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結婚は家族と家族の繋がり。だからこそ、結婚の挨拶はこれから家族になる人たちへの最初の挨拶であり、とても大事なイベントです。これから彼の両親へのあいさつを控えている女性は、清潔感ある、親しみやすい服装を選びましょう。この記事では服装の基本マナーから、春夏秋冬と季節別におすすめの服装もご紹介していきます。
目次
結婚挨拶の流れをおさらい
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結婚挨拶での女性の服装を紹介する前に、結婚挨拶の流れを再確認しましょう。
1)まずは各自両親に報告を行う
彼氏、彼女共に自分の両親に結婚式したい相手がいることをお伝えします。この時に相手の年齢は職業、人柄などの情報をお伝えしてあげると良いでしょう。
2)親の予定に合わせて訪問する日程を決めます
まずは女性の家に先に訪問をし、結婚の承諾を得ます。その後、承諾を得たことを男性側の家に報告に行きます。
3)当日の服装を決める
訪問日が決まれば、なるべく早めに挨拶当日に着ていく服装を決めましょう。男性はダークカラーのスーツ、女性はフォーマル感のあるスカートスタイルもしくはワンピースなどを選びます。靴、バッグ、アクセサリー、爪先、髪型なども事前に決めておきましょう。
4)手土産の準備
挨拶当日にもっていく手土産の準備をします。通常は自分の出身地や家の近くの名産品を選びます。
結婚挨拶で好印象を与える女性の服装
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お付き合いをしている段階から両家に会ったことのあるカップルでも、結婚の挨拶ではきちんとした服装を心がけましょう。服装によって、お互いの決心を両親に伝えることができます。相手の両親への挨拶、自分の両親への挨拶関係なしに、フォーマルな装いがおすすめです。
両親に好印象を与える色
白やベージュ、淡いお色味は優しい印象を与えて、相手に好感をもたせます。特に上半身はなるべく明るいお色味を選び、顔周りを明るく見せると良いです。
両親に好印象を与える服装
女性の服装ではスカートタイプ、もしくはワンピースが好ましいとされています。上半身はお袖のあるものを選び、着丈はひざ丈~ミディ丈と品の良い丈感の服装を心がけましょう。
マナー本やさまざまな情報サイトを見ると、「女性でもスーツが好ましい」と書かれているものもありますが、最近ではそこまでかしこまった服装で挨拶に行く女性は少ないです。相手のご両親も緊張をしない程度の、でもきちんと感のある程度の服装を選べば大丈夫です。家柄に合わせて選びましょう。
両親に好印象を与える服の素材
季節感ある素材が一番好ましいです。年中を通して女性らしくて印象が良いのが「シフォン素材」。女性らしい柔らかなシフォン素材は、フォーマルな場で使用されることの多い素材です。結婚挨拶でもシフォンのワンピースや、シフォンのブラウスなどを取り入れるのがおすすめ。
両親に好印象を与える女性の小物
アクセサリーはしていきましょう。ただし、品よくまとめるために、なるべく小ぶりでワンポイントとなるものを選ぶのが良いです。
その他、両親が彼女に好印象をもつポイント
・控え目なメイク
・清潔感のある爪先
・綺麗に磨かれた靴
・お辞儀の際に、顔にかからない髪の毛
・ベージュのストッキング
結婚挨拶で押さえたい女性の服装マナー
結婚挨拶で最低限抑えて欲しい女性の服装マナーと、「できればここまで気を配ると良い」というマナーをご紹介します。
これは避けて!結婚挨拶でのNGな女性の服装
・肩・胸・膝などを露出した服装
・カジュアルな素材
・原色や柄物などインパクトの強いもの
・つま先の空いた靴やサンダル
・高級ブランドのバッグや小物
下品なイメージを与える露出の高い服装はもちろんのこと、カジュアルな雰囲気を与えるニットやセーターなども避けるのがマナーとなります。またブランド物はお金のかかる女性の印象を与えるので、あまりおすすめはしません。
上級者向けの女性の服装マナー
服装マナーではなりませんが、挨拶場所に合わせた服装を心がければ合格です。例えば、和室などで正座をすることがあれば、Iラインのスカートは着丈が上がり膝を見せてしまいますので、避けるのがおすすめです。また、下着のラインがでていないか、透けていないかなど一度確認をすると安心でしょう。
結婚挨拶での女性の服装【20代・30代・40代】別に紹介
女性の年齢別におすすめの服装をご紹介します。
20代女性におすすめの結婚挨拶の服装
着丈長め、かっちりジャケットなどのきちんと感高い服装よりも、少し柔らかさを残した可愛らしい服装が好印象を与えます。
30代女性におすすめの結婚挨拶の服装
清潔感ある品の良い服装がおすすめです。
40代女性におすすめの結婚挨拶の服装
落ち着いた印象を与える服装が、大人女性らしい印象を与えてくれます。
結婚挨拶【春】におすすめの女性の服装
3月~5月春の結婚挨拶に相応しい服装をご紹介します。
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春に結婚挨拶に行く際に相応しい女性の服装とは?
春に相応しいのはやはり「ピンク」。可愛いピンクよりも優しい印象の、淡いピンクカラーがおすすめです。まだまだ肌寒い季節ですので、羽織物も忘れずに。できれば重い印象のコートよりも、ジャケットがおすすめです。
春の結婚挨拶で気を付けたい点
春は花粉の季節。挨拶中でもくしゃみが止まらない……なんてことも。普段飲んでいるお薬があれば、忘れずに飲んでいきましょう。挨拶中は鼻をすすらず、ティッシュを使うと良いです。
結婚挨拶【夏】におすすめの女性の服装
6月~8月春の結婚挨拶に相応しい服装をご紹介します。
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夏に結婚挨拶に行く際に相応しい女性の服装とは?
羽織物があったほうがきちんと感は出ますが、汗だくなら台無しになります。汗かきさんは無理せず、半袖のワンピースやトップスを選びましょう。シフォン素材ならあせも目立ちにくく、涼しく過ごせますよ。室内は空調が効いているので、羽織物は手持ちして、家に入る前に着るのでも良いでしょう。
夏の結婚挨拶で気を付けたい点
暑い夏場でもストッキングは必須です。また、サンダルなどのカジュアルな服装は避けましょう。
結婚挨拶【秋】におすすめの女性の服装
9月~11月春の結婚挨拶に相応しい服装をご紹介します。
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秋に結婚挨拶に行く際に相応しい女性の服装とは?
比較的過ごしやすい秋は、服装選びも楽です。9月だとまだまだ暑さは残りますが、夏寄りの服装よりは冬寄りの服装を選ぶほうが季節感的におすすめです。
秋の結婚挨拶で気を付けたい点
秋も春同様花粉の季節なので、春と同じ点に気を付けましょう。その他に、夏で日焼けをしてしまった人は秋でも目立ってしまうので、日焼けを隠す服装がおすすめです。
結婚挨拶【冬】におすすめの女性の服装
12月~2月春の結婚挨拶に相応しい服装をご紹介します。
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冬に結婚挨拶に行く際に相応しい女性の服装とは?
冬はコートやマフラー、手袋も使用するので、他の季節よりも服装に気を配る必要があります。コートはフードのないもの、マフラーや手袋は柄物を避けて選びましょう。
冬の結婚挨拶で気を付けたい点
雪の日では無理してパンプスにしなくても、相手の両親は理解をしてくれます。また、寒くてパンツスタイルを選びがちですが、冬でもできればスカートスタイルがおすすめです。足元もタイツより、フォーマル感あるストッキングを選びましょう。寒さはインナーやカイロで要対策を。
結婚挨拶で最も大事なのは、服装以上に女性の「笑顔」
人間は見た目が9割という言葉もありますが、やはり身なりや素振りで相手に与える印象は大きいです。これから家族になる相手には、失礼のないように、好感の持てる服装で挨拶にいきましょう。「マナー」とは、相手に不快な気持ちを与えない為の「礼儀」「行儀」を指します。「結婚の挨拶は必ずこの服装!」なんて決まりはありません。自分が相手の両親のことを思って、失礼のない服装で向かえば、必ず気持ちは伝わります。
結婚の挨拶では女性はついつい服装ばかりに気を配りがちですが、一番大切なのは当日の「行儀」となります。言葉遣い、振る舞いなどから相手の両親に与える印象も大切になってきます。そして一番大切なのが、「笑顔」。「女性は愛嬌」とも言われますが、やはり印象を一番左右するのは笑顔ではないでしょうか。服装はもちろん、おうちに入ったら、素敵な笑顔で心地よい結婚の挨拶をしましょう。