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長男との結婚に対し、何となくマイナスなイメージを抱いてしまうという意見もあるそう。
「同居になる確率が高そう」「親戚付き合いが大変なのでは……」という声も少なからず見受けられます。果たして、長男との結婚には本当に苦労が付きものなのでしょうか?
長男との結婚に関する情報を、詳しくご紹介していきます。
目次
長男と結婚すると後悔するって本当?
長男と結婚したことによって苦労するか否かは、家によるとしか言いようがありません。
伝統や昔ながらの考え方を尊重する家庭の長男だと、確かに苦労する場合もあるでしょう。ですが、現代では「長男」に対する考え方の重みも、ずいぶん変化しています。
従って、一概に「長男=結婚を避けた方がいい」とは限らないのです。とはいえ、結婚すると大変な思いをしてしまうタイプの長男が存在するのもまた事実。
では、具体的にどのような弊害があるのでしょうか?
長男と結婚して大変なことはある?
長男との結婚で大変な思いをしてしまったというケースは、少なからず存在します。すべての長男がその限りではありませんが、下記のようなトラブルが起こる可能性も頭の片隅に入れておきましょう。
同居が必須の場合がある
「長男夫婦は両親と同居するもの」という考えが根づいている家系の長男と結婚すると、高確率で義両親との同居を迫られます。
結婚当初はうまく逃げおおせたとしても、数年後に同居することが決まってしまった……というケースもあるのだとか。
同居は絶対に考えられない!という人にとっては、まさに鬼門ではないでしょうか。
介護の問題に巻き込まれやすい
一昔前までは、「お嫁さんが義両親の介護をするものだ」という考え方が当たり前でした。
現代ではずいぶんとその風潮も薄らいできましたが、地域によってはまだまだ変わっていないところもあるそう。
仮に昔からの考えが色濃く残っている家庭で育った長男と結婚してしまうと、介護の問題が浮上した時間違いなく白羽の矢が立つでしょう。
義実家のしきたりが厳しいことも
義実家やその地域特有のしきたりが厳しく、不慣れな生活に翻弄されてしまうことも。田舎の方でよく見受けられるケースです。
最悪の場合、休日の行動まで逐一制限されてしまうこともあるそうですよ。
親戚付き合いで苦労する可能性
長男の結婚相手ということで、親戚付き合いの場に顔を出さざるを得なくなってしまう場合も、少なくないとのこと。
人づきあいが苦手な人にとっては、かなり厳しい戦いになりそうです。
子どもを産むようプレッシャーをかけられるケースもある
時に、長男と結婚すると子どもを産むようにプレッシャーを掛けられることがあるようです。
子どもを産むか産まないかは夫婦で考えるべきことですし、そもそも授かりものなので作ろうと思って作れるものではありません。
ですが、「長男の子だから」という言い分を振り回し、やたらと干渉したがる親も少なからずいるみたいですね。
長男と結婚するメリットとは
長男と結婚するメリットとして考えられるのは、義実家からの支援を受けやすかったり、遺産や持ち家を相続できることもあるという点です。
ですが、この点に関しては人や家によるとしか言いようがありません。両親が次男の方と関わりが深い場合もありますし、そもそも相続する財産が存在しないケースも考えられます。
あくまで頭の片隅に留める程度にしておき、あまり期待しすぎないようにしましょう。
長男と長女は相性がいい?
長男だから、長女だからといって必ずしも性格の方向性が等しくなるわけではないので、こちらに関してもやはり人によるとしか言えません。
どちらかというと、問題は相性の良い悪いではなく、跡継ぎの必要性の有無です。
両者が実家の跡を継ぐ必要があるなら、結婚するにはかなりの苦労をすることになるかもしれません。
お互いが納得できるような落としどころを見つけるまでに数年の歳月がかかり、そのために結婚が遅れたカップルもいるそうですよ。
長男と結婚したら本籍地はどこにすべき?
長男と結婚したとしても、本籍地はどこにしても構いません。どちらかの実家にするというのが一般的なようですが、新居を構える地でもまったく問題ないでしょう。
ただし、今後引っ越しの予定があるなら、本籍地は実家にしておいた方が後が楽になります。見通しが立っている範囲のライフスタイルにより、本籍地を決めるようにしましょう。
長男と結婚する前にチェックするポイント
現代では長男との結婚が特別なものではなくなりつつありますが、それでも100%ではありません。
結婚後に大きな苦労を背負ってしまわないよう、長男と結婚する前にいくつかチェックしておくべきポイントがありますよ。
同居の必要はあるか
この点を有耶無耶にしてしまうと、後々かなり大変な思いをしてしまう可能性が高いです。もし同居をしたくないのなら、その意思をきっぱりと伝えることを疎かにしてはいけません。
中には義両親との同居が絶対条件と考えている人もいますので、自分の身を守るためにも、決して確認を怠らないようにしましょう。
跡を継ぐべき家業はあるか
相手が長男で、尚且つ跡を継ぐべき家業がある場合は、あなた自身のキャリアを犠牲にしてその家業を手伝わなければならなくなることも考えられます。
それでも構わないのなら問題はありませんが、もし仕事を諦めたくないと強く思うのなら、結婚を考え直す必要があるかもしれません。
実家よりも自分を優先してくれる意思はあるか
親や家族を大切にすることは悪いことではなく、むしろ称賛されるべきことでもありますが、そのせいで自らのパートナーを蔑ろにするのは言語道断です。
そのため、いざという時に実家よりも自分を優先してくれる意思が相手にあるのかを、しっかりと確認しておきましょう。
長男との結婚が必ず後悔をもたらすわけではない
「長男との結婚は苦労するのか」という問いに対しては、「人による、家庭環境による」としか答えようがありません。
ですが、住んでいる地域や家庭環境、義両親の思想によっては、結婚後に苦労することがありありと想像できるケースもあるでしょう。
そのため、「長男だから」という色眼鏡は捨てつつも、彼を取り巻く環境に注意深く目を向け、結婚相手として不安は無いかを見極める必要がありますよ。