カジュアルな結婚式の服装が知りたい!メンズの1.5次会対策

男性の1.5次会スタイル©Golubovy – shutterstock.com

実はいま、1.5次会のようにカジュアルな結婚式では、女性より男性のほうが着ていくファッションに頭を悩ませています。結婚式の常識だったセミフォーマルなスタイルから、ジャケパンスタイルのように遊び心と華やかな雰囲気を楽しむ男性が増えているからです。カジュアルなパーティーシーンに必須のメンズコーデとアイテムをまとめました。

おしゃれな1.5次会会場探し

男性の1.5次会スタイルの結婚式の服装選び

1.5次会スタイルの結婚式で、男性の服装のよく聞く失敗談が「1.5次会と聞いて二次会寄りの服装をしていったら浮いてしまった」という体験です。今までの結婚式のかっちりフォーマルなイメージと、1.5次会のようにカジュアルなスタイルの結婚式では、メンズファッションに求められるものが違ってきているようです。どう対応したらいいのか、失敗のない服装の選び方は、会場の格式と雰囲気・ゲストの顔ぶれのリサーチから始めましょう。

フォーマル寄りの会場と男性の服装

男性フォーマル©feedough – iStock.com

1.5次会でも、会場が格式ある場所なら、フォーマル寄りのスタイリングを意識しましょう。フォーマル寄りの会場とは
 
・ホテル
・専門式場
・高級レストラン・ゲストハウス
 
などのケース。ドレスコード指定に「平服で」と書かれていたら、セミフォーマルやインフォーマルにのっとった、マナーを守ったコーディネートが望ましいでしょう。

カジュアル寄りの会場と男性の服装

男性の服装©ASphotowed – iStock.com

1.5次会で男性ゲストが服装に迷ってしまうことが多いのが
 
・レストラン
・カフェ
・半屋外スペース
 
などのアットホームでラフな会場です。1.5次会では70~80%を占めると言われています。最近では、ゲストに服装で窮屈な思いをさせたくないという新郎新婦の配慮から、招待状にカジュアルなドレスコード指定がされている場合もあります。
こういった場合、想定されるドレスコードは
 
・カジュアルエレガンス
・ビジネスカジュアル
・スマートカジュアル
 
といった、通常より少しかしこまった服装です。
ジャケットやタイでキッチリ感を押さえながら、色・素材・アクセサリーでトレンド感とパーティらしい華やかさをプラスしていくコーディネートが主流になりつつあるようです。

1.5次会のメンズの服装は情報収集から

1.5次会の男性の服装のドレスコードのランク・テイストを判断する基準は、事前のリサーチがとても重要です。

会場の雰囲気

招待状で会場の場所が分かったら、さっそくインターネットで検索してみましょう。会場の雰囲気やクラス感がわかります。もしできれば、その会場のブログやSNS等に投稿されている他のパーティの様子をチェックしてみましょう。会場でどのような服装が望まれているのかの目安になるはずです。

ゲストの顔ぶれ

もし心配なようなら、パーティに呼ばれているゲストの顔ぶれ・構成がわかるとさらに安心です。友人が多いようならカジュアル寄り。年配の方や仕事関係・上司も招待しているようならフォーマル寄りという判断基準になります。

新郎新婦に直接聞く

新郎新婦がゲストにどういった服装を求めているのか、思い切って聞いてしまうのが一番の解決策です。自分がこういうスタイリングで行きたい、と相談すれば「ここまでOK」「こんな感じで着てきてほしい」と服装イメージを答えてくれるはず。新郎新婦へのお祝いの気持ちが伝わるコーディネートは、新郎新婦の意向に沿うのが一番です。

1.5次会結婚式のジャケパンスタイル

ジャケパンスタイル©Anchiy – iStock.com

ジャケパンスタイルとは「テーラードジャケット+パンツ」のスタイリングの略称で、今やカジュアルなパーティーシーンには欠かせないコーディネートです。ジャケットとボトムの素材や組み合わせを変えるだけで、フォーマル寄りにもカジュアル寄りにもシフトできます。さまざまな雰囲気の会場がある1.5次会結婚式には、とても適したファッションです。

1.5次会に必須ジャケパンスタイルのジャケット選び

ジャケパンスタイル©izusek – shutterstock.com

テーラードでもシングルかダブルかによって印象がだいぶ変わってきますし、素材で季節感・フォーマル感を出すことが可能です。ジャケット選びはスタイリングの中心となり、とても重要なので、自信がないようなら信頼のおける人と一緒か、店員さんに相談しながら決めるのがいいでしょう。

スラックスの着こなしは会場のテイストに合わせて

スラックス©Sviatlana Barchan – iStock.com

ボトムのパンツ選びも、会場の雰囲気とトップスとのバランスに合わせましょう。
センタープレスが入った、裾にボリュームのないスラックスが定番ですが、素材・丈の長さでイメージが大きく変わります。チノパンやデニムといったカジュアルな素材、丈短のスラックスなど、今までの結婚式ではNGとされてきたトレンド要素は、新郎新婦が想定するイメージに入っているようならあり、というケースが現在は多いのです。
ぜひ、新郎新婦に確認を取ることをお勧めします。

1.5次会結婚式の蝶ネクタイスタイル

蝶ネクタイ©Africa Studio – shutterstock.com

1.5次会結婚式は夜から開始というケースが非常に多く、ネクタイの代わりに蝶ネクタイを選ぶ男性ゲストが急増しています。昼の結婚式ではマナーの面で通常のネクタイやアスコットタイがおすすめですが、スマートカジュアルなスタイリングに蝶ネクタイを加えるだけで、手軽にパーティらしい雰囲気や華やかさをグッと上げられるため、1.5次会ではメンズファッションのアクセントとして、昼のパーティでも気軽に取り入れられているようです。
蝶ネクタイは現在、いろいろな生地の素材があり、種類も豊富です。季節や1.5次会のテーマを取り入れた素材・カラー・柄を選ぶと、新郎新婦にとても喜ばれますし、会場の中で映えオシャレです。
ちなみに、パーティのスタイルがフォーマル・カジュアルにかかわらず、ノーネクタイは避けたほうがいいでしょう。

1.5次会結婚式のメンズのハット(帽子)コーディネート

メンズのハット©ViDi Studio – iStock.com

メンズのパーティファッションの中で、かぶるだけでワンランク上のコーディネートにランクアップできるのがハット(帽子)です。結婚式ではマナー的にNGと言われていましたが、現在のカジュアルな1.5次会のパーティ・シーンでは、男性ゲストにとって欠かせないアイテムになってきました。しかし、帽子を服装に取り入れたいと思っていても、なかなか勇気が出ない人は多いはず。はずさない帽子のコーディネート、マナーにはコツがあります。
本来、結婚式のような場所に帽子はOKかというと、「室内では帽子を脱ぎましょう」というのがマナーです。ですが、1.5次会結婚式で多いガーデンウエディングや立食スタイルのパーティでは、ハットを着用しているゲストを多数見かけます。1.5次会のドレスコードは新郎新婦の意向による部分が非常に大きいため、「新郎新婦がOKなら大丈夫」と判断して、自由にかぶっているゲストが多いのです。また、海外の結婚式でオシャレに帽子を着用しているシーンが日本にも流入し、1.5次会での帽子NGのハードルは低くなりつつあります。
結婚式などのパーティシーンでかぶる帽子はシルクハットが一般的でしたが、現在ではジャケットのコーディネートに合わせてフェルトのソフト帽・中折れ帽・ポーラハットが多いようです。
ただ、着席スタイルの1.5次会結婚式では、たとえ会場がカジュアルでも席についてコース料理を楽しむフォーマル寄りなスタイルのため、帽子は脱いでクロークに預けておくのが良いでしょう。

1.5次会結婚式のメンズの靴・アクセサリー

靴・ドレスシューズ

靴・ドレスシューズ©SrdjanPav – iStock.com

男性のパーティスタイリングで、重要な部分を占める足元。特に1.5次会のようなカジュアルなパーティシーンで、履いていく靴がどこまで許されるのかボーダーは、比較的広いように見受けられます。結婚式のマナーでは黒がいいとされていますが、スタイリングに合わせての茶色のドレスシューズやローファーはOKのケースが多いようです。
ただ、NGとされているクロコダイルやスネーク柄の革靴や、メダリオンのように一目で分かりやすいパンチングのデザインは、履いていくのにまだまだ気が引けるシーンもあります。NGマナーに関してはしっかり目を通しておきましょう。

ポケットチーフ・アクセサリー

ポケットチーフ©wisanuboonrawd – iStock.com

ジャケパンスタイルには必須と言われているポケットチーフ。全体がカジュアルでも、タイと合わせたポケットチーフを上質なものにしたり、会場の雰囲気を意識したものにすれば、洗練さがグッとアップします。
1.5次会の結婚式では、ウエアは比較的カジュアルな素材で、アクセサリーやグッズによって「パーティらしさ」「上質さ」「華やかさ」を意識して取り入れることで、スマートカジュアルな着こなしの質が高くなります。
ぜひ取り入れてほしいテクニックです。

1.5次会での男性の服装・メンズファッションアイテムのまとめ

1.5次会スタイルのカジュアルな会場での結婚式では、まず会場の雰囲気・ゲストの顔ぶれ等の情報収集が大切です。着ていく服装のマナーの範囲に困ったら、新郎新婦に「どの範囲までOKか」「どんなイメージで着てきてほしいか」聞くのも適切な解決方法です。
今までの結婚式ではNGとされていたスタイリングでも、パーティらしさやトレンド性のある華やかなメンズファッションをゲストに求める新郎新婦が増えてきています。
ジャケパンスタイルに合う帽子・蝶ネクタイ・ポケットチーフといったパーティを演出してくれるアイテムをうまく使うことで、パーティらしい着こなしの洗練度が上がります。
マナーは守った上で、会場の雰囲気をうまく掴んだ素敵なパーティファッションを楽しみましょう。