ベストマンとは?結婚式でのベストマンの役割・服装、選ぶ基準を紹介!

ベストマンとアッシャー、新郎© shunevich24 – stock.adobe.com

最近、日本で取り上げられ始めたアッシャー(グルームズマン)という文化をご存じですか?

結婚式の準備の手伝いや、結婚式当日に新郎のサポートを引き受けてくれる人々を指しますが、その中のまとめ役のことを「ベストマン」と呼ぶようです。

まだまだメジャーではないベストマンですが、彼にはどのような役割があるのでしょうか。詳しくご紹介していきます!

ベストマンとは?

ベストマンとは、結婚式で新郎のサポートをするアッシャーの代表者を指します。

アッシャーは結婚式の事前準備から当日まで、新郎をサポートしてくれる男性達のことですが、中でもベストマンはより責任の思いポジションになります。アッシャーの中で新郎からの信頼が最も厚い者が、ベストマンを任されます。

なお、女性側でアッシャーにあたる役割はブライズメイド、代表者はメイドオブオナーと呼ばれているんですよ。これだけでは分かりにくいので、アッシャーとブライズメイドとは何かをご説明していきます!

アッシャー&ブライズメイドって?

ブライズメイド© Ulia-Koltyrina – stock.adobe.com

アッシャーとブライズメイド、それぞれについてご紹介します。

アッシャー

アッシャーとは欧米の文化で、結婚式における新郎のサポート役を指し、新郎の友人や親戚かつ未婚の男性から選出されます。基本的に2~5名選ばれることが多いようですね。

結婚式の当日はおそろいのスーツを身につけ、式の進行や会場のセッティングをサポートします。また、独身最後の夜に行われる「バチェラーパーティ」を主催したり、当日の新郎の心を元気づけたりと、物理的・精神的に新郎を支える役割があります。

ブライズメイド

ブライズメイドとは、アッシャーの女性版を指し、おそろいのブーケとドレスを身にまとって新婦のサポートに徹します。なお、ブライズメイドとアッシャーの人数は同数にするとのこと。

両者の起源はヨーロッパで、結婚式当日に幸せを妬んでやってきた悪魔から新郎新婦を守るため、周囲の人々が新郎新婦と同じような服を着て、悪魔の目を欺いたのが始まりだそうですよ。

ベストマンを選ぶ基準は?

ベストマンを選ぶ際、新郎との信頼関係はもちろんのこと、その性格も考慮しなければいけません。なぜならば、ベストマンは指揮や進行を担うため、ゲストからの注目を浴びやすいからです。

いくらひっそりと行動しても、ベストマンはどうしても注目を集めてしまうため、人前が苦手という方には向かない役割と言えます。また、リーダーとして動くことがどうにもうまくできないという方にとっても、ベストマンは荷が重い役割でしょう。

目立つことや人の先頭に立つことが苦ではない、信頼できる未婚の男性こそが、ベストマンにふさわしいと言えます。

ベストマンの役割:結婚式前

楽しそうな男性陣© Drobot-Dean – stock.adobe.com

ベストマンの役割は多岐に渡ります。責任も付きまといますが、そのぶん成功した時は喜びも大きくなることでしょう。まずは結婚式前にやるべきことをご紹介します。

結婚式の準備

結婚式当日の流れについて、プランナーと打ち合わせをします。式やディナーのリハーサルをしたり、会場のレイアウトを考えたりと、準備の段階から結婚式に深く関わります。

また、スケジュールの調整や、他のアッシャーやブライズメイドの宿泊手配、乾杯の挨拶を依頼したりと、多くの業務を迅速かつ的確に捌く能力が必要です。

バチェラーパーティの企画

独身最後に、仲間内でパーッと騒いでしまおう!という目的で開催されるのがバチェラーパーティです。その幹事を、ベストマンが任されることになります。

大いに盛り上がるのも結構ですが、新婦に愛想を尽かされないよう、ほどほどの所で参加者を止められるよう努力しましょう。

新郎の精神的サポート

式当日までに、新郎の精神が揺らぐことがあります。そんな時、励ましの言葉をかけたり、元気づけるのもベストマンの仕事です。

また、結婚式の準備段階で新郎と新婦が喧嘩をすることもあるでしょう。そんな時も、二人の仲を取り持てるよう、うまく立ち回らなければなりません。なかなか骨の折れる役回りですね。

ベストマンの役割:結婚式当日

次に、結婚式当日のベストマンについてご紹介します。

新郎の付き添い・世話

新郎が衣装を着るのを手伝ったり、緊張をほぐすために話しかけたりと、新郎のすぐ近くでサポートをすることになります。新郎無くして結婚式は執り行えませんから、非常に重要な役割と言えますね。

進行手伝い

指輪の管理やアッシャーへの指示、新郎がマリッジライセンスを持っているかの確認や、ブライズメイドたちのエスコートなど、挙式の進行でもベストマンは大忙し。また、人前式の場合には結婚の立会人になるケースもあるそうですよ。

披露宴や二次会のサポート

挙式が終わってもやることはまだあります。披露宴や二次会を新郎新婦が希望した場合、こちらのサポートもする必要があります。全体を仕切りつつ、他のアッシャーたちの指揮を執りながらうまく進行するように気を配る必要があります。

ベストマンとアッシャーの服装はどう決める?

アッシャーの靴下© Nadtochiy – stock.adobe.com

ベストマンの服装は新郎と統一感を出すのもよし、あえて真逆の雰囲気にしてみるのもよしですが、ベストマンとアッシャーは全員揃いの服装にしましょう。

頭のてっぺんから足の先まで同じものを身につける必要はありませんが、例えばネクタイやシャツだけをそれぞれ違うものにして、ジャケットとパンツはおそろいにしてもいいですね。あまりにも新郎新婦の衣装とジャンル違いにならないよう気をつけましょう。

また、衣装代は基本新郎新婦持ちになります。結婚式に関わる多くのことを任せるのですから、ここはきっちりと準備しておくのが筋ですよね。

ベストマンへのお礼はどうする?

ベストマンへのお礼は、実用的な小物がいいとされています。

  • ボールペン
  • 万年筆
  • カフスボタン
  • ネクタイピン

など、結婚式後も長く使えるものをプレゼントしましょう。

ベストマンと新郎で、思い出深い結婚式を!

結婚式成功© WavebreakMediaMicro – stock.adobe.com

ベストマンは責任が重くすべきことも多い役割ですが、結婚式が成功した暁には、それだけ喜びも大きいことでしょう。

ベストマン、アッシャー、新郎の連携で、思い出に残る結婚式を作り上げてくださいね!