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結婚式の準備に、式場見学は欠かせません。現地に足を運び、自らの目で確認することで、初めて見えてくるものもあるからです。
式場の雰囲気や料理の味、結婚式の大まかな費用など、チェックすべきことはたくさんあります。
当日、満足のいく見学をするために、事前の準備を万端にしてから臨みましょう!
目次
式場見学では何ができるの?
結婚式場の見学では、主に以下の内容を体験することができます。
- 結婚式全般に関する相談
- 会場コーディネート見学
- 試食
- 試着
- 模擬挙式・披露宴
- 引出物展示
式場によって多少のバラつきはありますが、基本的にこれらが見学内容に含まれると考えていいでしょう。
見学を充実させるのも、逆にあまり有意義ではないものにしてしまうのも自分次第。事前にチェックポイントを確認しておくことで、より意味のある式場見学にすることができますよ。
まずは見学で注目すべき点についてご紹介していきます!
結婚式場の見学ではココをチェック!
どこをチェックすべきかを知っておけば、より効率良く式場見学をすることができます。ポイントは、
- 料理の質
- 立地
- 雰囲気や設備の充実度
- 日取り
- スタッフの印象
の5点です。
- 自分たちの希望を叶えられるか
- ゲストにとって満足度の高い結婚式を実現することができるか
という点が肝になりますよ。
また、結婚式に対するお二人の理想をすり合わせておくことも大切です。
意見が合わないままで式場見学をして、結果すべてが水の泡……となってはもったいないので、話し合いを疎かにしないようにしましょう。
ただ漠然と足を運ぶのではなく、それぞれの項目について見学前に大まかな理想を描いておきましょう。
式場見学でできること:結婚式全般に関する相談
希望している演出が実現できる設備が整っているか、費用はだいたいどれくらいになるのか、予約の空きがある日取りはいつか等、結婚式について気になる点について相談することができます。
「せっかく見学したのに得られる情報が少なかった」となってしまうのはもったいないので、ここでは遠慮をせず、聞きたいことはすべて聞くぐらいの意気込みで臨んでください。
式場見学でできること:会場コーディネート見学
実際の結婚式のように装飾した会場を見学することができます。
ここで好みドンピシャの空間に出会えれば御の字ですよね。また、コンセプトや他にはどのようなアレンジができるのかなどを聞いてみるのもいいかもしれません。
式場見学でできること:試食
式場によってはフルコースを無料で試食できることも!
料理はゲストの満足度に深く関わるポイントでもあるので、なあなあにしては後で痛い目を見てしまうことも。
ゲストに対するおもてなしの心を示すためにも、より力を入れてチェックするようにしましょう。
式場見学でできること:試着
ウエディングドレスや白無垢など、本番さながらの衣装を試着することができます。
あくまで見学なので着られるドレスの数が限られていることも多いですが、実際に袖を通してみることで、結婚式への実感がより増すのではないでしょうか。
式場見学でできること:模擬挙式・披露宴
挙式や披露宴を疑似的に体験することで、当日のイメージを掴むことができます。
また、客席側からゲスト目線で模擬挙式・披露宴を体験することもできるので、席次や装花のレイアウトを考える際の役にも立ちますよ。
結婚式にあまり参加したことがないという方にとっては、特に参考になる体験です。
式場見学でできること:引出物展示
引き出物を個人で手配することを考えているカップルもいらっしゃるかもしれませんが、そうでなければ式場を通じてお願いすることになりますよね。
あらかじめどんな引出物を発注できるかを知っておけば、後々の見立ても楽になります。現物を手に取ってみるのも楽しいですよね。
少しの工夫でより充実した式場見学に!
事前にチェックポイントを確認しておくのに加え、少しの工夫をすることで、より充実した式場見学にすることができます。
理想の式場に出会うためにも、努力は惜しまないことが大事ですよ!
1、各チェックポイントの評価をメモしておこう
頭で記憶するだけでなく、紙に記録することで、より確かな情報を残しておくことができます。式場を数件見学する予定ならなおさら、明確な記述が頼りになることでしょう。
各チェックポイントについて点数をつけたり、〇×評価をしておくと、比較検討する際にも大いに役立ちますよ。
2、見積もりを出す時は内容を盛りだくさんにした方がいい
「初回見積もりと実際に掛かった費用に大きな開きがあり、予想以上の出費になってしまった!」といった話しを耳にしたことはありませんか?
恐らく、初回の見積もりには基本的なプランしか含まれておらず、準備を進める内にやりたいことが増えていった結果、実費との差額が高くなってしまったことが原因でしょう。
こうした事態を避けるためにも、初回見積もりを出してもらう際には、やりたいことをすべて詰め込むぐらいの気持ちでいた方が後悔に繋がりにくいです。
見積もりはあくまで目安でしかないので、例えば「料理を最高ランクにしていたが、1つグレードを落とすことにした」という調整もできますよ。
なので、初回見積もりは思い切って内容を盛りだくさんにしておいた方が、後に心労がかさむことも少なくなるのでおすすめです。
3、本命の式場は最後に回る
あらゆる情報を集め、最終的に本命の式場を訪れるという順番にしておくと、比較検討の集大成を最有力候補にぶつけることができます。
ここで「やっぱり大本命が一番!」と思うか、「良いと思ってたけどちょっと霞むかも……」となるかで、どの式場にすべきかの最終決断が下しやすくなります。
必ずしもこの順番が正しいという訳ではありませんが、おすすめの方法であることは確かだと言えますよ。
結婚式場を見学する際の注意点
チェックポイントだけでなく、見学そのものについて注意すべき点もありますので、ご紹介していきましょう。
事前予約をしてからの方が安心
予約の必要が無い場合もありますが、春や秋など結婚式の人気シーズンでは特に、当日参加ができないことがあります。
「せっかく式場まで行ったのに見学ができなかった……」という悲しい事態を防ぐためにも、事前予約をしてから見学に移るのがおすすめです。
服装はラフ過ぎず堅苦しすぎず!
ちょっと近所に買い物へ、という恰好は論外ですが、これから式典に参加します!という服装も、それはそれで場違いです。
上品さを意識した普段着、ぐらいの温度感の恰好をしておけば、まず間違いはありません。
浮いた服装をしてしまうと、そればかりに気を取られて見学どころではなくなってしまうので気をつけましょう。
長時間歩いても疲れないような靴を履く
会場にもよりますが、式場見学は3~4時間掛かることも珍しくはありません。
中には短時間で終わる場合もありますが、念のため長時間立ったり歩いたりしても疲れにくい靴を履いて行けば、見学だけに集中することができますよ。
「荒らし」と思われないために
「荒らし」とは、実際に結婚式を挙げる気は無く、無料の試食会や試着目当で見学する人のことを指します。
特別なことをする必要はありませんが、あまりに非協力的な態度を取ったり、結婚式に対する具体的なイメージが何一つ無いという状態だと、式場スタッフに警戒されてしまいかねません。
誠実な気持ちで参加すればまず勘違いされることはありませんが、無駄なトラブルを回避するためにも、頭の片隅に荒らしの存在をとどめておきましょう。
見学のタイミングは状況に合わせて
基本的にはどのタイミングで式場見学に行っても問題はありませんが、あまりにも早い段階だと予約が取れない場合があります。
結婚式の準備は全国平均で9.5ヵ月掛かるため、目安としては結婚式を挙げる前一年前後ぐらいが最も適切だと言えるでしょう。
式場に足を運べなくても「オンライン見学会」という方法がある
昨今の新型コロナウイルスの影響で、式場に足を運ぶのを不安に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方にオススメなのが、「オンライン見学会」です。試食や試着はさすがに難しいですが、会場の様子を覗いてみたり、プランナーの方にお話を伺うこともできますよ。
すべての式場が対応しているとは限りませんので、まずはサイトから確認してみましょう。
式場見学で理想の結婚式を作り上げよう!
思い描いた結婚式を実現させるためにも、式場見学はかなり有意義だと言えます。
多少の折り合いをつけることはほぼ必須ですが、その中で最大限自分たちが叶えたい式を実現するためにも、式場見学に力を入れることには大きな価値がありますよ。
お二人の頑張りが実を結ぶことで、理想的な結婚式を作り上げることができます。念入りな式場の見学こそが、素敵な結婚式への一本道になりますよ!