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結婚式の受付を頼まれたら、まず気になるのが当日の服装マナーです。「マナー違反の服を着てしまって、常識外れだと思われたらどうしよう……」とお悩みの方もいるのでは?
ですが、基本さえ覚えてしまえば服装選びは難しくありません。結婚式受付の服装マナーをきちんと知り、万全の状態で当日を迎えましょう!
目次
結婚式の服装で絶対に守るべきマナーは?
結婚式の服装で絶対に守るべきマナーは、
- 全身白のドレスを着てはいけない
- 露出過多の服はNG
- 素足や黒ストッキングはダメ
という3点でしょう。他にも細かいマナーはたくさんありますが、最低限これだけは避けなければいけません。
また、マナーを守る事は大前提として、結婚式の受付の服装はもうワンランク上の工夫が必要になります。男女別に詳しくご解説をしていきましょう!
結婚式受付の服装マナー:女性編
まずは女性の服装マナーからご説明します。受付は他のゲストよりもよく動きますので、それを考慮した服装を選びましょう。
ドレス
白や原色、柄ものではない生地で、華やかな色のドレスを選びましょう。結婚式のお祝いムードを盛り上げる雰囲気の色味にするのがポイントです。パステルカラーなどが選びやすいかもしれませんね。
受付では頻繁にお辞儀をしますので、胸元の開いたドレスはNG。また、ミニスカートも結婚式にはふさわしくないので避けます。
ショール・ボレロ
ショールは動いているうちにずり落ちてしまうことがありますので、事前に留めておくことが大切ですよ。
その手間を考えると、受付にはボレロの方が向いているでしょう。ただしファーなどの素材は、動物の殺生を連想させるという理由でマナー違反にあたりますので、注意が必要ですよ。
靴
パンプスを選ぶのがマナーですが、オープントゥはNGです。出来るだけ足が痛くならないよう、ヒールが低めのものにすると安心ですね。
また、サンダルやブーツもマナー違反なので気をつけましょう。
アクセサリー
派手なものでなければ、大きな制約はありません。ただし、長すぎるネックレスは引っ掛かる可能性があるので避けましょう。
パール系のネックレスやピアス・イヤリングで上品にまとめましょう。
結婚式受付の服装マナー:男性編
続いて男性の服装マナーです。派手過ぎず、しかし暗すぎずを意識した服装にしましょう。
スーツ
黒やダークグレー、ネイビーなどの暗い色合いのスーツを選びましょう。生地が柄ものではない、フォーマルなタイプのスーツにするのがポイントですよ。
シャツ
淡い色合いなら許容範囲ですが、白いシャツにしておいた方が無難です。こちららも無地のものを選びましょう。
ネクタイ
白かシルバーのネクタイが鉄則です。黒は弔事の際に選ぶ色なのでNG。シンプルで目立たない柄なら大丈夫ですが、可能な限り無地を選ぶのがいいでしょう。
靴
綺麗に磨いた革靴をチョイスします。色は黒で、紐がついているものにしましょう。なお、靴下はくるぶしをしっかりと覆うくらいの丈で、黒いものを選んでくださいね。
小物
カフスボタンやチーフで、華やかさを演出することができます。ネクタイの色と合わせるのも素敵ですね。
どちらも白やシルバーを基調とした、明るい色合いのアイテムを選びましょう。
結婚式の受付は服装以外の身なりも意識!
結婚式の受付が気をつけるのは、服装だけではありません。
例えばヘアスタイル。女性はアップかハーフアップでまとめ、お辞儀をしたときに髪が頬にかからないようにしましょう。ヘアアクセは花嫁より目立たない、シンプルなものにしてくださいね。
男性の場合はワックスでまとめます。仮に短髪だったとしても、セットするのとしないのとでは印象が大違いですよ。
なお、受付がよく見られるポイントとして、「手」が挙げられます。爪を短く整え、清潔感のある指先にしましょう。
結婚式の受付にふさわしい服装を選ぶポイント
「そうは言っても、具体的にどんな服装をすればいいのか分からない……」という方は、
- 明るい
- 華やか
- さわやか
- 好印象
- 清潔感がある
という要素に当てはまる服装を選ぶのがポイントです。
個性的過ぎたり、ルーズな印象を与えるような服装ではなく、シンプルにまとまった綺麗めのドレスやスーツを選べばまず間違いはありません。
新郎新婦よりも目立たず、それでいてお祝いの気持ちが伝わるような服装にしましょう!
結婚式の受付は正しい服装マナーでこなそう!
心のあり方は服装から。正しいマナーの服装をすることで、変に委縮することなく結婚式の受付をこなすことができるかもしれません。
ですが、いくら受付を任されたとはいえ、あなたがゲストの一員であることには変わりありません。
マナーを意識することは当然ですが、あまりにも本来のセンスとは異なる服装では、お祝い気分も少し落ち込んでしまうことでしょう。
程よくマナーを守りつつ、自分らしいファッションでいられることが、一番理想的ですよね。
基本さえ押さえれば特に難しいことではありませんので、結婚式受付の服装は自信を持てる装いで挑んでくださいね!