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「アメリカンフラワー」をご存じですか?ワイヤーと合成樹脂で作る造花で、ガラス細工にも見えるほどに透き通った美しさがあります。このアメリカンフラワー、結婚式会場の装飾や花嫁のアクセサリーとして、今とても高い人気があるんですよ。
ここでは、アメリカンフラワーの作り方や活用法をご紹介していきます!
目次
アメリカンフラワーって?
アメリカンフラワーとは、ワイヤーと合成樹脂を使って作る造花で、ディップフラワーと呼ばれることもあります。「アメリカン」というだけあって生まれはアメリカですが、樹皮を半透明に美しく固める技術は日本特有のもので、40年の歳月をかけて独自の発展を遂げたようです。
その繊細な姿は多くの人々の心をつかみ、結婚式の装飾品としても高い人気を誇っています。
アメリカンフラワーの作り方
手の込んだ造りに見えるアメリカンフラワー、実は手作りすることができるんです!ここでは、一番基本的なアメリカンフラワーの作り方をご紹介します。慣れてくれば、アジサイや椿の花なども作れちゃいますよ♪
材料は以下の5点です。
- ディップ液
- ワイヤー
- ワイヤー成形用のパイプ(ボールペンでも可)
- ペンチ
- 発泡スチロール(スポンジでも可)
1 ワイヤーを20cm程度の長さに切ります。
2 花びらを作っていきます。ワイヤーの片側を5cmぐらい残してパイプに1回巻きつけ、根元を2~3回ねじります。3mm程下の位置にも同じような手順で輪を作りますが、この時にねじる位置が縦に揃うよう気をつけてください。その後、もう3つ輪を作り、5cm残した片側を使い切ります。
3 ワイヤーをパイプから外し、2で作った輪を花びらの形になるように成形します。輪にならず余っているワイヤーを使ってそれぞれの輪の根元を固定し、最後に茎のようにまっすぐ下に向けます。
4 ディップ液に浸してすぐ持ち上げ、膜が張っていたら成功です。そのまま発泡スチロールに刺し、乾いたら完成です。
複数の色を使ったり、ラメを散らしても可愛いですよ。慣れてきたらどんどんアレンジを加えて、お好みの花を作ってみましょう!
自由自在!こんな使い方も
華奢なビジュアルのアメリカンフラワーは結婚式にぴったりとご紹介してきましたが、具体的にはどのような使われ方をされているのでしょうか。ここでは、その一部をご紹介していきます。
花嫁のアクセサリー
白い花+葉のヘアアクセ
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シンプルなデザインで、どんなドレスにもよく合います。髪型を邪魔しすぎず、上手に引き立てていますね。
大きめの細工で華やかに
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大きな花びらとがくまで作りこまれた繊細な細工に、長めに残したワイヤーの組み合わせがいいアクセントになったヘアアクセです。
クリスタルな椿のかんざし
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実は和装にも向いているアメリカンフラワー。透けた感じがとても色っぽいです。
細かい装飾が可憐なピアス
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最近人気の出てきた小枝のピアス。小さな実と葉っぱとの組み合わせが可愛らしいですね。
フリージアモチーフのピアス
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細かく重なった花びらが繊細で、白と緑のコントラストが鮮やかです。
挙式会場の装飾
小瓶に活けられたカラフルな花々
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瓶によってあしらわれている花が異なり、愛らしさに加えて目にも楽しいです。
大胆に咲き誇る白バラ
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細かい部分まで見事に表現された純白のバラです。式場の入口に飾ったら一気に雰囲気が出そうですね。
森がモチーフのアメリカンフラワー
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ランプや切り株などの小物使いが、花の雰囲気とマッチしています。コンセプト色の強い結婚式によく似合いそう。
豪奢な純白のブーケ
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メインの花だけでなく、細かい花や葉に至るまでアメリカンフラワーでできています。結婚式が終わってもずっと飾りたいようなクオリティですね。
ブーケのヒントはこちらからもどうぞ!
アメリカンフラワーで素敵なウエディングを!
ご紹介してきたように、アメリカンフラワーは結婚式ととても相性がいい装飾です。なにか一つでも自分の手で作ってみたい!という方にもぴったりですよ。
結婚式を美しく可憐に彩るアメリカンフラワー、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。