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結婚後悔症候群という言葉を聞いたことがありますか?「結婚するんじゃなかった」「思い描いていた生活と違った」など、結婚したことを後悔している状態を結婚後悔症候群と呼びます。
そこで、結婚後悔症候群になってしまう原因や、なりやすい人の特徴をご紹介いたします。今、結婚を後悔しているあなたの心が、少しでも軽くなるヒントがあると思いますのでぜひ、チェックしてみてくださいね。
目次
結婚症候群ってなに?
結婚後悔症候群とは、「こんなはずじゃなかった」「楽だった独身の頃に戻りたい」など、結婚したことを後悔している状態のことを指します。
また、結婚を後悔しているだけではなく離婚も視野に入れている状態も、結婚症候群に当てはまります。
何らかのキッカケを元に結婚したことを後悔してしまい、幸せなはずと思っていた結婚生活も苦痛となってしまう場合が少なくありません。
では、なぜ、結婚したことを後悔してしまうのでしょうか?結婚後悔症候群となってしまう原因をいくつか見ていきましょう。
結婚後悔症候群になる原因
お互いを思い合って幸せを誓ったはずの結婚ですが、どうして後悔してしまうのでしょうか?結婚に至るまでの過程は、カップルの数だけストーリーがあります。
結婚を決めた環境や年齢も人それぞれでしょう。では、どんな経緯で結婚に至ると、結婚後悔症候群といわれる状態になってしまうのでしょうか?
- 同情など妥協して結婚を決めた
- 焦って勢いで結婚した
- 安易に進めた
- 流れに任せてなんとなく結婚した
大きく分けると、以上のような思いを抱えた人が結婚を決めると、結婚を後悔する傾向が強いといえるでしょう。
付き合いが長い場合、それなりの年数を重ねることで周りから結婚を勧められたり、特にこれといった別れる理由もなかったりで、流れに任せて結婚することは少なくありません。
また、これといって相手に大きな不満もなく、「一緒にいることも苦痛じゃないかな?」など、安易に結婚を決めてしまうなども原因の一つです。
結婚適齢期による焦りからの結婚も、勢いに任せて結婚することで後悔を引き起こしてしまう環境であるといえます。
結婚後悔症候群になりやすい人:結婚への理想が高い
結婚はゴールではなく、夫婦としての新しい人生が始まるスタート地点に立ったにすぎません。ですが、元々持っている結婚への理想が高すぎることで、思った通りに進まない結婚生活に不満を抱くこととなってしまいます。
結婚後悔症候群になりやすい人:他に目移りしやすい
新しいものが好きで他のことに興味が移りやすい人は、結婚といった枠組みの中で生活していくことに窮屈さを感じてしまうことも……。そうなると、結婚生活自体が苦痛になっていくことで相手への不満も募り、結婚を後悔してしまうことになります。
結婚後悔症候群になりやすい人:楽をしたい気持ちが強い
基本的に楽な方を選びやすい人も、結婚を後悔する傾向があります。そうすると、現実的な問題が降りかかることの多い結婚自体を、重荷であるとさえ思ってしまいます。
できれば楽に暮らしたいと思うことは間違いではないですが、必ずしもそういかないことが人生であることを受け入れる必要があるのかもしれません。
結婚後悔症候群になりやすい人:依存体質
相手への依存度が高いタイプも、結婚による変化についていけずに後悔してしまう傾向があります。結婚後にどちらか一方の仕事が忙しくなることで一緒に居る時間が減ることはよくあること。ですが、二人でいる時間が少なくなることで、不満が溜まってしまい後悔へ繋がってしまうようです。
結婚後悔症候群になりやすい人:スペックを重視しがち
結婚相手に対して条件が高い人も、結婚後悔症候群に陥りやすいといえます。経済力・家柄・学歴・容姿など求めるものが高すぎると、それらが長い結婚生活で少しでも変化してしまうと受け入れられなくなってしまうことで、結婚への後悔が生まれてしまいます。
結婚後悔症候群になりやすい人:独身時代のままでいる
独身時代や恋人同士でいた頃は感じることのなかった窮屈さから、結婚したことで自由が減ったと後悔します。独身の頃に自分の好きなように自由な時間を過ごしてきた人ほど、結婚したことを後悔する気持ちが強くなるといえるでしょう。
結婚して感じる後悔の理由
結婚を機に、今までの生活通りとはいかなくなることが当然であるとはいえ、耐え難い変化である場合もありますよね。結婚をしてから感じる後悔には、さまざまな理由があります。
結婚は相手あってこそのもの。夫婦になったからこそ感じる結婚の後悔には、どのような理由があるのでしょうか。
- 一人の時間がなくなる
- 金銭的自由がない
- 価値観が合わない
- モラハラ・DVなど
- 会話がない
- 親族と合わない
- 家事や育児に協力的ではない
- パートナーの本性を知って
分かっていたこととはいえ、実際に経験してみないと後悔するかどうかは判断できないものです。独身時代のまま何も変わらず夫として妻として、社会で生活をしている人はどれほどいるのでしょうか。
子どもが産まれれば、自分のことだけをしているわけにはいかず、自分一人だけの時間は格段と減ります。
また、育ってきた環境、性格も違う赤の他人が共に生活を続けていくことが結婚でもあり、そのことに対しての不満が沸き起こってもなんら不思議ではありません。
恋人同士だった頃には見えなかった相手の本質を、夫婦となり結婚生活をすることで知っていくこともよくあることです。
耐え難いDVやモラルハラスメント、家にお金を入れないなど、夫婦としてだけではなく生活さえもままならない状態は、離婚も視野に入ることとなり結婚を後悔する理由としても大きいでしょう。
結婚後悔症候群の解決方法とは
「こんなはずじゃなかった……」「「このまま結婚生活を続けていいのか」など、結婚を後悔をしているあなたが、どうしたら結婚後悔症候群から抜け出すことができるのか、その解決方法をご紹介していきます。
- 今、目の前にいる相手を認める
- 相手と、心ゆくまで話し合う
- 相手が変わったら問題が解決するのか考えてみる
- 友人などに相談する
友人に相談したり、一人で徹底的に考えてみることは自分が何を問題にしているのかを、整理するためでもあります。
後悔を感じ始めると結婚していることが苦痛となります。やがて、離婚したい思いに変わっていくのも仕方がないことかもしれません。
ですが、離婚を決めてしまう前に自分が努力するべきところがなかったか、夫婦として納得いくまで向き合うことができたのかは、結果的に後悔を生むことに繋がりません。
あなたが今、結婚を後悔する理由を十分に自分自身が理解して、夫婦としてどうするべきなのか考えてみてくださいね。
結婚後悔症候群に陥らないために必要な心がまえ
ここでは、結婚後悔症候群に陥らないために必要な心がまえをご紹介していきます。普段から心がけることで、少しでもあなたの日常が楽になると思いますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
- 元は他人同士であることを心に留めておく
- お互いを尊重する
- 周りと比べない
産まれた場所も性別も違う二人が夫婦となることは、思っていたほど簡単ではありません。違う人間同士が一緒になるのだからと理解しておくことは、普段の生活をより過ごしやすく生きれる秘訣です。
結婚に対して後悔を感じてしまうほどになると、相手の嫌なところばかりが目についてしまうものですよね。自分の思いを伝えるためには、相手の考えも尊重することが大切です。
また、他の夫婦との比較や生活の質を比べても意味がありません。比べている相手と自分が結婚したとしても、必ずしも同じ結婚ができるわけがないからです。
後悔の原因は相手ばかりにあるように見えますが、まずは自分が相手にとって最良の結婚相手であるのかを考えてみると、結婚後悔症候群になることはないのかもしれません。
結婚後悔症候群だと思ったら夫婦として向き合うチャンス
結婚に対して後悔を感じる理由を冷静になって考えてみると、自分たちが求める夫婦としての本質が見えてくるはずです。
後悔している状態ですから、夫婦での話し合いさえも苦痛に感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。ですが、簡単に離婚を決意できないからこそ悩み考えているはずです。
結婚後悔症候群の特徴に当てはまっていても、改善しないわけでは決してありません。努力をしても改善しなければ夫婦関係を解消せざる得ないですが、まずは出来る限りしてみることをおすすめします。それが結果的に後悔しない人生へと繋がっていくはずですよね。