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「待ちに待ったはずのプロポーズなのに、なぜだかあんまり嬉しくない……」と思ってしまう人は、実は少なくないようです。
プロポーズは言わば、結婚生活を始めるためのスタートライン。ここで躓いてしまっては、今後もうまくやっていけるか不安に感じてしまっても無理はありません。
期待していたプロポーズが嬉しくないのには、どのような理由があるのでしょうか。
目次
期待していたはずのプロポーズ、なのに嬉しくないのはどうして?
プロポーズに憧れを抱いている方も多いはず。理想のプロポーズについて誰かと熱く語り合った、なんて経験も珍しくないのではないでしょうか。
ですが、いざ実際にプロポーズを受けた際、純粋な喜び以外の感情を抱いてしまうケースもあるのだとか。
プロポーズを期待していたのに嬉しくないと感じる原因には、大きく分けて、
- パートナーとの関係性に問題がある
- プロポーズそのものに納得していない
という、二種類の問題が考えられます。それぞれについて、詳しくご紹介していきましょう。
プロポーズが嬉しくないと感じる原因:パートナーとの関係性に問題がある
まず、パートナーとの関係性に問題があったがために、プロポーズが嬉しくないと感じてしまうケースについてご紹介していきます。
結婚したいほど好きな相手ではなかった
それなりに相手のことが好きで付き合っていたものの、結婚したいほどではなかったという事実に、プロポーズされてから気がつくという場合もあるそう。
パートナーにとっては気の毒でしかありませんが、かと言って違和感に目をつぶってしまっては、仮に結婚してもその生活が長続きしない可能性があります。
「嬉しくない」という感情の正体は、「これからどうやって断ればいいんだろう」という憂鬱な気持ちだとも考えられますよ。
相手との未来が想像できない
恋人としては良い相手だとしても、結婚したら苦労が目に見えるような人もいます。
そんな人にプロポーズされた場合、相手との未来がどうしても想像できず、お断りしたいと感じることがあるようです。
結婚前から完璧に想像ができることも珍しいですが、まったく思い浮かばないのも困りものですよね。
急かし続けた結果のプロポーズだった
何度も何度も、人によっては数年越しで急かし続けた上にようやくプロポーズされた、という方もいらっしゃるはず。
ようやくプロポーズしてくれた喜びを感じるかと思いきや、「こんなに催促しないとプロポーズしてくれる気にならないんだな……」と、相手の決断力の無さに熱が冷めてしまうことがあるそう。
前向きな感情からではなく、仕方なくプロポーズをしてくれたのかと思うと、確かに嬉しさよりも悲しみが勝ってしまうのも頷けます。
プロポーズが嬉しくないと感じる原因:プロポーズそのものに納得していない
続いて、プロポーズそのものに納得していないことが原因で「嬉しくない」と感じてしまうケースについてご紹介していきます。
プロポーズの言葉が良くない
プロポーズの言葉がイマイチで、「なんだか残念な気分になってしまった……」という声も。
- 「結婚してあげてもいいよ」
- 「俺と結婚したいでしょ?」
のように、上から目線のプロポーズをされて不快だった、という意見は少なくないようです。
また、年齢や世間体を理由にしたプロポーズも、かなりポイントが低いと考えられます。
照れ隠しからこのような言葉が出てしまうのかもしれませんが、「あなたのことが好きだから結婚してほしい」という一番大切な思いが伝わってこないプロポーズは、マイナスな印象しかありませんよね。
シチュエーションが悪かった
夜景が見えるレストランで、感動的なプロポーズを……とまでは行かなくても、それなりのムードは欲しい方もいますよね。
ですが、ムードも何も感じられないような場所やシチュエーションでのプロポーズでは、喜びより「え、今!?」という困惑が勝ってしまうでしょう。
- 騒がしいショッピングセンター内でのプロポーズだった
- 寂れた公園で急に「結婚しよう」と言われた
- 家事などの片手間にぞんざいな感じでプロポーズをされた
というケースでは、嫌な気持ちになってしまうのも仕方がないのではないでしょうか。
大げさなサプライズをされた
フラッシュモブなどの他人を巻き込んだ大掛かりなサプライズは、人によっては大変な苦痛を受けるものです。
大勢の目に晒されれば、プロポーズをお断りするのもかなり難しくなるでしょう。そういった「狡さ」を感じてしまうのも、サプライズの欠点ではないでしょうか。
元々サプライズ好きを公言していたのなら、パートナーがその気持ちに寄り添ってくれたということになります。
が、特に何も言っていないのにいきなり実施されてしまっては、戸惑いや怒りを感じるのも無理はありませんよね。
プロポーズに納得できない時はどう答える?
もし、プロポーズをその場で受けることができないと感じたら、「少し考える時間が欲しい」と一旦話を持ち帰りましょう。
特に、出先でのプロポーズは周囲の目もありますので、すぐに断ってしまえばプロポーズした側の心の傷がかなり深くなってしまうことが考えられます。
相当ダメなプロポーズでしたらその場で断るのもアリですが、嬉しくないと思う自分の本心と向き合ってからでも遅くないのではないでしょうか。
自分のためにも、相手のためにも、なるべく即断は避けるよう心がけてくださいね。
プロポーズを嬉しくないと感じてしまった時の対応
では、プロポーズを嬉しくないと感じてしまった場合、どのようにして問題を解決すればよろしいのでしょうか。
嬉しくないと感じるケースによって対応が異なりますので、ご自分はどの項目に当てはまるのかご確認してみてくださいね。
自分の心に向き合う
プロポーズが嬉しくないと思う場合、これまでの付き合いの中で何かしらひっかかる部分があったことが考えられます。
- 金銭感覚に大きな開きがある
- 食の好みがかけ離れている
- 人によっては横柄な態度をとる
- 怒ると物に当たる
- 何かと我慢を強いられることが多い
など、「ん?」と思うような出来事が今までにあったりはしませんでしたか?
まずは違和感の根本を探り、その上で改善の余地が一切無さそうなら、お別れを視野に入れることも考えなければなりませんよ。
「やり直してほしい」と素直に伝える
プロポーズの言葉やシチュエーションなど残念に感じたのだとしたら、どこが嫌だったのかを本人に伝えてやり直してもらうという手もあります。
強い口調にならないよう気をつけながら、
- プロポーズをとても楽しみにしていたこと
- 残念に思った部分
- 可能ならもう一度プロポーズしてほしいこと
の三点を伝えてみましょう。
なお、「やり直して」という言葉にはあまり良くない印象があります。
「もう一度プロポーズしてもらえたら嬉しい」というように、言い回しに気をつけながら気持ちを打ち明けてみてくださいね。
相手がどんな意図でプロポーズをしてきたのか聞いてみる
あなたがうれしくないと感じている部分が、相手にとっては良かれと思っていた可能性があります。
つまり、パートナーはあなたがなぜ残念な気持ちを抱いているのか、まったくもってわかっていない可能性があるということです。
あなたと相手との間で認識のすれ違いが起きてるのかもしれないので、嬉しくないと思った部分について、意図を聞いてみてはどうでしょうか。
その真意を知れば、自分の中で落としどころを見つけられるかもしれませんね。
どれだけ期待していたとしても、プロポーズが嬉しくないと感じることはある
たとえどれだけプロポーズを期待していたとしても、実際にされてみたらあんまり嬉しくなかったと感じることもあるはず。
ですが、だからといって即座に断るのはあまりにも早すぎるでしょう。
まずはプロポーズを嬉しくないと思う原因と、改善の可能性を探ってから判断してみることで、前向きな決断を下すことができるかもしれませんよ。