お見合いとは?お見合いの基礎知識とお見合いから結婚までの流れ

向き合う男女© iStock.com/AntonioGuillem

お見合いと聞いて、どんなイメージを最初に思い浮かべますか?「格式ばって面倒」「断りづらそう」など、出会いのきっかけとして選択肢に入れている方は、どれくらいいらっしゃるでしょうか。

現代ではさまざまな形で、出会いを求めることが可能になりました。婚活パーティー・合コン・婚活アプリなど、出会いのきっかけは昔と比べ増える一方ですが、結婚を見据えた相手を探せる方法として、お見合いも価値ある出会いとなるパターンの一つですよね。

そこで、お見合いとはどういったことをするのか、お見合いを選んだ場合にどんな種類があるのかなど、お見合いの流れやメリット・デメリットと併せてご紹介していきます。

婚活に悩む方も、出会いのきっかけを探されている方も、恋愛主義のあなたも、ぜひ一度参考にしてみてはいかがでしょうか?

お見合いとは?

二人で話を聞く© iStock.com/itakayuki

お見合いとは、結婚を望んでいる男女が、第三者の仲介によって設けられた出会いをいいます。

これまでのお見合いからイメージするのは、親同士または周囲から紹介された相手を、仲人さんを通して結婚までに至るスタイルを想像する方が少なくないでしょう。

ですが、現代のお見合いは形を変え、結婚相談所を利用するのが一般的となってきているようです。

お見合いの文化と歴史

鎌倉時代から始まったとされるお見合い文化は、武家や公家など高い身分の者同士で行われていたとされています。

家と家同士の繋がりといった意味合いが強く、いわゆる政略結婚と呼ばれる形が主流で、一般家庭に広がりを見せたのは江戸時代以降といわれています。

「目を合わす」「女合わせ」「妻(め)取る」といった語源からなるお見合い。そのことからも分かるように、妻を合わせること=結婚させるといった意味合いが持たれています。

お見合いが庶民に広がりを見せ始めた江戸時代初期の頃は、いまだ男女の格差はあったため決定権は男性側にありました。

しかしそれ以降は、現代のお見合いの基盤となるような形へと移行していきます。

仲人による家の往来や、紹介を請け負った親族や周囲の人など、お見合いが成立するまでには多くの人が携わっていました。

格式ばったスタイルは断りづらさもありましたが、今では釣書と言われる家柄や学歴などを証明する書面は簡略化され、プロフィールの作成が主となってきました。

また、仲人を立てたスタイルも結婚相談所を介する形に変化したことで、以前より気軽に出会いの一つとして選ばれるようになってきたといえるでしょう。

お見合いと婚活サイトやアプリとの違いとは?

恋愛結婚が主流の現代ですが、多くの選択肢から出会いのきっかけを選べるようになりました。

さまざまな出会いの場から、男女がお互いを選ぶことができるようになったことで、さらに恋愛の自由度が増したように思えます。

出会いの場は増えたけれど、一体、どの選択肢から選んでいいのか迷ってしまう方もいらっしゃるかと思います。そこで、結婚相談所と婚活サイトとの違いをご説明していきます。

婚活サイト型は、入会の審査が比較的簡単で気軽に登録できることが、結婚相談所との大きな違いです。

スマホ等で手軽に気になる相手を検索することができ、メッセージ送信も簡単に送信することができます。そのため、会員・登録者数が多く、結婚を前提とした考えを持つ人ばかりではありません。

また、いわゆるサクラと呼ばれる結婚目的ではない人も混在しており、安価で気軽さがメリットゆえのデメリットも見受けられます。

「結婚をしたい」と真剣に考える方や、サポートを受けながら進めていきたい場合などは、結婚相談所が向いているといえるでしょう。

お見合いができる結婚相談所には3つのタイプがある

アドバイザーと話をする女性© iStock.com/Zinkevych

現在のお見合いの主流は、結婚相談所を介して利用するのが一般的となっています。その中でもお見合いのサービスは大きく3つのタイプに分けられますので、ご紹介していきます。

仲介型

担当のカウンセラーやアドバイザーと呼ばれる仲立ちをする方がいらっしゃいます。カウンセリングも行い、マッチングを伴いお見合いの席までサポートしてくれます。入会審査がしっかりとしており、サポート体制も万全なので安心感があります。

データマッチング型

会員それぞれにコーディネーターや結婚アドバイザーはいるが、会う段取り等は自分で行うタイプです。会員数は多く、仲介型に比べると費用も安価で、自分のペースで婚活が可能です。

オンライン型

仲介する結婚アドバイザーなどはおらず、他2つに比べ非常に低価格です。対面サポートではなく、オンラインで完結できます。

3つのタイプにはそれぞれのメリットやデメリットがありますので、ご自身の環境や収入に合わせて選ぶことをおすすめします。
事前に数社から無料婚活相談や資料請求するなどして、しっかりと見比べてから入会しましょう。

また、独身証明書や収入証明書など必ずしも提出を義務づけていない結婚相談所もありますので、ご自身の希望に沿った会社を見つけてくださいね。

お見合いのメリット・デメリットとは

結婚を前提に考えた出会いがお見合いですが、そのメリットやデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

お見合いのメリット

お見合いをする上で得られるメリットには、以下のような点が挙げられます。

  • 相手の身元が信頼できる
  • 結婚までの期間が比較的早い
  • 忙しい場合でもカウンセラーがセッティングしてくれる
  • サポートがあるため相談しやすく安心感がある
  • 割り切って断ることができる

独身証明書や収入証明書の提出が義務づけられているところであれば、身元がしっかりとしています。仲介するアドバイザーがいるタイプの会社であれば、自分が忙しくてマッチングが難しい場合でもお相手を探してくれるなど、サポートが手厚いこともメリットです。

また、最大のメリットは「結婚をしたい」といった意識を持った相手と出会えるため、目的が同じであるため、結婚までの期間を比較的短く過ごすことができます。

もしお相手とマッチングしなくても、アドバイザーの方が仲介してくれますので、断りにくさを感じることがありません。

お見合いのデメリット

結婚相談所のタイプにもよりますが、基本的に初期費用を伴うことが多くその利用料金はさまざまです。お見合いにおけるデメリットを見ていきましょう。

【入会金などの費用がかかる】

初期費用
登録料
月会費
お見合い料
成婚料

【結婚まで決める期間が短い】

【条件から入ることが多いため恋愛感情に至るまで時間がかかる】

相談所によって料金形態はさまざまであり、一概に全てが高額であるとはいえませんが、仲介型等の結婚アドバイザーを介するタイプは、数万~数十万円の費用が必要となります。予め、どの程度の費用がかかるのかチェックしておきましょう。

結婚までの期間においては、出会ってから3~4回程度のデートを重ねてから(約三か月の間で)、結婚の意思があるかどうか問われることが、お見合いのマナーとされています。

そのため、スピード感のあるお見合いの流れに、戸惑ってしまう方も少なくないでしょう。結婚を前提とした出会いなので、お付き合いの時間だけを長く続けるということにはなりません。

そういった点では、じっくりとお相手を見極めて考えたい人にとってはデメリットと感じるでしょう。

お見合いの一般的な流れ

お見合いをしようと検討している方が、知っておきたい一般的な流れをご紹介いたします。

流れ 内容
入会 まずは結婚相談所へ入会します。登録の際、身分証明書や独身証明書が必要になる場合がありますよ。
申し込み お相手の情報を検索してもらい、お見合いを申し込みます。職業や年齢、収入などを考慮し、気になる相手を見つけましょう。
お見合い 申し込みをした/された相手がお互いに了承したら、いよいよお見合いに移ります。日程は担当の方に調節してもらえますよ。
交際成立 お見合いの感触がお互いに良ければ交際成立です。1ヵ月ほどの期間を設け、お試しで交際することになるでしょう。
本交際 相性が良ければ、そのまま本交際に移ります。期間はだいたい2~3ヵ月ほど。あまりダラダラと長くは引っ張らないようです。
プロポーズ 交際が順調に進んだ末に、「この人だ!」と確信を得たらプロポーズをします。
成婚 プロポーズされた相手が受けたら、ついに成婚です。入籍ではなく、双方の結婚の意思が固まっている状態を指しますよ。

紹介所のタイプによってお見合いの流れは変わってきますが、一例としてどんな形で進むのか知っておくことで心構えができますよね。

お見合いの回数や結婚までの期間

一般的にお見合いから結婚までに会う回数は、平均10回~20回ほどといわれています。人によってはすぐに結婚に至る方もいらっしゃるので一概にはいえませんが、プロフィールだけでは決めかねる部分があるので、数人の方と出会うことも大切ですよね。

結婚までの期間は三か月から一年の間で結婚に至ることが多く、結婚することを前提とした出会いであるため、結婚までの期間は比較的短いといえるでしょう。

お見合いをする上での注意点と大切にしたいポイント

お見合いを進めていくうえで大切にしておきたいポイントは、理想の条件にこだわりすぎないことです。お見合いでは、プロフィールを見て最初にお相手をマッチングしていきますが、相手の肩書や職歴等などを最初に検討することとなります。

結婚に求める理想は人それぞれですが、相手への条件にばかり目がいってしまうと、結婚とはそもそも一体どうあるべきか?といった事からかけ離れていくことになってしまいます。

そうなると、どんな条件の人を紹介されても「もっと違った人がいるのではないのか」と、お相手が決まらずに結婚が遠ざかってしまいます。

自分が結婚相手に求めているものが何かも大切ですが、どんな結婚生活がしたいのかにもしっかりと目を向けることを忘れずにお見合いを進めましょうね。

お見合いは結婚までの一つのプロセス

新郎新婦© iStock.com/imtmphoto

「結婚したい」と考える男女が確実に出会える手段として、お見合いは最適な出会いの一つです。

結婚相談所は、入会金や月会費などの費用がかかるため入会までの検討時間も必要となります。ですが、真剣な出会いと安心を得たいのであれば「お見合い」という出会いの場は、結婚を望む方にとって大切なプロセスの一つとなるでしょう。

お見合いの特徴を活かして、あなたが望む結婚と出会ってくださいね。

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