1.5次会ウエディングに最適なギフトの予算とお返しの相場とは

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1.5次会ウエディングで、ゲストに失礼がないか迷ってしまうギフトやお祝いのお返しの相場。披露宴と二次会の中間スタイルだからこそ、判断の基準を誰に聞いたらよいのか分からないもの。お祝い金のお返し・プチギフトの値段・ゲームの景品予算・協力してくれた友人へのお礼の相場について徹底検証しました。

1.5次会ウエディングで飲食代以外に生じてくるギフトやお返しの相場

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披露宴や二次会とは違う、1.5次会ウエディングの相場

1.5次会のウエディングで非常に悩ましいのが、ゲストへのギフトの値段や、いただいたお祝いへのお返しをいくらにするのかの「相場」です。1.5次会は、パーティのフォーマル度が披露宴寄りか二次会寄りかで、ゲストにお返しする金額を決めるのが望ましいでしょう。
しかし、パーティによってはその線引きがあいまいなため、どこに判断のよりどころを求めていいのか分からないケースがあります。
会場費や飲食費以外で必要になってくるものに、ギフト・会費(またはご祝儀)以外でいただいたお祝いやお祝い金のお返し・ゲームやイベントの景品代・受付や司会で協力してくれた友人へのお礼、遠方から来てくれた友達の交通費などがあります。
1.5次会では、新郎新婦が設定した会費やご祝儀の金額をよりどころにして、お返しやギフトの額を決定していくケースが多いです。ですので、披露宴に対する引き出物と引き菓子のような、分かりやすい相場がないのが現状です。

いただく会費の金額によってお返しの相場を設定する

ここでは、現在の1.5次会で多い会費のパターンで、お返しの相場を見ていきましょう。
1.5次会では、ゲストからご祝儀ではなく会費を設定していただくケースが七割です。そのため、お返しは会費の金額によって相場の目安にします。会費は10000~20000円の間で決定されることが多いので、お返しに対する相場もざっくりしています。

・10000円以下・・・二次会よりのお返し
・10000円以上15000円以下・・・二次会以上のお返し
・15000円以上20000円・・・披露宴よりのお返し
・ご祝儀制・・・披露宴と同等のお返し

ここで注意したいのは、ゲストがその内容で、本当に満足してくれるのか…ということです。
ギフトやお返しは、ゲストに対する感謝の気持ちの表れですので、いただいた金額に見合った、ゲストが納得できるギフトやお礼の金額を設定するよう心がけましょう。

1.5次会でのギフト・プチギフトの相場

プチギフト©elitravo – shutterstock.com

会費制の場合のギフト・プチギフトの相場

ゲストに感謝の気持ちをお伝えするために、最後に渡すギフトやプチギフト。
会費制の場合は設定した金額によって、プチギフトにするか、引き菓子のようなギフトにするのか相場の目安になります。

会費が5000~10000円以下の場合
300円~500円程度のプチギフト

会費が10000~15000円以下の場合
500~1000円程度のプチギフト、または1000円前後の引き菓子

会費が15000~20000円以下の場合
2000円前後の引き菓子またはギフト(引き出物)

1000円以上のギフトの場合には、ちょっと特別感のある引き菓子が喜ばれるようです。引き出物の場合にも、できるだけかさばらずに持ち帰りやすいものがベストです。

ご祝儀制の場合の引き出物・引き菓子の相場

1.5次会で会費制ではなくご祝儀制を選択した場合には、フォーマル寄りのおもてなしと釣り合うよう披露宴と同じく、引き出物と引き菓子を用意しましょう。
相場は両方合わせて3000~5000円ですが、金額を決める際は会場のウエディングプランナーに相談してギフトの相場を決めるのがベターです。

1.5次会でのお祝い・お祝い金のお返しの相場

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お祝いやお祝い金を会費とは別でいただいた場合

1.5次会結婚式で会費制にした場合、ゲストに負担をかけないために、会費以外のお祝いやお祝い金は、出来るだけ辞退するのがマナーです。
事前に招待状に「会費制ですのでお祝いは不要です」と一筆加えて告知するのも、ゲストにとって親切です。
ところが、そういった一言があっても、親密度の高いゲストや仕事の上司など目上の方から、お祝い金をいただくケースがあります。
また、理由あって出席できなかったゲストから、後からお祝い金を郵送でいただくことも。この場合は必ず「内祝い」をお返ししましょう。
内祝いは、1.5次会とは関係なく、一般の結婚式の相場通りいただいた金額の1/3~半額を、ギフトでお返しします。
プレゼントでお祝いでいただいた場合は、いただいた品のおおよその金額をインターネットで調べ、その金額をもとに内祝いの相場を決めましょう。

お祝いやお祝い金を連名でいただいた場合

お祝いやお祝い金を、会社の同僚や友人達から2~複数名でいただいた場合、個別にお返しするべきか非常に迷うもの。
基本「いただいた金額÷いただいた人数」で算出した金額の、1/3~半額を内祝いとして一人一人にお返しするのがマナーです。
ただ、カジュアルさがモットーの1.5次会では、個別に郵送すると「丁寧すぎる」とゲストに気を使わせてしまうことも。
人数で割った金額が2000円以下であれば、次に会った時に改めて小さなギフトをお返ししましょう。会社の同僚やよく会う友人であれば、新婚旅行に行った際のお土産をお渡ししたり、なんていう形でお返ししてもいいでしょう。

1.5次会でのゲームの景品の相場

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二次会寄りの1.5次会では、披露宴よりアットホームな雰囲気のため、パーティの盛り上がりに欠かせないゲームなどのイベントをプログラムに組み込むカップルが多いです。
その際、ゲストのお楽しみが景品。通常の1.5次会は、二次会より会費をいただいているケースが多く、ゲームの景品の金額の相場に迷うカップルも多いでしょう。というのも、二次会より会費は高くとも、料理やサービスなどは二次会以上であることが多いためです。料理やサービスに、二次会以上の重点をおいている1.5次会では、ゲームの景品にお金をかけなくてもよいというのが相場です。
特に、プログラムに挙式を組み込んだ1.5次会の場合は、パーティの所要時間内でビンゴのような時間がかかるゲームをやってしまうと、歓談の時間が少なくなってしまうことがあります。時間をかけないゲームで、ゲストの顔ぶれに合わせた少数精鋭の景品を用意する工夫が必要になってきます。ゆったりした歓談重視でゲームは一切行わない、という選択をするカップルも多いので、ぜひ参考にしてください。

1.5次会でのお車代や協力してくれた友人へのお礼の相場

友人へのお礼©Oleksandr Lipko – shutterstock.com

1.5次会のウエディングを開催する上で、実は非常に頭を悩ませるのが「お車代」。遠方から来てくださるゲストの交通費と、受付やスピーチで手伝ってくれた友人たちに対するお礼の相場です。気持ち的には、負担をかけている友人にできるだけお礼をしたいところ。現実的には、会費一万円の1.5次会で新幹線・飛行機等のお車代を負担するのは、新郎新婦にかなり負担になってしまうはず。1.5次会の場合は、ご祝儀制を選択するか、会費制を選択するかが相場の目安になります。ご祝儀制の場合なら、通常の披露宴を目安にお車代をお包みしましょう。会費制の1.5次会の場合、会費次第で考え方と相場は変わってきます。
10000~15000円前後の場合は先に言った通り、お車代を捻出するのはなかなか厳しいものです。
また会費より多いお車代だと、ゲストが恐縮してしまう場合も考えられます。お車代を出したカップルでも、多いのは3000~5000円が相場です。ただ、ゲストに何も言わずにお車代を出さないのは、マナー違反かもしれません。
招待状を出す前のゲストに事前に出欠を打診する際に、会費制なのでお車代が出ない、または少ない額になってしまうことを伝え、それでも出席してくれるかどうか、聞いてみるのがベストでしょう。過去に自分がゲストで出席した結婚式で、お車代を負担してくれた友人を招待する場合には、その友人に対してはお車代をきちんと設定するなど、ゲストに合わせバランスの取れた対応が必要になります。

1.5次会ウエディングでのギフトの予算やお返しの相場のまとめ

1.5次会ウエディングでは、お祝儀制か会費制かを選択することで、ギフトの値段やお返しの相場が変わってきます。
いただいた金額に対して、ゲストの期待を裏切らないことがとても重要です。通常のマナーに沿ったお返しができない場合には、おもてなしの気持ちを事前にどう説明するかが、大切になってきます。二人が計画する1.5次会が、ゲストに失礼のないよう注意深く対応していきましょう。

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