ方がさまざまです。一般的に300円前後と言われることが多いのですが、これは一連の結婚パーティすべての目安の価格帯です。
ゲストが二次会からの参加者が多い場合は、プチギフトの価格はパーティ会費の一割弱にすると、おもてなし重視で失礼がない、安心できる価格帯の目安と言われています。
あくまでも目安なので、会場の雰囲気・ゲストの飲食代・ゲームの景品予算など、状況との兼ね合いと新郎新婦の意向で、大きく変わって来るでしょう。
プチギフトもらって嬉しかった人気No.1は「お菓子」
インターネットのギフト通販サイトが非常に充実してきて、現在は価格帯別に雑貨・キッチンツール・文房具・お茶・アロマバスグッズなど、いろいろな種類のプチギフトが選べるようになりました。
その中でも、支持率が高いプチギフトは「お菓子」。次いで人気があるのはお菓子以外の飲食物です。どの世代にも気軽に喜ばれるのが消え物プレゼント。特に、食べ物は、消え物系プレゼントの定番です。
では、どんなものが選ばれ、ゲストに喜ばれているか見てみましょう。
かわいいプチギフト用お菓子
結婚式のイメージで可愛くラッピングされたプチギフト用お菓子を、いろいろな選択肢から選ぶことができます。現在では実店舗以上に、プチギフト専門のWEB通販サイト、フリマアプリでのチョイスが充実しており、会場や二次会パーティのテーマに合わせたカラフルなお菓子とラッピングを選ぶことが可能です。
写真・名前入りオリジナル装丁のお菓子
新郎新婦オリジナルパッケージのお菓子は、長く根強い人気です。誰もが好きな市販のお菓子に新郎新婦の名前・写真を入れて装丁し、プチギフトとしてお渡しできます。みんなが知っているあのお菓子や、大人になったら買わなくなった懐かしのお菓子など。もらったゲストがほっこりする、嬉しいギフトです。
有名パティスリー・ブランドのお菓子
大人のゲストから支持が高い、普段なかなか食べない有名パティスリーやブランドの小分けお菓子がプチギフトで人気です。ゲストが帰り道の途中で口さみしいとき、または家でゆっくり味わいながら、パーティの楽しかった時間を思い出してもらえる、満足度の高いプチギフトです。
二人の思い出の場所・土地のお菓子
新郎新婦の生まれ故郷や、初めて旅行に行った土地の銘菓など。二人の生い立ちや、これを選んだ理由がゲストに伝わり、ゲストもプチギフトを通じて二人の人となりを推し量ることができ、とても思い出深いプチギフトです。
スイーツ以外の食べ物・飲み物も人気
小分けになった梅干し・鰹節パック・鯛茶漬けといった縁起物プチギフトから、調味料・ジュース・二日酔い防止ドリンクなどがあります。食卓のちょっとしたお供になるような食べ物が人気です。特にミニタイプの調味料は、日々のお弁当に持参でき、実生活での活用度が高いとの声も。
もらってうれしいプチギフトの選び方
プチギフトの成功談を調べていくと、人気があるギフトより「ゲストが喜んでくれるものは何か」という視点で探しているカップルが多いようです。先輩カップルがゲストに喜んでもらえたプチギフトの成功ポイントは、どれだけこだわりを持って探したかという部分。
ゲストに喜ばれる、こだわりポイントをまとめてみました。
年代性別を問わない
新郎・新婦どちらかのイメージが強すぎて、性別や趣向にかたよりがあると、そのゾーンから外れているゲストにはピンとこないギフトになってしまいます。ゲストの年代・性別を問わず喜んでいただけるものに絞りましょう。性別ごとにギフトを送り分けるといったアイデアを駆使しているカップルも多いようです。
日持ちがするもの
お菓子や食品など食べ物が多いプチギフトなので、賞味期限は気を付けたいところ。プチギフトとはいえ、ゲストは持ち帰ってすぐに食べない・空けない可能性があります。日持ちするものや、要冷蔵の手間がいらないものを選びましょう。
パッケージ・ラッピングが素敵なもの
見た目の印象はとても大切。素敵なラッピングが施されている小さなギフトは、開ける楽しみで胸がはずむものです。会場装飾や、パーティのテーマに合わせたラッピングだと、ゲストに新郎新婦の気持ちやイメージが伝わりやすいという面もあります。
かさばらないもの
300円~500円のプチギフトと言っても、大きさはいろいろ。中には持ってきたバッグからはみ出す大きさのものもあります。できるだけかさばらず、カバンかポケットに入る大きさのものがベストです。少し大きくなってしまったら、手提げ袋を用意する配慮も必要です。
プチギフトは必要?プチギフトなしのケース
二次会の規模やプログラムの進行状況によっては、「プチギフトなし」を選択するカップルも、現在は増えているようです。プチギフトを用意しないのは、例えば次のようなケースです。
・プチギフトなしにすることで、ゲストの会費を下げたりおもてなしを充実させる
・ゲームで全員に景品がいきわたるようにする
・披露宴でもプチギフトを渡しているので、二次会から来てくれた人のみに用意する
・プチギフトに代わる物(サンキューカードなど)を用意
プチギフトがなくても、パーティでのおもてなしや新郎新婦の配慮で、十分感謝は伝わります。送迎での間が持たない不安があれば、サンキューカードの用意や写真撮影などの代わりの案を用意しましょう。
結婚式二次会でのプチギフトのまとめ
結婚式二次会でのプチギフトは、お見送りの際ゲスト1人1人に感謝をきちんと伝える会話のきっかけづくりの役割を果たします。プチギフトの相場は300円前後ですが、披露宴に比べ二次会では少し高めが目安です。お菓子や食品が人気ですが、もらってうれしいプチギフトは何か、二人がこだわりを持って探すことが、ゲストによろこんでもらえる大事なポイント。二人のイメージにあった、ゲストに気持ちが伝わるプチギフトのアイデアが見つかりますように。