©subin pumsom – shutterstock.com
結婚式では装花やテーブルコーディネートなど、いろいろと決めなくてはいけないことがたくさんあります。会場のコーディネートを決めるポイントとしてイメージカラーを考えておくと会場全体が統一されて会場装飾の準備もスムーズになります。色が持つ印象やゲストに与える効果、結婚式のテーマカラーの決め方、色別のお花の種類などご紹介します。
目次
イメージカラーとは
色には特定のイメージや意味があり、人がその色を見たときに無意識のうちに感情に働きかけることがあります。そのため結婚式の会場装飾や新郎新婦の衣装に使われる色によって結婚式の雰囲気も変わり、ゲストがとらえるイメージも異なります。
レッド
さまざまな色の中で真っ先に注目される色で、記憶されやすい色ともされています。日本ではおめでたいことに使われる色になるので、気分を盛り上げるカラーになります。
オレンジ
明るさにあふれる色で、親しみやすさがあり、エネルギーを与えてくれる色です。楽しさや食欲をそそる色ともされています。
イエロー
人が最も明るいと感じる色で喜びや希望を与え前向きになる力を与えてくれます。カジュアルな印象が強い色になります。
グリーン
自然を連想させ、調和とバランスの色で、癒しを与えてくれます。緊張や疲労など和らげる効果があるといわれ、黄緑のような色はフレッシュ、深緑はシックなイメージになります。
ブルー
空や海に連想され落ち着きを取り戻す色で、誠実・清潔なイメージにも繋がります。聖母マリアを表す神聖な色とも言われています。
パープル
美しく高貴な色とされ、高級感がありますが、癒しの色という側面もあります。品格があり、明るめのパープルは華やかさがでます。
ホワイト
ホワイトは純粋や清潔、美しさを表し、クリーンなイメージもあります。最も軽く感じる色であらゆる色と調和できます。使う分量で明るさ、強さ、優しさがでる色です。
結婚式でのイメージカラーの決め方
ドレスの色
ウエディングドレスやお色直しのドレスで結婚式のイメージカラーを決めます。ドレスに使用する色でかわいいイメージや、清楚で上品なイメージが表現できます。着用するドレスの雰囲気に合わせた装花や、ドレスとリンクさせたゲストテーブルのクロスなど、アイテムに合わせた色のコーディネートを楽しめます。
会場の雰囲気
会場の持つ雰囲気を活かしてイメージカラーを決めます。緑があふれるレストランウエディングの会場は淡くてやさしい色合いのイメージや、ゲストハウスであればグリーンと白をベースにした海外風、ホテルウエディングのように格式高くスタイリッシュな会場には紫でシックなイメージのカラーなどもバランスがよいでしょう。会場によって相性がよいカラーが異なるので、見学の際にイメージをしておくとよいでしょう。
イメージしている理想の雰囲気
もともと理想のイメージがある場合はそのイメージに沿ったカラーを決めます。例えば趣味から連想させ、海が好きならばブルー、山歩きが好きならばグリーンなど結婚式に取り入れやすいカラーを決めて主役の新郎新婦が思い入れのあるカラーを選びます。
季節
結婚式を挙げる季節によってテーマカラーを決める選び方もあります。例えば、春であればパステルカラーで春のあたたかさを、夏はビビットな黄色で太陽のイメージ、秋は実りある季節なのでオレンジ、冬は深い赤や緑でクリスマスムードを表現するとゲストにも季節感からイメージカラーが伝わりやすく、目で見て楽しむ雰囲気作りができます。
イメージカラーにあわせたおすすめの花の選び方
ピンク
かわいい印象で甘くロマンティックなイメージのあるピンクにはバラ、芍薬、ガーベラ、チューリップなどがおすすめです。くすみカラーのピンクを組み合わせると大人っぽい印象になります。
オレンジ
暖色系カラーはアットホームな印象になり、ダリアやガーベラ、ポピーで飾ります。明るいオレンジであれば夏に、深みのあるオレンジであれば秋にも相性がよく季節感がだせます。
グリーン
ナチュラルなイメージで清潔感がでて、ユーカリ、オリーブ、ツタなどの葉っぱのグリーン使いも爽やかです。アジサイのアナベルは咲き始めはグリーンでボリュームもあり存在感がでて、優しい印象になります。
白
結婚式で花嫁カラーの白は神聖なイメージカラーになり、華やかな印象にしたい時は、芍薬、バラ、ユリなどを使います。白い花でも、かすみ草やマーガレット、スズランなどはナチュラルなイメージになります。
ブルー、水色
清楚で上品な印象になり淡い色であればかわいく優しい印象ですが、鮮やか濃いブルーはクールでかっこいい印象になります。サムシングブルーに使われる水色の花びらのブルースターやアジサイなどがあります。
紫
落ち着いた大人っぽい印象を演出するカラーですが、ラナンキュラスやトルコキキョウで合わせると可憐なイメージも加わり会場全体をシックに魅せます。
イメージカラーとお花で選ぶコーディネート例
ピンクで白を基調にした会場に合わせてかわいい雰囲気に
白を基調にしたゲストハウスの装飾にピンクのバラとテーブルクロスを中心にしてかわいい雰囲気に。花嫁が華やかな女性らしいイメージに見えるお花の選び方です。
グリーン×白でナチュラルでアットホームな印象に
全体をツタやオリーブのグリーンでまとめて白や黄色の小花をポイントにナチュラルさをだしてウッド調の会場にあわせています。ゲストとの距離を近く感じられるイメージになります。
ブルーをイメージカラーにした海のような爽やかな会場
白いバラやブルースターを使った爽やかな雰囲気はゲストにもテーマが伝わるイメージカラーのある結婚式にできます。
イエローでまとめて元気で明るいイメージに
黄色のひまわりを中心にレモンやライムを合わせて爽やかなイメージに。季節を感じる元気なカラーで結婚式も盛り上がりそうです。
紫でエレガントでラグジュアリーさを
存在感がでる濃い紫のすみれを中心とした装花でテーブルコーディネートをするとモダンでラグジュアリーな雰囲気がでます。濃いパープルは大人っぽく落ち着いた雰囲気にしたいときにおすすめしたいカラーです。
結婚式でのイメージカラーとお花選びはどうする?選び方のポイントのまとめ
結婚式のイメージカラーを決めることは会場の統一感をだすために大事なことです。イメージカラーを決めるのに悩む方はドレスや会場の雰囲気、季節にあわせて考えると選びやすくなります。イメージカラーを決めたあとはお花選びになりますが、選ぶお花によってボリューム感や全体の印象を左右しますので、コーディネートのイメージをあらかじめ決めておくことが会場装花の成功のコツです。お気に入りのカラーやお花を見つけてお二人らしい結婚式にしてください。