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結婚式はお二人にとって思い出深い大切な一日。その日のために、数か月かけて準備をし、ゲストをおもてなしする日でもありますよね。
「最高の1日にしたい」と思うからこそ、避けたいトラブル。そこで、結婚式に招待した子供のトラブルをご紹介いたします。招待する際の注意点などと併せて、ぜひ、参考にしてくださいね。
目次
結婚式に子供を参列させる?
結婚式のゲスト選びは、結婚式準備の中でも重要なため迷ってしまうものです。大切な友人やお世話になった人など、参列をお願いしたいゲストは挙げればキリがなくなりますよね。
そのような中、参列をお願いしたゲストから子供を連れての出席をお願いされる場合があります。ゲストの構成を考える際、子供の参列をOKにするかどうかはお二人の考え方次第となります。
子供が参加することで起こり得る、結婚式の子供トラブルをいくつかご紹介いたします。
結婚式で起きた子供トラブル:会場内の装飾の破損
招待していた友人に3歳未満の小さなお子さんがいる場合、子供も結婚式に参加する可能性は高まります。参加した子供たちは、式に興味があるわけでもないので会場内を探検状態になってしまうかもしれません。
披露宴中は、新郎新婦も参列したママたちも慌ただしく、目が届かないことがほとんでしょう。いつのまにか会場内の装飾が破損していたといったことがあるようです。
結婚式で起きた子供トラブル:大切なシーンで泣き声
結婚式の思い出を残すウエディングムービーをご用意されている新郎新婦は多いかと思います。
子供にとっては長い拘束時間である披露宴ですから、子供のぐずりは意図せず起こるものです。
思い出深く振り返ろうと再生したら、肝心なシーンで「えーん」の泣き声などが入っていたり、音を立てたりや大声を出して、雰囲気を壊してしまうこともあります。
結婚式で起きた子供トラブル:離席が増え演出に影響
同伴した子供が乳幼児の場合は特に、おむつや授乳などでママの離席が増えます。
ライトダウンした披露宴会場、これから新郎新婦が入場します!といった演出の最中に、扉が開いて光が差し込んでしまったりと演出に影響を与えてしまうかもしれません。
お子さんのぐずりや行動は制限が難しいため、演出や式への参加にも影響が考えられるでしょう。
結婚式で起きた子供トラブル:会場が運動会状態に
ある程度じっと座っていられる年齢であっても、数時間動かずにいることはなかなか厳しいものです。
数人のお子様ゲストがいる場合など、いつの間にか意気投合し会場中を追いかけっこ、運動会状態になるケースも考えられます。
結婚式に限らず、子供が遊びまわると事故やケガ、周りに迷惑をかけてしまう可能性がありますのでトラブルの原因に繋がりやすくなります。
結婚式に子供ゲストを招待する場合のポイント
結婚式の子供のトラブル例を挙げてきました。ですが、どうしても参列してほしいゲストに、まだ小さなお子さんがいる場合もありますよね。
では、一体どのような配慮をすればお子さん連れのゲストを、心配なく結婚式に招待できるのでしょうか。
但し、いずれも式場によっては対応していないこともあるので、事前の確認は必須ですよ。
ベビーシッターやイベントシッターを手配する
結婚式場にベビーシッターを手配する方法もあります。保護者も安心して式に参列でき、他のゲストへの配慮にも繋がりますよね。厳かな雰囲気で進めるシーンでは、シッターさんが別室でお世話してくれたりと安心です。
キッズスペースを設ける
披露宴の間中、じっと席に座っていることが難しい子供たち。リラックスできる空間を作ることで、子供たちも飽きずに過ごすことができます。会場のテーマに沿った可愛らしいキッズスペース作りをしたり、フォトブースのような作りにして会場に馴染ませたりなど、統一感を出せば、イメージした雰囲気も保てますね。
子供が参加できる演出を取り入れる
子供にとっては、長い長い披露宴の時間。新婦のベールを持つ「ベールボーイ」や、結婚指輪を運ぶ「リングボーイ」など式の演出のお手伝いをお願いしましょう。子供の参加を促す演出を取り入れれば、他のゲストも温かく見守ってくれることと思います。
席次を工夫する
乳幼児であればおむつの交換やミルクを作ったりと、何かとママの離席が増えます。小さなお子さんはトレイに行く回数も多く、突然泣いたりすることも。披露宴の妨げにならないようにと配慮しているママたちのためにも、すぐに会場の外へ出れる席の配置をしておくといいでしょう。
注意点:子供がいる場合、急な欠席もあり得る
小さな子供を連れたゲストへ結婚式の参列をお願いする場合、子供の体調不良で急な欠席もあり得ることを想定しておきましょう。急な欠席は悩ましいものですが、前もって会場やプランナーにその際の対応を確認しておくことをおすすめします。
結婚式に子供の出席をお断りする際のポイント
結婚式に仲のいい友人を招待したいけれど、子育て中の方もいらっしゃいますよね。ですが、子供の参列によって「披露宴の雰囲気が崩れてしまうのでは……?」といった不安から、子供の出席をお断りしたい場合もあるでしょう。
断られたと感じない配慮が必要となりますが、上手にお断りするポイントをご紹介いたします。
会場側の託児などの手配が難しかった
子供を連れての参列は、少なからずママやパパ一人での参列よりは負担が増えます。会場側へ手配をお願いしたが、安心して参列してもらう設備が整っていない旨を伝えましょう。
ですが、「大丈夫!手間はかからないから」と言われる可能性もありますので、お相手を見てお断りの方法を考えましょうね。
厳かな雰囲気の式であることを伝える
上述した方法よりこちらは、式の雰囲気や披露宴の演出のため「子供の参列は控えてほしい」とはっきり伝えられる方法といえます。
両家とも子供の参列はお断りしている
親族間で決めたことであれば、お相手も断られたと感じずにすむでしょう。いずれも、参列をお願いするゲストへの配慮を欠かさず、できれば招待状を送る前に一報を入れておくことをおすすめします。
結婚式で起こる子供トラブルは事前に回避できる
ゲストの構成を考える際、子供の参列をOKにするかどうかはお二人の考え方次第となります。また、他のゲストに迷惑がかかる可能性などもあるので、様々な観点から子供の結婚式の参加は考える点がありますよね。
結婚式に子供が参加する場合はトラブルについて想定しておく必要はありますし、子供が参加しているということを考えたうえで式の準備や本番を考える必要があるでしょう。
大切な結婚式の日ですからトラブルのない1日を迎えるためにも、どうするかを事前にしっかり考えたうえで準備を進めていきましょう。