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1.5次会のようなカジュアルな結婚式や、結婚のお披露目パーティーにゲストをご案内する場合、「招待状」もしくは「招待メール」を作成しお送りします。1.5次会の結婚式では、どのような内容の「招待状」や「招待メール」をお送りするのか書き方と文例をご紹介します。
目次
招待状の送り方を決める
紙の招待状で送る(返信ハガキ付き)
家族や親族、会社の上司、年配の方をお呼びするフォーマルな1.5次会、会費をご祝儀制にする場合は返信ハガキをつけた紙の招待状を送付するのがよいでしょう。目上の方やお世話になった方には招待状を手渡しすることをおすすめします。結婚の報告や当日のスピーチを直接お願いし、お招きすることがマナーですので注意しましょう。
WEB招待状を送る
ゲストが友人中心のカジュアルな1.5次会ウエディングをおこなう場合は、こちらの方法を選んでもよいでしょう。WEB招待状とはインターネット上で結婚式のご案内と出欠確認ができるサービスです。無料で利用できるものもあります。SNSなどで簡単に招待状を送れるのが魅力です。
メールを送る
WEB招待状よりもっと簡潔な送り方です。メールに案内文を記載し、ゲストに送付するだけです。理解ある友人のみ招待する場合ならこの方法をとってもよいでしょう。しかし、「結婚式の案内をメールで送るなんて非常識だ」と思われてしまう可能性もあります。この送り方にする場合は相手を考え、直接会ってフォローできるようにしましょう。
招待状に盛り込む内容
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招待状の形式を決めたら、次は記載する内容をまとめましょう。招待状の中に必ず盛り込む内容があります。
1. 開催日時
2. 会場名、住所、電話番号、会場のURL、地図
3. 交通機関、最寄りの駅からのアクセス、駐車場の有無
4. ドレスコード(平服でよいのか、コンセプトがある場合は協力してほしい服装)
5. 会費(会費制にする場合)
6. 出欠連絡の締め切り日
通常の結婚披露宴でお送りする招待状と異なる点は、「会費についてのご案内」の有無です。ご挨拶文では当日「会費であること」を文章に加え「会費金額」を明記します。また、1.5次会ウエディングの場合ドレスコードに迷うゲストが多いです。平服なのか、具体的にどういった服装かの記載をすることでゲストが安心できます。
招待状の内容に過不足があると当日ゲストが混乱してたどり着けない場合もあるので、事前に内容を確認して送りましょう。
送る時期について
1.5次会の準備期間は平均3カ月と言われています。その中で招待状を送る時期は、ご祝儀制をとるフォーマルな形のものは3カ月前に、カジュアルなウエディングパーティやお披露目パーティの場合は2カ月前までに送るとよいでしょう。レストランウエディングの場合、人数や料理を決める期限が設けてあります。結婚式をおこなうと決めたらゲストリストを決めておくのが良いでしょう。日時と場所が決まったらすぐ招待状を送れると、ゲストの出欠確認もゆとりができ、準備がスムーズにいきそうです。
招待状の文例集
フォーマルな1.5次会の文例
謹啓 盛夏の候 皆さまお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。
このたび 私たちは結婚式を挙げることになりました
つきましては 日頃お世話になっている大切な皆様と楽しいひとときを過ごしたく
ささやかな披露パーティを催したいと思います。
ご多用中とは存じますがご出席いただければ幸いです
尚 当日は会費制とさせていただきましたので
ご祝儀などのお心遣いはなさいませんようお願い申し上げます
謹白
2018年1月吉日
新郎氏名・新婦氏名
記
日時 平成〇年〇月〇日(〇)
時間 受付 午後〇時〇分
開宴 午後〇時〇分
会場 会場名
会場住所
(JR○○線 ○○駅 下車 5分)
会場連絡先
-地図-
会費 15000円
尚 勝手ながら〇月〇日(〇)までにご返信いただきますようにお願いいたします。
カジュアルな1.5次会の文例
風薫る新緑の季節
皆さま いかがお過ごしでしょうか
さてこの度 私たちは結婚することとなりました
つきましては 日頃お世話になっている皆さまに
結婚のご報告をかねてこころばかりのパーティを催したいと思います
私たちの新たなスタートとなる日を皆さまに見守っていただければ幸いです
お忙しいとは存じますが ぜひご出席ください
よろしくお願いいたします
慶事に関する文章には「、」「。」などの句読点は使わないのがよいとされています。幸せが「着れる」「終わる」というイメージを感じさせる恐れがあるからです。句読点を打つ場所には全角スペースを入れて読みやすくします。
1.5次会招待状のまとめ
1.5次会スタイルや会費制の結婚式をおこなう場合、その内容やシステムに戸惑うゲストも多いはずです。招待状で過不足なく説明し、安心して参加してもらえるように気をつけましょう。例文を参考に呼ぶゲストやスタイルによって、言葉や内容を変えて自分たちにあった招待状を作成してみてください。