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結婚願望が強いのになかなか相手が見つからない、そんな時はお見合い結婚を検討してみてはいかがでしょうか。
なんとなく古風なイメージがありますが、最近ではサービスなども充実していて、結婚相手を探すのにかなり有力な方法の一つでもあります。
お見合い結婚のメリットやデメリットを知り、ぜひご自身の婚活にお役立てくださいね。
目次
お見合い結婚とは
お見合い結婚とは、結婚相談所などの仲介サービスの利用、もしくは近親者や知人からの紹介がきっかけで結婚することを指します。
以前はお見合いと言えば近しい相手からの紹介が主流でしたが、現代では結婚相談所を利用するのが一般的になっているようですね。
その道のプロのカウンセラーが間に入る形になりますので、個人で行う婚活よりも確実性が高いというメリットがありますよ。
では、結婚相談所を利用した場合のお見合い結婚は、どのような流れで行われるのでしょうか。
お見合い結婚の流れ
お見合い結婚に至るまでの流れを、以下の表にまとめました。大まかにでも事前に把握しておくことで、行動がスムーズになりますよ。
流れ | 内容 |
入会 | まずは結婚相談所へ入会します。登録の際、身分証明書や独身証明書が必要になる場合がありますよ。 |
申し込み | お相手の情報を検索してもらい、お見合いを申し込みます。職業や年齢、収入などを考慮し、気になる相手を見つけましょう。 |
お見合い | 申し込みをした/された相手がお互いに了承したら、いよいよお見合いに移ります。日程は担当の方に調節してもらえますよ。 |
交際成立 | お見合いの感触がお互いに良ければ交際成立です。1ヵ月ほどの期間を設け、お試しで交際することになるでしょう。 |
本交際 | 相性が良ければ、そのまま本交際に移ります。期間はだいたい2~3ヵ月ほど。あまりダラダラと長くは引っ張らないようです。 |
プロポーズ | 交際が順調に進んだ末に、「この人だ!」と確信を得たらプロポーズをします。 |
成婚 | プロポーズされた相手が受けたら、ついに成婚です。入籍ではなく、双方の結婚の意思が固まっている状態を指しますよ。 |
これが絶対ではありませんが、だいたいの流れをつかむヒントとしてご利用くださいね。
お見合い結婚のメリット
お見合い結婚には、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。まずはメリットからご紹介していきましょう。
出会ってから結婚までが早い
最初から結婚願望のある人だけが集まるため、「自分は結婚したかったけど相手はそうじゃなかった」というようなミスマッチがなくなります。
そのため、恋愛結婚に比べると出会ってから結婚までの期間がかなり短くなるようです。いつかではなく今結婚したい!とお考えの方には、かなりおすすめの方法ですよ。
相手の肩書きがある程度保証されている
そう頻繁に起こる事ではありませんが、結婚後に「相手の年齢も職業も年収もすべて嘘っぱちだった!」という事実が発覚するケースもゼロではありません。
その点、結婚相談所では身分証明書類の提出が義務付けられている場合が大半なので、相手が文書偽造をしていない限り経歴詐称のリスクを背負うことはまずないでしょう。
新鮮な気持ちで結婚生活を送ることができる
長年付き合った相手と結婚しても、あまり新婚感を得られないこともあるようです。
ですが、お見合い結婚は交際期間が半年に満たないので、生活を共にする時間が長くなるほど新しい発見があり、いつまでも新鮮な気持ちで結婚生活を送れるのだとか。
一緒にいるうちに段々と夫婦になっていく過程を、じっくりと楽しむことができますよ。
お見合い結婚のデメリット
では、お見合い結婚のデメリットとしてはどのようなことが考えられるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
料金が高い
結婚相談所は、あらゆる婚活サービスの中でもトップの手厚さを誇ります。その分料金も高く、
- 初期費用
- 登録料
- 月会費
- お見合い料
- 成婚料
など、あらゆる費用が掛かります。
相談所によって料金体系にバラつきはありますが、少なくとも30万円程度は覚悟しておくと、後で大きなショックを受けずに済みますよ。
条件だけ見て愛情がゼロだと……
どれだけ自分が求める条件にぴったりと合う相手だったとしても、その条件がずっと変わらない保証はありません。最悪、結婚直後に相手の会社が倒産することだってあり得るのです。
仮にそうなったとしても問題なく愛せるという自信がなく、ただ現在の条件が良さそうだから結婚するという考えは非常に危険ですので、今一度考え直す必要がありますよ。
性格が壊滅的に合わないことに気づくケースも
結婚後、生活を共にするうちに性格がまったく合わないことが発覚するケースも……。
交際中にわずかに覚えた違和感が芽を出すというパターンも多いようなので、短期間だからこそ見極めは慎重に行う必要があるでしょう。
世間体が気になる
自力ではなく、誰かの力を頼った末の結婚に引け目を感じてしまい、世間体がどうしても気になるという意見も。
多少なら特に問題ありませんが、それがエスカレートして精神を病んでしまうような可能性があるなら、お見合い結婚は一度見合わせた方がいいかもしれませんね。
お見合い結婚にネガティブなイメージを持つ人もいるけど……?
中には、お見合い結婚にあまり良くないイメージを抱いている方もいることでしょう。
ですが、自然に出会ったから良い・悪いという問題ではないし、お見合いだからと言って離婚率が飛びぬけて高いわけでもありません。
むしろ、出会い方にこだわり過ぎて結局一度も結婚できない方が、よっぽど非建設的ではありませんか?
言ってしまえば、結婚は生活です。なので、出会い方ではなく、二人でどうやって暮らしていくべきかの方がよっぽど重要ではないでしょうか。
どんな道筋を辿るにせよ、10年後、20年後に笑顔で暮らせる相手と結婚できるかが大切ですよ。
お見合い結婚を成功させるポイント
ここで、お見合い結婚を成功させるポイントをご紹介していきます。交際期間が短いので見極めるのも大変ですが、ここを踏ん張れるかが幸せな結婚への分かれ道になりますよ。
肩書きだけでなく「愛せるかどうか」も同じくらい重視する
いくら条件が合っても、愛せる可能性がない相手との結婚は控えた方が身のためです。好きでもない相手との結婚生活では、いずれ苦痛づくしの毎日になってしまうことでしょう。
お互いのためにも、愛せないと感じたら潔くさよならするのが得策ですよ。
少しでも違和感を覚えたら注意して相手を見て
「ちょっとココが嫌だな……」と感じた部分に蓋をして結婚すると、いずれ痛い目を見ることになります。
結婚したらきっと直るはず!という淡い希望は打ち砕かれることが常ですので、まずは恐れず交際期間中に指摘してみましょう。
それでも改善の兆しが無いなら、結婚は見送った方がいいかもしれません。
結婚に対する価値観の共有は入念に
家事の分担や子どもの有無など、結婚をするのに伴い考えるべきことは多々あります。それらの価値観をあらかじめすり合わせておかないと、いざ結婚した後に不和が生じてしまうことも。
何度か話し合う席を設け、結婚に対する価値観を入念に共有しておきましょう。
お見合い結婚で幸せな生活を手に入れよう!
恋愛の末の結婚で楽しい毎日を送っている人もいるでしょうが、お見合い結婚で幸せな結婚生活を送っている人の数も負けてはいないことでしょう。
出会い方はあくまできっかけに過ぎず、あとはお互いの努力が日々の生活を作り上げて行くのです。
「結婚願望はあるけど出会いがない……」とお悩みの方は、ぜひ一度ご利用してみてはいかがでしょうか。