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プロポーズにまつわる不安は、人によって様々です。「されたけどこの先うまくやっていける自信が無い」「いつまで待ってもその気配がない」「正直結婚は考えていなかったから戸惑いの方が大きい」などなど、お悩みは尽きません。
ですが、自分が何を不安に思っているか、原因を明らかにすることで、気持ちが楽になるという事も。プロポーズで感じる不安の正体を知り、お相手との結婚に前向きかつ冷静な判断をしましょう!
目次
プロポーズが原因で不安になることはある?
プロポーズには幸福なイメージがありますが、その反面、大きな不安を抱かせる出来事でもあります。
プロポーズをされるのも、されないのも、するのにも不安を感じるというのは、決して珍しいことではありません。なぜなら、プロポーズは「結婚」という人生を大きく変化させるイベントへの第一歩になり得るから。
変化をまったく恐れず、楽しみや期待だけを感じるという方は、かなりの少数派ではないでしょうか。むしろ、不安を覚える方が当たり前とさえ言えるでしょう。
では、具体的にはどのような不安が生まれるのでしょうか。
- ①プロポーズをされたけど不安
- ②いくら待ってもプロポーズをされない不安
- ③プロポーズをする不安
の3つに分けてご紹介していきます!
①プロポーズをされたけど不安
最初はプロポーズをされた後の不安から。「マリッジブルー」が来るのも、この頃がかなり多いのではないでしょうか。
自分の人生が大きく変化してしまうのでは……
結婚を重く考えていればいるほど、それに伴って不安も大きくなります。
本当に今、この人との結婚を決めていいのか、この決断によって自分の人生はどのように変化してしまうのか、もしかしたら不幸な人生を歩むことになってしまうのではないか……。
そんなことをグルグルと考えてしまい、最終的にはプロポーズされたことを疎ましく感じるようになってしまったという方も。
この先一緒に生活していける?
経済力、金銭感覚、家事能力という生活に関わる事から、喧嘩したときの態度や他人との付き合い方、義両親との関係など、ありとあらゆることを考えて「この人と一緒に生活を営んでいけるのだろうか」と不安に思ってしまうこともあるようです。
本当にこの人でいいの?
プロポーズされたことは嬉しい、相手のこともそれなりに好き、でも「この人じゃないとダメ!」という決定打が無い。
そんな時、本当にこの人でいいのか、他にもっといい人が現れるのではないかという、根拠のない仮定が生まれてしまうようです。
プロポーズをされた後の不安はどうやって解消する?
プロポーズをされたことに対し不安を感じてしまった時は、まずは誰かに相談してみましょう。その相手はプロポーズをしてくれた本人でもいいですし、難しければ親や親しい友人でも構いません。
今漠然と不安に感じていることを相談し、不安の原因を具体的に言語化することで、解決の糸口が見えてくる可能性があります。
- まだ結婚を考えられる時期ではない/結婚そのものに興味がない
- 相手は子どもを欲しがってる素振りがあるが、自分はそう思わない
- 結婚したいと思うほど好きな相手ではない
など、もしその原因が二人の努力ではどうにもならないものならば、結婚を見送ることも視野に入れなければなりません。
不安でいっぱいなのに断り切れず流されるままに結婚、という事態は何よりも避けなければなりませんので、自分の気持ちと相手に向き合う必要がありますよ。
②いくら待ってもプロポーズをされない不安
次はプロポーズをされない不安です。付き合った年数が長いほど、不安が膨らんでしまうようですね。
付き合ってもう長いのに……
長く付き合っているのにいつまで経っても結婚の話が出ない、でも相手は別れる気も無さそう……という状況になってしまうと、結局相手が将来どうしていきたいと考えているのかが分からず、不安になってしまいます。
誕生日や記念日など、切り出されるタイミングは星の数ほどあったはずなのに、いつの間にか年月ばかりが過ぎてしまった……という方もいらっしゃいますよ。
結婚の意思があるのかすら分からない
それとなく結婚をほのめかすことを言ってもはぐらかされる、思い切って直接聞いても色よい返事が無いとなると、「結婚する気あるの?無いの?」と不安に思えてしまいます。
将来的には出産をしたいと考えている方は特に、煮え切らない態度にやきもきしてしまいそうです。
将来の話しは普通にされるので余計に混乱
「ブライダルフェアやってるんだって」「家はここに建ててみたいなあ」なんて話しはするのに、結婚の話は一向に出ない。
結局のところ結婚する気はあるのか、仮にするとしてもその相手は自分なのかと、あれこれ不安になってしまいます。
なぜプロポーズをしてくれないの?
いつまで待ってもプロポーズをしてくれない相手にも、それなりの事情があるはず。その一部をご紹介していきます。
きっかけがない
結婚したいと思っていても、それを伝えるタイミングがなかなかつかめず困っているということも。
なんの変哲も無い日にプロポーズするのも……とズルズル悩んでいるうち、いつの間にかかなり時間が経ってしまったというケースは少なくないようですよ。
結婚する気が無い
恋人として付き合うのはいいけど、結婚したいとまでは考えてしないというパターンも考えられます。残念ながらこの手のタイプがプロポーズしてくれる確率はあまり高くありませんので、見切りをつけることも検討しておいた方がいいでしょう。
プロポーズそのものをあまり重く考えていない場合も
プロポーズは区切りのイベントでしかなく、結婚する気はむしろ満々という人もいます。
プロポーズは結婚への決意と覚悟の現れで、意思表示として大事な儀式と思っている人とは根本的に考え方が違うため、両者の間ですれ違いが起きてしまうようですね。
プロポーズをしてくれない相手には
プロポーズをしてくれない理由は人それぞれですが、そんな相手に対してどのようなアクションを起こせばいいのでしょうか。
結婚の意思があるかストレートに聞いてみる
変に画策するのではなく、あえて「自分と結婚する気があるのか」と直接的に聞いてみるのも一つの手です。
感情に訴えるのではなく、あくまで冷静に聞いてみる事で、うまく話し合いに発展させられるかもしれません。
ただし、「無い」と言い切られる可能性もゼロではありませんので、あらかじめ心の準備を整えてから臨みましょう。
間接的に急かすとかえって重く思われることも
気を遣って遠回しに急かすことが、相手にとって大きなプレッシャーになってしまうことがあります。
かえって結婚への意識を削いでしまうことになりかねませんので、あまりおすすめはできないやり方だと言えるでしょう。
別れるか結婚するかの二択を迫るという手も
直接的に聞いてものらりくらりとかわされてしまう場合は、思い切って別れるか結婚するかの二択を迫って見ることも有効です。
ここに来てなおもはぐらかすという事は、相手はあなたとの結婚を考えていないということになるでしょう。
もしどうしても手放したくない相手なら我慢するしかありませんが、あなたに強い結婚願望があるなら、ここで切り捨ててしまう勇気も必要ですよ。
③プロポーズをする不安
最後はプロポーズをする側の不安です。伝える側にも悩みは尽きないみたいですね。
断られたら立ち直れない
一世一代の勇気をふり絞って伝えたとしても、必ず成功するとは限りません。故に、「断られたらどうしよう……」という不安が首をもたげてしまうようです。
自分に自信が無いという人は特に、一歩踏み出してプロポーズしてみることを恐れてしまいます。
本当にこの相手で良いのか
自分の人生を変えるにふさわしい相手か、もしかしたらプロポーズした後に運命的な出会いをするかもしれない……などと考えてしまい、現時点で結婚を決めてしまうことに不安を覚えてしまうというパターンも。
今の恋人と結婚したいが、家族を支えて行ける気がしない
結婚したい気持ちは十分にあるものの、経済力や家庭環境などを考えるとなかなか踏み切ることができないという場合もあります。
自分と結婚することで相手に苦労をかけてしまわないか、ちゃんと幸せにできるのかと思うと、不安でプロポーズができないと感じてしまうようです。
どうやって伝えればいいのか分からない
プロポーズと聞くとなんだかロマンティックなイメージがあるものの、なんだか気恥ずかしいしそもそもやり方が分からない!というケースも。
がっかりさせたくないと思っている分、余計に悩みは深まりそうです。
プロポーズ前に不安になったら
では、プロポーズをする前に不安になってしまったら、どのように解消すればいいのでしょうか。
プロポーズという行為に対する不安
相手に断られるのが怖いという方は、恋人に結婚の意思があるのかをあらかじめ確かめてみましょう。少し聞きづらいという気持ちも分かりますが、思い切ってプロポーズをして断られてしまった時のダメージの方が大きいです。
何より、その気が無いのにプロポーズされてしまった側としても、かなり断りづらいでしょう。お互いが悲しい思いをしないためにも、あまりにも不安な時は直接聞いて見ることがかなり有効です。
また、どうやってプロポーズをすればいいのか分からなくても、あまりにも奇抜な時、場所、演出にしない限り、大失敗してしまう事はありません。
どのようなプロポーズをしてもらいたいかを相手に聞いておき、その願いを叶えてあげるのが理想的かもしれませんが、無理に聞き出すとかえって関係を悪くしてしまうかもしれません。
誠実さ、真剣さを伝えることを第一に考え、素敵なプロポーズにしてくださいね。
結婚生活に対する不安
経済力や家事能力、子どもの有無やお互いの家庭環境など、もし結婚生活に対する不安が原因でプロポーズができないという場合は、一度相手と話し合う必要があります。
確かにプロポーズにはキラキラとしたイメージがありますが、その先に待っているのはあくまで「生活」です。
決して夢が無いと言っているのではなく、地に足をつけた結婚をするためにも、生活に関わる相談はしておく必要があるということです。
その生活に何かしらの不安を抱いているのなら、まずはその悩みの種を二人で解消し、それからプロポーズをしても遅くはないはずですよ。
結婚相手に関する不安
今の相手でいいのかという不安が生まれてしまうのは仕方のない事です。が、「もっといい相手」という不確定な幻想にあまりにも囚われてしまうようなら、恋人を解放してあげることも優しさの一つではないでしょうか。
「もっといい相手」という現れるかも分からない人物に意識を向けてしまう時点で、もしかしたら今の恋人と心の底では結婚したいと思っていないのかもしれません。胸に手を当てて、自分の気持ちに素直になってみることも大切ですよ。
プロポーズに不安を感じるのは珍しい事ではない
自分の人生を大きく左右してしまいかねない出来事ですので、プロポーズを不安に感じてしまうのは珍しいことでも、ましてや悪い事でもありません。
ただ、不安に思ってしまった以上、とにかく相手と話し合う以外に解決の道は無いと言えるでしょう。かなりパワーのいる大変な工程ではありますが、この問題を乗り越えずして幸せな未来を手に入れる事はできません。
自分の将来を左右する重要なポイントなので、勇気を出して行動してみることが大切ですよ。