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1.5次会のスタイルは、今までの「挙式+披露宴」スタイルに比べ、自由でカジュアルな形式で行われることがとても多いです。そのため、新郎新婦とゲストの負担を減らして挙式しやすく参加しやすい、会費制を選択したカップルが約7割を占めます。そんな中、残り3割のカップルがご祝儀制を選択しているのですが、どのような状況でご祝儀制が選ばれるのでしょうか。ご祝儀制を選択したケースと、その時の注意点をまとめました。
目次
ご祝儀制の1.5次会について
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会費制にはないご祝儀制のメリット
ゲストと新郎新婦の負担をなるべく軽くするために選択する会費制とは違って、ご祝儀制には、格式とおもてなしを重視したパーティをイメージするカップルにメリットがあります。
1.5次会パーティの会費相場は10000~15000円。
ご祝儀制にすると相場は20000~30000円ですので、自己資金と併せて、余裕をもったおもてなしプランが考えられます。
ゲスト一人一人に、引き出物・引き菓子・席を用意して、きちんとフルコースの料理でおもてなしするスタイルは、会費制に多いカジュアルな立食ビュッフェが落ち着かないゲストにとって、非常に喜ばれるのです。
40代以上であれば、結婚式はフォーマルな場だと思っている人が、まだまだ多いのが現状です。
ご両親・ご親族・お世話になっている上司など、目上の方がゲストの場合、たとえ会費制にしても、会費+ご祝儀を持参するべきか、迷ってしまう方も多いでしょう。
招待したゲストの年齢・立場と構成をしっかり考えたうえで、新郎新婦がフォーマルなおもてなしを望むのであれば、1.5次会でもご祝儀制を選択するメリットは大きいです。
カジュアルではないフォーマル寄りの1.5次会とは
1.5次会の開催場所として、ホテルや式場・高級レストランや一軒家貸し切りなど、フォーマル感のある会場を選択しているケースはフォーマルよりの1.5次会となります。
「美味しいお料理とサービスを、披露宴ほど格式ばらず、ゲストにゆったりと味わってほしい」と、徹底的におもてなしに焦点を当て、こだわりの高級レストランなどで1.5次会を行うカップルが増えています。
海外挙式やリゾート婚のあとのお披露目や結婚報告パーティを、ご両親とご親族だけの少人数で食事会のみ行う場合も、格式高い会場を選ぶことが多いです。
年配の方が多いためにホテルや式場などフォーマル感が伝わりやすい場で、きちんと席を設ける必要があります。
1.5次会をご祝儀制で行う場合の具体的なケース
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カップル二人きり、またはごく少人数のお友達だけで海外挙式やリゾート婚を済ませた後、ご家族・ご親族・お友達をお招きして1.5次会で「お披露目パーティ」を行うケースが増えています。
そのため、挙式済みでも人前式をプログラムに組み込むケースも。
この場合はご親族の年配の方が出席され、パーティが両家親族初の顔合わせの場になることも多いため、フォーマルなパーティの雰囲気が求められます。
お世話になっている上司や恩師などをお招きする場合
今までお世話になった恩師・仕事の上司などをお招きする場合なら、やはり格式と着席を重視する1.5次会であるほうが望ましいでしょう。
お世話になっている方を、立食ビュッフェ形式でおもてなしするのは失礼にあたる…と判断するカップルが多いのでは。
万が一会費制にしても、この場合、ゲストが気を使って会費+ご祝儀を用意される方が多く見受けられます。
ゲストに余計な負担をかけてしまうことも。
お招きするゲストの立場を、十分に配慮する必要があります。
会場が高級レストランや一軒家貸し切りなどの場合
友人や家族だけの、格式ばらないアットホームな1.5次会にしたい。
でも自分の大切な人たちだからこそ、料理・おもてなし・会場の雰囲気に、とことんこだわっておもてなししたい…というこだわり派カップルが、ご祝儀制を選択するケースも。
会費制では、どうしても自己負担が大きくなり、おもてなしのグレードが落ちてしまうケースです。
この場合は、料理の質やおもてなしの度合いが、ゲストに伝わりやすい会場を選ぶことが大切です。
1.5次会をご祝儀制にする場合の注意点
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いただくご祝儀とおもてなしが釣り合うように
1.5 次会でご祝儀制・会費制のどちらにするかの分かれ道は、「フォーマル寄りか、カジュアル寄りか」 になります。
会費制の倍以上の金額をゲストに負担してもらう分、パーティのおもてなしに対するゲストの期待値も大きくなります。
ゲストの期待を裏切らないために、どこまでのレベルのおもてなしが必要なのかをきちんと考え準備する必要があります。
ゲストを困惑させないために
最近はカジュアルなレストランやカフェでも、満足度の高いサービスや着席フルコースを提供する、自由なスタイルの1.5次会が急増中です。
ただ、会場がカジュアル寄りだと、フォーマル度やサービスが事前にイメージしづらいため、ご祝儀でいくら包めば良いのか迷ってしまうゲストの方もいらっしゃいます。
一般的に、ご祝儀を包んでいただく場合には、会場とサービスにそれなりのフォーマル度が求められるので、万が一会場の雰囲気が伝わりづらいのであれば、招待状や事前のメールなどで、しっかりフォローしていくことが必要です。
1.5次会をご祝儀制にする場合のまとめ
1.5次会をお祝儀制で行う場合には、
・会場はできるだけ格式を高く、サービスをフォーマル寄りにする
・ゲストの年齢と立場に十分配慮しておもてなしをする
・いただくお祝儀に見合ったお料理・引き出物・引き菓子にする
・お祝儀制にすることでゲストを困惑させないこと
が大切です。
今までの結婚式スタイルの良い部分を十分に生かして、ゲストの方に「とてもいい結婚式だった」と満足していただける1.5次会を計画しましょう。