デキ婚(授かり婚)は後悔する?できちゃった婚を後悔する理由

© iStock.com/gpointstudio

お付き合いしている彼女の妊娠をきっかけに結婚する、いわゆる「できちゃった婚」。子どもができてから決意する結婚に、後悔はつきものなのでしょうか?

十分な準備が整っていないままの入籍や、年齢が若いことで感じる生活面での不安などから「デキ婚」は離婚する割合が高いといったイメージがあるかと思います。

デキ婚を後悔する理由を分析し、後悔するかも?と不安なあなたや、いま後悔してしまっている方も、後悔を軽くする方法を知りましょう!

デキ婚とは?

妊娠をきっかけに結婚する「できちゃった婚」。他に「デキ婚」や「おめでた婚」または「授かり婚」などと近年、呼ばれるようになってきました。できちゃった結婚をするお二人にとって、同じ状況のカップルが実際にどれくらいいるのかなど気になりますよね。

そこで、デキ婚の割合や結婚前に妊娠が発覚した割合などとあわせてご紹介していきたいと思います。

できちゃった婚する割合は?

できちゃった結婚を選ぶカップルの割合は、一体どの程度いるのでしょうか?平成22年度厚生労働省「人口動態統計」内のデータから、できちゃった婚の割合をご紹介していきたいと思います。

結婚前に妊娠が分かっていたカップルは、結婚を決めたカップルの約25パーセントに及ぶことが分かりました。4人に1人がデキ婚をしたということになります。割合から見ると、珍しくはないことが分かるのではないでしょうか?

データ参照:厚生労働省:平成22年度 「出生に関する統計」

デキ婚を後悔する理由:できちゃった婚への元々のイメージから

結婚前の妊娠に対していいイメージがないことから、デキ婚を選んだ自分たちを否定する気持ちから後悔することもあるでしょう。できちゃった婚は上手くいかないといった、固定観念が影響していることも考えられますね。

デキ婚を後悔する理由:結婚へ踏み切る理由が子どもと感じるから

結婚を決意してからの妊娠より「子どもができたこと」を理由に結婚を決めたことで、後悔することもあります。子どもが先だったことで、望んだ結婚じゃなかったのでは……と悩んでしまいますよね。また、デキ婚は妊娠している女性優先で進むため、二人の結婚という認識が薄く感じてしまうことも原因でしょう。

デキ婚を後悔する理由:理想の結婚が叶わなかった

妊娠後の結婚は安定期や体調を考慮することで、自分たちの叶えたい結婚式ができなかったり、妊娠→入籍→結婚式→引っ越しなど、さまざまなイベントが重なります。そのことから、思い描いていた通りに進まず「理想の結婚ではない」と感じ、できちゃった婚を後悔してしまうこともあります。

デキ婚を後悔する理由:結婚までの期間が短かった

あらかじめ、お互いが結婚を見据えた上での妊娠だった場合とそうでない場合があります。

結婚を見据えないで、できちゃった婚になった場合は、パートナーとして見極める時間が少ないまま結婚に至るケースがあります。そのため、相手と合わない部分を強く感じてしまい、できちゃった婚を後悔してしまうことがあります。

デキ婚を後悔する理由:金銭的な余裕がない

結婚までの準備期間が短いことで、結婚資金を十分に用意できないといった理由もあります。妊娠から入籍までやるべきことが多いことも、金銭的な余裕を感じれずに後悔に繋がりますよね。

デキ婚を後悔する理由:若い年齢での結婚

若くして結婚することで感じる後悔もあります。周りが勉強や遊びに時間を使えるとき、自分は家事や育児に追われてしまうことで、結婚したこと自体間違っていたのでは……と後悔をしてしまうこともあります。

デキ婚を後悔する理由:キャリアの諦めから

できちゃった婚の多くは、予期せぬタイミングであることが少なくありません。そのため、仕事にやりがいを感じていた時期であったり、やむを得ず退職しなければいけない場合もあるでしょう。キャリアから離れることで仕事への未練を感じてしまい、後悔が生まれます。

デキ婚を後悔する理由:親などからの理解を得られず

結婚前の妊娠を、必ずしも祝福してくれるご両親ばかりではないでしょう。突然の報告で戸惑われたり、結婚自体を反対される場合も。一番、理解を得たい親や親しい人からの同意が得られないことから、デキ婚を後悔してしまいます。

できちゃった婚は離婚しやすいイメージがある?

できちゃった婚を後悔するもう一つの理由として、離婚しやすいイメージが影響しているかと思います。どんなイメージから離婚しやすいと感じるのでしょうか。

  • 若い人がデキ婚をする印象が強い
  • 夫婦二人で過ごす時間が短い
  • 結婚前の妊娠は順序が逆といったイメージから
  • 子ども中心の生活になるため

若い年齢層のカップルの場合、社会的経験も浅いまま結婚することがほとんどかと思います。精神的にも未熟なことから、お互いの不満を受け止めきれないといったこともあるでしょう。

「予期せぬ妊娠による結婚」。そのような根本的なイメージも左右しているかと思います。ですが、これら全ての理由が必ずしも「デキ婚」だからと当てはめていいのでしょうか?

交際期間が長くお互いをよく知るカップルでも、結婚後の妊娠で夫婦二人の時間が充実していても、離婚しないとは言い切れませんよね。

デキ婚だから離婚するといったイメージから、感じなくていい後悔を生んでいるかもしれないことを知りましょうね。

デキ婚を後悔することが不安なあなたへ

悩む妊婦© iStock.com/AntonioGuillem

大切なことは、後悔するかもしれないと感じていることを、出産までにじっくりと話し合うことです。

  • 家事などの分担
  • 家計の管理
  • 育児や子育ての方針
  • 夫婦二人の時間について

これ以外にもお二人なりの不安があるかと思います。デキ婚を選んだことを後悔してしまうのでは?と現在、感じていること自体がお互いにとってプラスではありません。

これから子どもを迎えることで抱える不安は、あなただけではないでしょう。お相手もきっと、始めてのことですから、いくつかの不安を持っているかもしれませんよ。

子どもがいても、いなくても、乗り越えていくべきことはどの夫婦でも何かしら訪れることです。二人で事前に、デキ婚への後悔を少しでも減らす努力をしましょうね。

すでにデキ婚を後悔しているあなたへ

後悔を感じてしまってからの話し合いは、面倒だと思うかもしれません。ですが、何もしないまま後悔で終わらせてしまっていいのでしょうか。

後悔とは、起きてしまった出来事に対して感じること。これまでの自分の選択を悔み、悩んでいるのかと思います。「こんなはずじゃなかった」「こんな人だと思っていなかった」など、デキ婚を後悔している理由はさまざまでしょう。

過去は変えられません。自分が選んできた結果が今に繋がっていることを知って、「これからどうなっていきたいのか」未来に目を向けましょう。

後悔の理由によって解決方法は一つではありませんが、どうしても耐えきれない理由であれば、離婚を考えても仕方ないかと思います。

まずは、夫婦で話し合うことをためらわずに、行動を起こしてみましょうね。

後悔をデキ婚だからと思わない気持ちを持とう

妊婦の妻と手を取り合う夫© iStock.com/talip

何事にも後悔はつきものですが、「デキ婚だったから」と、自分が選択したことを後悔してしまっては、自分自身を否定することになりかねません。

夫婦として絆を深める時期と子育てで忙しい日々が重なることで、問題が起きても解決する時間がなかなか取りづらいと感じるかもしれません。

ですが、不満を溜め込まず二人で向き合う時間を、積極的に設けることをおすすめします。この先の新たな後悔を生まないために、あなたが選んだ道を信じて話し合ってみましょうね。

関連するキーワード