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結婚式はしたいけど、私にも彼にもお金がない……。とお悩みの方はいらっしゃいませんか?でも諦めるのはまだ早いです!上手にやりくりをすれば、貯金がほとんどなくても結婚式を挙げることができちゃいますよ。
ここでは、お金がないカップルが結婚式を挙げる方法や、費用を抑えるコツをご紹介していきます♪
目次
お金がないと結婚式は挙げられない?
挙式と披露宴にかかる費用の総額は、全国平均で354.9円とされています。これは働く若い世代の年収に匹敵するような金額ですから、簡単に用意できる金額だとは言い難いでしょう。
ですが、お金がほとんどないカップルだからといって、必ずしも結婚式を挙げられないとは限りません。ポイントをおさえて賢く資金繰りをすれば、比較的安価に結婚式を挙げることができるのです。それでは、ご解説をしていきます。
データ参照:ゼクシィ結婚トレンド調査2019
結婚式にかかるお金は大きく二つに分けられる
結婚式の費用は大きく二つに分けらます。それが、「固定費」と「変動費」です。それぞれの内訳は下記の通りとなっています。
- 固定費……挙式費用、写真、衣装、ヘアメイク、ブーケなど
- 変動費……料理・飲み物、引き出物、ペーパーアイテムなど
固定費とは、ゲストの人数にかかわらずにかかる費用ですが、反対に変動費は、ゲストの人数によって大きく左右される費用です。実は、この二つの費用の関係が、低いコストで結婚式を挙げるための大きなカギとなるのです。
固定費と変動費の関係
なるべくコストを抑えたいから、招待客も控え目にしようとお考えではありませんか?ですが、招待客が少ないからといって、必ずしも費用をカットできるとは限らないんです!
次の計算式をご覧ください。
【190万円(総額)ー3万円(ご祝儀)×20人=130万円】
【360万円(総額)ー3万円(ご祝儀)×80人=120万円】
確かに、招待客が多い方が総額はかなり高くなります。ですが、以上のように総額から人数分のご祝儀分の額を引くと、結果的に多くのゲストを呼んだ方が自己負担額は低くなるという場合もあります。
この関係を覚えておき、最適な招待客数を決めることができれば、かなりのコストカットをすることができますよ。
費用を抑えるコツはこれ!
衣装
結婚式ではウエディングドレスを着ますが、お色直しの時にカラードレスへチェンジする方が大半を占めます。ですが、平均的にみてウエディングドレスは26.6万円、カラードレスは24.4万円かかるとされており、単純にこれらを合計すると51万円にも上ってしまいます。
ですが、衣装をウエディングドレスの1着にすれば、費用も半分に抑えられちゃいます。お色直しは、髪型や小物にアレンジを加えればグッと雰囲気を変えることもできますよ。これと同様に、新郎の衣装も1着にすれば、二人合わせて30~40万円の節約になります。
手作り
ペーパーアイテムやブーケなど、手作りできるものは自分たちで用意しましょう。特にブーケは平均で一つ4.7万円かかりますが、手作りすれば1万円代に抑えられることも!専用のキットなども販売されていますので、うまく活用して細かい部分の費用をカットしていきましょう。
前撮り
当日の写真撮影は、平均で21.6万円かかるとされています。ですが、結婚式は一生に一度きりですので、ここを削るのは難しいかもしれません。そこで注目するのが「前撮り」です。
ゆっくりと時間をかけて美しい姿を残したいと思われるかもしれませんが、前撮りの平均費用はスタジオ撮影で16.7万円、ロケーション撮影では17.6万円です。
当日も撮ってほしいけど、前撮りで違う衣装も着たい!と思われるかもしれませんが、そうすると写真だけで40万円前後の用費がかかってしまいます。そのため、写真に最も力を入れたい!という場合ではない方は、前撮りを控えておくのが吉です。
こだわるポイントを絞る
いくら費用を抑えたいからといって、あれもこれもとカットしすぎてしまうと、本人たちだけでなくゲストにとっても物足りない式になってしまいます。なので、こだわるべきポイントをあらかじめ絞っておくことが大切です。
「他はシンプルでも料理にだけはこだわりたい!」「会場の装飾には一番力を入れたい」など、重きを置くポイントはカップルによって違います。二人でしっかり話し合い、力の入れどころと費用の削りどころを見極めましょう。
データ参照:ゼクシィ結婚トレンド調査2019
お金がない人の結婚式は支払い方法に注目!
結婚式の費用は、会場によって支払方法が異なります。例えば、挙式の1カ月前に2割、3日前には残りの全額を支払うシステムだったり、後払いがOKだったり……。さまざまな方法がありますが、お金がないカップルには断然後払いをおすすめします。なぜなら、費用の一部をご祝儀でまかなうことができるからです。
前払いの場合、ご祝儀をいただくまでの短い期間とはいえ、大きな金額のお金がごっそりと手元から離れていってしまうため、精神的な負担が大きくなってしまいます。一方、後払いの場合にはその心配は大きく減りますし、仮にそれでも足りなくなってしまった場合には、「ブライダルローン」を組むことも視野に入れて、費用を工面することができます。
ただ、ブライダルローンにもいくつか審査基準がありますので、自分たちがその条件を満たしているか確認してから頼りにしましょう。
普段からの貯金も頑張ろう
お金の工面は、結婚式の費用を削り、ご祝儀を頼りにするだけではまかないきれない場合がほとんどです。そんな時は、普段の生活からコツコツと貯金を頑張りましょう。あらかじめ月の貯金額を決めておき、お給料をもらったその日に別の口座に移すなど、やり方はたくさんあります。
無駄遣いを減らすのはもちろんのこと、むやみに外食に出かけたり、何気なくコンビニに入ったりするのは極力控えるよう、意識しながら生活しましょう。
お金がなくても結婚式はできる!
もし今ほとんどお金がない状態でも、やり方次第で結婚式を挙げることは可能です。費用の削減と日々の貯金で、思い出に残る結婚式を作り上げましょう!