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婚約指輪や結婚指輪を巡る喧嘩は、あまり珍しくはないようです。金額やデザイン、指輪に対する価値観の違いなど、その原因はカップルによってさまざま。
ですが、大切な指輪選びであまり喧嘩をしたくはないですよね。予防策をしっかり身につけ、素敵な指輪に出会いましょう!
目次
婚約指輪・結婚指輪の平均予算はどれくらい?
ゼクシィ結婚トレンド調査2019によると、婚約指輪と結婚指輪の平均予算は下記のようになるそうです。
婚約指輪 | 結婚指輪(夫婦合わせて) |
35.5万円 | 24.2万円 |
決して安くはない買い物ですし、何よりこれから先ずっと身につけるものですので、強いこだわりを持って選ぶという方も多いのではないでしょうか。
ですがその一方で、指輪を買うことに消極的な方がいるのもまた事実。特に婚約指輪に関しては「もったいない」「欲しいと思わない」という理由で、購入自体しなかったというカップルも少なくはありません。
このように、指輪に対する価値観は三者三様です。そのため、カップル同士で認識のすり合わせが十分にできていないと喧嘩に発展してしまうこともしばしばです。
では、どのような原因で喧嘩が起きてしまうことが多いのか、詳しく紹介していきましょう。
婚約指輪・結婚指輪選びで喧嘩が起きてしまう原因:金額
通常のアクセサリーと異なり、婚約指輪や結婚指輪は特別な意味合いを持っています。だからこそ相応の値打ちがあり、上を見たらキリがありません。
決して安くはない買い物なだけあって、トラブルも起こりやすくなってしまいます。「これがいい!」と言われる指輪が軒並み高かったり、逆に「これはどう?」と薦められるものが想定よりずっと安かったり……。
また、せっかく予算を決めて買いに行き、その予算内のものを選んだにもかかわらず「こんなに高いものは買えない」と要求を突っぱねられてしまった、というケースもあるようです。
あれこれと揉めているうちに、指輪を買う喜びよりも相手への不満が上回ってしまいそうですね。
婚約指輪・結婚指輪選びで喧嘩が起きてしまう原因:デザイン
カップルの間で指輪の趣味が合わず、喧嘩になってしまうことも。特に厄介なのが、サプライズで相手が用意してくれていた婚約指輪のデザインがどうしても気に食わない、というパターンです。
自分を喜ばせるために買いに行ってくれたことがわかっていても、これから毎日つける指輪の趣味が合わないのはかなりのストレスになってしまいます。
正面切って冷静に話し合うことができれば解決の余地があるかもしれませんが、多くの場合そううまくはいかないでしょう。結果、ポロッとこぼした不満が喧嘩に発展してしまうということも、あまり珍しくはないようです。
婚約指輪・結婚指輪選びで喧嘩が起きてしまう原因:価値観の違い
婚約指輪や結婚指輪への考え方がカップル間で真逆だという場合も、喧嘩が起こりやすくなってしまうようです。
指輪をただの「モノ」として考える人もいれば、結婚生活への決意の証として考える人もいます。前者にとって高価な指輪は痛い出費かもしれませんが、後者にとっては金額=気持ちの大きさということもあります。
その認識の齟齬が祟って、一方は「指輪に高いお金を使ってしまった」、もう一方は「安い指輪しか買ってもらえなかった、相手にとって自分の価値はその程度なのか」という思いをすることもあり、喧嘩になってしまうようです。
婚約指輪・結婚指輪選びで喧嘩が起きてしまう原因:相手の家に伝わる指輪を強制的に渡された
相手の家で代々伝わってきた指輪を渡されたことにショックを受けてしまった、という話しもあるようです。
自分の家系に伝わる指輪なら百歩譲っていいとして、これから家族になるとはいえ、よく知らない年上の女性たちが着けてきた指輪を送られても正直困ってしまいます。
耳触りの良い言葉で表せば伝統ある品ではありますが、言ってしまえば中古品です。それをなんの相談もなく一方的に贈られても、喜びより疑問や悲しみの方が勝ってしまいそうですよね。
指輪選びで起こる喧嘩の原因は打ち合わせ不足
どの原因にも言えることですが、婚約指輪・結婚指輪選びで起こってしまう喧嘩は、多くの場合話し合い不足によって起こります。
高価な買い物をするのですから、指輪に対する考え方やこだわり、明確な予算立て、どんな指輪が欲しいと思っているかなど、十分な打ち合わせをしておく必要があるのではないでしょうか。
せっかくの指輪選びですから、なるべく喧嘩は避けたいものです。次からは、そのヒントをご紹介していきます。
婚約指輪・結婚指輪選びで喧嘩をしないために
婚約指輪や結婚指輪選びで喧嘩をしないために有効なのは、あらかじめ予防策を知っておくことです。悲しい思いをしないためにも、事前の努力が大切ですよ。
指輪に対する気持ちのすり合わせを
自分にとって指輪はどんな意味を持っているのか、お互いに意識のすり合わせをしておきましょう。
ちなみに、婚約指輪に対する考えは、1位が「昔から憧れていた(50.6%)」、2位が「婚約の証としてつけていたい(33.2%)」な一方、3位は「婚約指輪にお金をかけるのはもったいない(30.2%)」、4位は「高額なものをもらうのは申し訳ない(26.4%)」だったりします。
このように、アンケート結果を見るだけでも様々な考え方がありますので、指輪に対する考えが自分と相手とでは違う可能性も高いという前提で冷静に話し合うことが重要ですよ。
予算をはっきり決める
見栄や遠慮で変に予算額に手心を加えてしまうと、後々揉め事の原因になってしまいます。だったら最初からはっきりとした金額を提示する方がよっぽど賢いのではないでしょうか。
無理しすぎず、かと言って低すぎない予算を組むことで、トラブルを回避することができますよ。
デザインにこだわるならサプライズはお断りしよう
あんまりにも奇抜なデザインでなければなんでもいい、と考えているのなら心配ありませんが、デザインは絶対にこだわりたい!というのなら、サプライズを制しておく必要があります。
サプライズを喜べない・喜んでもらえないという状況はお互いにとって悲しみ以外の何ものでもありませんので、あらかじめ「指輪は二人で選びたいな」という意思を伝えておきましょう。
下見をしておこう
指輪を選ぶ際、購入を検討した平均店舗数は、婚約・結婚指輪共に2.9店舗だそうです。ショッピングがあまり苦にならないというカップルなら大丈夫ですが、中には色々なお店を回ることが苦手な方もいます。
そのため、実際に買いに行く前にあらかじめ下見に行ったり、カタログを調べたりして、ある程度の目星をつけておくことで、ストレスを感じることなく指輪を買うことができますよ。
指輪の価値は、金額やデザインではなく気持ちの重さと考える人も
決して高価な指輪が欲しいのではなく、それぐらいの金額を払う価値のある相手と思われているのかという、ひとつのものさしと考える人もいます。
また、指輪はあくまで物でしかなく、それにお金を使うくらいなら結婚後の生活のために貯金をしておきたい、という認識の人も、同じくらいいることでしょう。
どちらの考えが良い・悪いということはありませんが、価値観のすり合わせを十分にしておかないと、喧嘩になってしまうことがあります。幸せな思い出と婚約指輪・結婚指輪がイコールになることがベストですので、喧嘩をしないためのポイントをしっかりおさえて行動しましょう!
記事内データ参照:ゼクシィ結婚トレンド調査2019