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ゲスト30人の結婚式なら親族中心、もしくは本当に大切なゲストのみをお招きした結婚式かと思います。少人数の良さを引き出して、ゲストを最大限におもてなしできる結婚式にしたいですよね。
そこで気になるのが、費用や演出、席次レイアウトなどではないでしょうか?30人のゲストと行う結婚式を成功させるため、あらゆる疑問を解消していきましょう!
目次
結婚式のゲストが30人でも大丈夫?
結婚式に招待するゲストの全国平均人数は、66.3人とされています。
「30人の結婚式だと半分以下になっちゃう……」と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、20~30人未満の結婚式を挙げたカップルの割合は5.6%ですので、そこまで少数派でもありませんよね。
また、ゲストが30人の結婚式には、アットホームな雰囲気で式を執り行うことができるというメリットもあります。本当にお祝いをしてもらいたいゲストのみを招待し、穏やかな雰囲気の結婚式にしたいというカップルにはピッタリだと言えるでしょう。
ゲスト30人での結婚式にはどれくらい費用がかかる?
ゲストが30人の場合の結婚式費用と、自己負担額の算出方法についてご紹介していきます。
ゲスト30人の結婚式でかかる費用
ゲストが30人の場合は、結婚式の会場やスタイル、演出方法に個性が出やすく、それに合わせて費用も大きく変わってきます。費用相場の平均値はサイトによって書かれている数字もバラバラですが、だいたい150万~200万円程度と見積もっておくのがいいでしょう。
自己負担額の想定方法
地域や年齢によっても異なりますが、ご祝儀の平均は以下の通りになっています。
友人 | 恩師 | 上司 | 親族 |
3万円 | 3.9万円 | 4.1万円 | 6.7万円 |
仮に親族のみ30人で結婚式を行うとすると、「6.7万円×30人=201万円」のご祝儀が見込めるという計算ができますね。
ただし、親族の中には若い方もいますし、夫婦で参列の場合のご祝儀金額も異なります。そのため、自己負担額を算出する際は、ご祝儀額を一人3万円として計算するといいでしょう。
つまり、費用が150万円かかる結婚式の自己負担額は、
【150万円ー90万円(ご祝儀)=60万円】
というように計算することができます。
30人の結婚式で自己負担額をおさえるポイント!
ゲストにかける費用はそのままに、できるだけ自己負担額を下げるためのポイントをご紹介します!
お色直しを無しにする
ウエディングドレスにかかる費用は平均26.6万円、カラードレスは24.4万円とされています。総額で50万円前後かかってしまうことになりますが、お色直しを無しにすることで半分の金額におさめることができますよ。
どうしても雰囲気を変えたいという場合には、ヘアスタイルや小物などで変化をつけるといいかもしれませんね。
ペーパーアイテムを自作する
招待状や席札などのアイテムを手作りすることで、費用を削減することができます。ですが、ペーパーアイテムすべてを手作りにしてしまうと、新郎新婦への負担がかなり大きくなってしまうため、クオリティにも影響が出てしまいます。ほどほどにしておくのがいいでしょう。
司会をプロに頼まない
ゲストが30人なら、カッチリとした進行役がいなくても、比較的スムーズに進めることができます。アットホームでゆったりとした雰囲気の式にする予定ならなおさらです。
もちろん、司会を依頼した相手にお礼はしなければなりませんが、プロへの依頼料よりは低い金額になるでしょう。
持ち込み料のかからない会場を選んで、自分で衣装を手配する
リーズナブルで高品質なドレスが手に入る時代ですので、場合によってはレンタルよりも買った方が安いということも。
そんな時は、持ち込み料金がかからない式場を選び、衣装を自分で手配した方が費用をおさえることができます。
ゲスト30人で費用を抑えたいなら1.5次会
披露宴と二次会の中間的なパーティースタイルである「1.5次会」。アットホームな雰囲気をご希望のカップルにおすすめで、30人などの少人数結婚式にもぴったりです。
1.5次会は会費制とご祝儀制が選べて、予算と希望に合わせてゲストを最大限におもてなしすることができます。披露宴よりは大分費用も抑えられるので、ゲストの負担と自己負担を抑えたい方におすすめです。
披露宴?お食事会?ゲスト30人の結婚式におすすめのスタイル
ゲスト30人の結婚式は、挙式のみ、挙式+お食事会、挙式+披露宴の3スタイルが主流です。
小さい頃から見守ってくれて、これからの夫婦の人生にも大きく関わってくれる親族に、最高のおもてなしをするためにピッタリなスタイルを見つけてくださいね。
挙式のみスタイル
パーティなし、挙式のみで行うスタイルで、「結婚式はしたくないけど、写真は残したい」という方におすすめです。親族だけで挙式を行い、終わったらパーティをせず、着替えて近くのレストランでお食事をしたりします。
費用は10万円以内で行うこともできますが、神前式などの場合は衣装代が高くなるので、挙式だけでも50万円以上となる場合もあります。
挙式+お食事会(会食)スタイル
披露宴のようにかしこまるのは避けたいけど、挙式後にドレスを着たままゲストとお食事がしたいと考えている方に人気のスタイルです。
挙式会場に併設されたパーティ場でそのまま行える場合が多く、アットホーム感とパーティ感を求める方におすすめですよ。
挙式+披露宴スタイル
一般的な結婚式と同様の流れで挙げます。披露宴も行いますので、豪華さはしっかりとありますよ。費用は高くなりますが、本格的な結婚式にこだわりを持つ方におすすめです。
結婚式のゲストが30人の場合の席次レイアウト
親族のみの結婚式の場合は、叔父叔母やいとこなどが新郎新婦の近くに座り、両親と祖父母を離れた席にする場合もあります。
ただし、親族のみの式ですので、一般的な席次を採用するよりご両親の意見なども含めて決めるのが良いでしょう。中々会えない遠方のご親戚や、久しぶりに会うご親戚なども考慮した席次にすることをおすすめします。
テーブル数
ゲストが30人の場合は、円卓6人×5テーブルでもよいですし、全員で長テーブル1つに座るスタイルも選べます。プランナーさんと話し合って決めましょう。
席次レイアウト
あくまで一例ですが、このような席次にしてみるのもアリですよ♪
ゲスト30人の結婚式にピッタリな演出はこれ!
少人数の結婚式では、ゲスト全員を巻き込んだ演出が人気です。そのうちの一部をご紹介していきますので、ご参考にしてくださいね。
フォトラウンド2回(お色直し前後)
ゲスト一人一人とお写真が撮れるのが少人数結婚式の嬉しいポイント。せっかくならウエディングドレスとカラードレスで、ゲストと思い出を残すのも素敵です。
席札メッセージ
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ゲスト一人一人に宛てたメッセージ付き席札で、感謝を伝えるのもいいですね。ゲストが30人なので、新郎新婦にとってもそこまで大きな負担にはならないでしょう。
ケーキサーブ
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新郎新婦がゲストにウエディングケーキを振る舞う演出です。30人程度なら時間に余裕をもって行えますし、ゲストとのコミュニケーションを図ることもできます。
30人規模の結婚式を成功させるためには
ゲストが30人の結婚式ということで、通常の式とは少し勝手が異なります。少人数ならではのポイントをしっかり押さえ、結婚式を成功に導きましょう!
結婚式会場選びはココに注意!
式場によっては、少人数での結婚式に対応していない場合もあるので注意が必要です。また、少人数だとお得なプランがなかったりすることも。さまざまな情報を比較検討し、自分たちにマッチした会場を探しましょう。
司会や受付の依頼相手は?
歓談がメインの場合、司会はいなくても大丈夫ですが、演出を行う場合やパーティにメリハリを求める場合はプロに司会の依頼をする方が安心できるでしょう。
受付も、事前にゲストからご祝儀をいただいている場合は不要です。ただし、受付が必要な場合はご兄弟や親しい親族1~2人にお願いをするのが良いですね。
祝辞や余興をなくすという手も
少人数の場合は祝辞や余興なしを選ばれるカップルも多いです。なくすことで、よりゲストと過ごせる時間を長くできます。
ゲストの服装について
親族だけの結婚式なら、ゲストの服装はセミフォーマル程度でも問題ありません。一般的な結婚式の場合、ご両親は正礼装でお出迎えしますが、親族以外のゲストがいなければ、そこまでかしこまる必要はありません。
引出物はどうする?
親や兄弟には引出物を渡さないのが基本です。その他のゲストへの引出物はご、両親と相談をして決めることをおすすめします。
小規模での結婚式ですので、全員同じ品にするのではなく、個々人に合わせた引き出物を用意してみるのもいいかもしれませんね。
ゲスト30人でアットホームな結婚式に
30人規模の結婚式は大切な人のみを招待して行う少人数の結婚式ですので、型にはまらない自分たちらしいパーティを行えます。
「披露宴のようにしっかりやりたい」「みんなでゆっくり話せる時間にしたい」など、夫婦でしっかり話し合ってパーティスタイルを決められるといいですね。
親族メインのことが多いので、ご両親と相談のもとで決めることも忘れずに、準備を進めて行きましょう♪
本記事の数値データはすべて「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」を参照