花嫁こだわりのパンプスが知りたい!選び方とおすすめデザイン

ブライダルシューズとは©Liliya Fadeeva – shutterstock.com

花嫁の運命の一足「花嫁パンプス」は白だけでなく、今選び方がとても自由。花嫁のこだわりを足元で追求できるため、ドレス以上に思い入れがある人が少なくありません。憧れのハイブランドやカスタムも可能なプチプラシューズ、エレガントなハイヒールからキュートなフラットシューズまで、花嫁の靴をまとめました。

花嫁の靴「ブライダルシューズ」の手配方法は?

花嫁たちはどんな方法でブライダルシューズを選んでいるのでしょうか。

ドレスと一緒にレンタル

ウエディングドレスを借りたショップで合わせて一緒にレンタルする、という方法が最も多く、ドレスに合う靴がそろえてあることや、試着の際に裾の長さとバランスを合わせて選べるというメリットがあります。ショップによって靴が有料・無料のケースがあります。

靴だけレンタル

ドレスショップに気に入った靴がなかったり、その時だけしか履かないので思い切ったデザインを選びたいという理由で、靴だけ別でレンタルする花嫁もいます。

ショップ・通販・オーダーで購入する

レンタルショップで気に入った靴がなかった、どうしてもこだわりがあったという理由で購入に踏み切る人が多いです。選び方もこれを機に憧れハイブランドシューズの購入に踏み切るケースや、足にぴったり合うオーダーシューズなど、花嫁のブライダルシューズに対しての思いがあふれています。

おさがり

幸せになった身近な人のものを身に着ける「サムシングフォー」の考え方で、母や祖母か履いたブライダルシューズを受け継いで使う花嫁も。

SNSやフリマアプリでお譲り

足元は基本的にはドレスに隠れて見えないため、卒花が使用した後にSNSやフリマアプリを通じて「お譲り」に出すことが多いです。本番・お色直しでの利用以外に、屋外でのロケーション撮影用で汚れてもいいものを…という理由で探している人も多いそう。また幸せになった花嫁のおさがりを使うことで縁起が良いという考え方があります。

ブライダルシューズの選び方

ブライダルシューズの選び方©ver0nicka – shutterstock.com

何を重視するかでブライダルシューズの選び方は変わってきます。主に重視するのは、次の4つの選び方です。

ドレスの丈の長さと身長

衣装をレンタルする人が多いため、ドレスの裾は簡単なお直ししかできないことが多く、靴の高さでドレスの裾丈と合わせます。靴をし履いて歩いた時にドレスの前丈が裾すれすれになるよう調節することが多いです。

歩きやすさ

テーブルラウンドや歓談中心のパーティなどで花嫁が積極的に動き回るイベントが増えており、歩きやすさや靴擦れで足が痛くならない靴選びは重要なポイントです。デザイン重視で選ぶなら、靴擦れ防止アイテムで事前の対策をとりましょう。

新郎との身長差

新郎新婦が並んだ時にバランスよく見える身長差は10cmほどと言われており、その高さを踏まえヒールの高さを選びます。

ドレスとのコーディネート

結婚式でのフォト撮影はますます重視傾向で、花嫁は前撮り・当日撮影でさまざまなポーズを取るため、靴がばっちり見えるケースが多くなってきました。そのため、ドレスとのコーデやテイストを合わせたブライダルシューズ選びはますます重視されている傾向で、購入に踏み切る花嫁が多くなっているようです。

ブライダルシューズのパンプスおすすめデザイン

ブライダルシューズでは、つま先とかかとが隠れた「パンプス」が一般的なデザインです。花嫁に選ばれる代表的な形やフォルムをまとめました。

つま先の形

ポインテッドトゥ

ポインテッドとは、「とがった」という意味でつま先が細くとがった靴のことを言います。ハイヒールパンプスに多く見られるデザインです。足の甲がスッと長く優美な印象になり、パーティのような華やかなシーンにはぴったりのパンプスの代表的な形の1つです。

ラウンドトゥ

つま先が丸みを帯びているデザインで、柔らかく可愛らしい印象を与えます。ローヒールやフラットシューズ、プラットフォームなどのデザインに多く使われます。

オープントゥ

本来は隠れてているパンプスのつま先のみオープンにしたデザインです。通気性がよく春・夏のイメージですが、ペディキュアを見せられるセクシーさが人気で、現在では通年通して選ばれています。ただし、チャペルやチャーチなどのキリスト教式を行いたい場合はマナーとしてはNGです。

ヒールの高さ

ハイヒール

ヒールの高さが7cm以上のものをハイヒールと言います。一般的な高さは7~12cmのものが多いのですが、中には15cmもある個性派も。7cmは足がきれいに見える一般的なハイヒール、10cmは都会的で洗練されて見える高さの目安です。

ローヒール

ヒールの高さが5cm未満のものをローヒールといいます。3~5cmの高さは安定感抜群で、ぺたんこよりも足が疲れないと言われており、通勤通学で選ばれる最もポピュラーな高さです。

フラット

厳密にはヒールなしのぺたんこな靴のことを言い、フラットシューズとパンプスとは違いますが、現在ではほんの少しだけ(1~2cm程度)のヒールがついているフラット感のあるパンプスが、フラットシューズより女性らしさや甘さが出るということで人気です。

ヒールの種類

ピンヒール

ピンとは「指す」の意味で、針のようにとがった細さのあるヒールのことを言います。ヒールが細く地面に着く部分の面積が小さいため不安定で、履きこなすには慣れが大切ですが、女性の足を最もクールに見せてくれると言われています。

フレンチヒール

ピンヒールと似ていますが、付け根が太めでヒールの先に向かってカーブを描くようにくびれたデザインになっています。付け根が太い分ピンヒールより安定感があり優雅さがあるため、パーティシューズなどに取り入れられます。

チャンキーヒール

チャンキーとは「ずんぐりした」という意味で、2~3㎝の幅のある太めのヒールのことです。ヒールに高さが出ても抜群の安定感があります。

プラットフォーム

靴底全体が厚底のものをプラットフォーム・または厚底ラバーソールとも呼びます。ブライダルシューズではヒールを残し前方のみ厚底になったものが多く、これもプラットフォームと呼びます。ソールにクッションが効いているので衝撃を吸収し疲れにくいのが特徴です。また、足の長さと身長がグッとあがるため、美脚かつスタイルアップの靴です。

ウェッジソール

プラットフォームと同じく厚底ですが、かかと部分が高くてつま先に向かって低くなり、靴底の土ふまず部分にくぼみがないソールが特徴的です。全体的にバランスをあげるプラットフォームと違ってインソールのため、ふくらはぎがスッとして見える特色があります。

ブライダルシューズのパンプス以外の靴

ブライダルシューズでパンプス以外の靴を選ぶ花嫁も多いのです。パーティのテーマやドレスの丈の長さに合わせ、ブライダルシューズをファッションとして楽しむ傾向が急増しています。最近の傾向ではテーブルラウンドや立食パーティで花嫁も動き回ることが多いため「歩きやすい」「疲れない」を重視する人も多いようです。

バレエシューズ

ミモレ丈やアンティークなドレスに合わせてもかわいいですね。

サンダル・ミュール

セクシーなサンダル、ミュールは大人花嫁に大人気です。

ブーツ

あえて辛口のブーツで合わせる、カジュアルウエディングにおすすめの一足です。

スニーカー

飾らないカジュアルな二人を表現するのにブライダルシューズをスニーカーにするアイデアも。

ブライダルシューズで人気の色とおすすめカラー

少し前までは「花嫁が履くブライダルシューズは白」という考え方が一般的でしたが、現在は海外のおしゃれな花嫁の影響や、結婚式の衣装に対するとらえ方がどんどん自由になりつつあります。ブライダルシューズのカラー選びはかなりカラフルな傾向です。白以外で人気のおすすめカラーをまとめました。

白×黒でスタイリッシュにまとめたり、お色直しでのカクテルドレスに合わせたりと実は大人気カラーの黒。結婚式1回だけでなく、新郎とお揃いでこれからもずっと履いていきたいという気持ちで黒を選んだという花嫁も。

サムシングブルーは、花嫁が結婚式のときに身につけると幸せになれるといわれる「サムシングフォー」の一つです。ヨーロッパで、新郎新婦の永遠の幸せを願ったという言い伝えでもあります。青は、誠実さを表す色といわれ、花嫁の純潔を象徴するとも言われており、ブライダルシューズで取り入れることは定番の人気カラーです。

赤・ピンク

女性のパーティシーンを華麗に彩る色で、白いドレスとの組み合わせはキュートでポップな華やかさがあります。赤い美しいハイヒールは、女性の憧れの色の1つでもあります。

ゴールド・シルバー

本来は見えない足元をラメやラインストーン・スワロフスキーなどでシャイニングに彩ることで、センスも輝きもワンランクアップします。セクシーなサンダルやオープントゥでのチョイスも人気です。

ブライダルシューズの価格帯

ハイブランド・10~20万円

花嫁が一度は憧れる映画・ドラマのワンシーンに登場したり、物語をモチーフにしたりと、話題性もファッション性も高いハイブランドのクリエイターデザインのブライダルシューズ。

ドメスティックブランド・10000円~50000円

国内だけでなく、インポートのライセンス商品などもこちらの手ごろな価格帯で手に入ります。日本人の感覚と足の形にしっかりとフィットしたものが多く、結婚式以外でも履きたいと考える人が多いようです。最近ではお隣韓国のドレッシーなデザインハイヒールなども花嫁の間で人気です。

ファストファッション・プチプラブランド・2000円~5000円

1回きりの結婚式だからこそ、プチプラ価格のシューズで自分らしいデザインを選びたい!という花嫁も多いよう。デザインをDIYでカスタムメイドしたり、メッセージを書き込むアイデアも。

レンタル・5000~10000円前後

一般的にブライダルシューズのレンタルの価格帯は5000円前後、または提携ショップでドレスと一緒に選べば無料ということが多いようです。

ブライダルシューズの色・形・値段・選び方のまとめ

花嫁が選ぶ運命の一足「花嫁パンプス」は、白が最適というイメージから、現在はさまざまな考え方、こだわりで自由に選ばれるようになっています。一番美しく一番幸せな日に、思い出に残るような素敵な靴を選んでくださいね。

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