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結婚式に招待されたから出席したのに、最悪な思いをしてしまった……。そんな経験はありませんか?結婚式での最悪なエピソードが原因で疎遠になってしまった、というケースも珍しくはありません。
もしあなたが結婚式を挙げる時、自分たちのためにわざわざ足を運んでくれるゲストに、嫌な思いはさせたくないですよね。
ここでは、ゲストが不満やストレスを感じてしまう結婚式の特徴を紹介し、実際にそれが起こってしまわないような対応策を解説していきます!
目次
楽しいはずの結婚式が一転、最悪の一日に……
両親、友人、恩師……。新郎新婦が招いたたくさんのゲストに囲まれ、人生の門出をお祝いしてもらう結婚式ですが、一歩間違えると最悪な思い出をゲストに与えてしまうかもしれません。
イベント事にトラブルはつきものとはいえ、せっかく足を運んでくれた相手に、嫌な思いはさせたくないですよね。
ゲストが結婚式を最悪だと感じてしまう原因は、
- 「会場」
- 「演出」
- 「新郎新婦」
- 「他のゲスト」
の4つに分けられます。何がダメなのかを事前に知っておけば、防げるトラブルもきっとあるはずです。ゲストが最悪だと感じてしまう結婚式はどのようなものなのか、詳しく見ていきましょう!
ゲストが不満やストレスを感じる結婚式:会場編
会場が原因で不快だと思わせてしまっては、ゲストはその日一日中最悪な思いをすることになってしまいます。
自分たちの希望だけでなく、ゲストの都合も考えて選ぶことが必要ですが、それを怠ると大変なことになってしまうことがわかるエピソードをご紹介します。
最寄駅から遠すぎる
いくらロケーションが良くて閑静な会場だとしても、そこへ行くまでの道のりが長すぎると興が冷めてしまうもの。
タクシーを使わなければたどり着けないような場所などは、輪をかけて最悪です。やっとのことで会場入りしても、今度は帰りのことを考えて憂鬱……。という気分にさせてしまうことは必至でしょう。
式場スタッフの対応がイマイチ
せっかく良い式だったとしても、式場スタッフの対応が原因で気分が沈んでしまうことも。
ドリンクを頼んだのにいつまでも来ない、乱雑に料理を出された、頼みごとをしたら不愛想に対応されたなど、どれもがっかりしてしまいますよね。
確かにそのスタッフ自身に問題がある場合もありますが、もしかするとゲストの人数に対してスタッフが足りていないのかもしれません。
だからといって、不快な思いをさせてしまったことへの免罪符にはなりませんが……。
料理が質素でびっくり
ゲストの楽しみの一つである料理。ここに力が入っていないと、最悪な結婚式だと思わせてしまう可能性が高くなってしまいます。
頑張ってご祝儀を包んだのに、それに見合わない対価しか得られなかったら、残念な気持ちになってしまっても仕方がありませんよね。
心を満たすためには、まずお腹から。料理を満足に楽しめなければ、お祝いの気持ちもしぼんでしまうことでしょう。
過ごしにくいウェルカムスペース
ウェルカムスペースは、ゲストの結婚式への気分を高めるためにも重要な場所です。
なので、ウェルカムドリンクが一切出なかったり、椅子が足りず立ったまま待たされたというようなトラブルが起きてしまうと、ゲストは式が始まる前から強いストレスを感じてしまうことになりますよ。
ゲストが不満やストレスを感じる結婚式:演出編
新郎新婦の企画ではなく、お祝いのスピーチや余興で微妙な気持ちになってしまったことはありませんか?主役を引き立てるどころか、むしろ最悪な空気にしてしまう演出をご紹介します。
スピーチが長すぎる
延々と続く知らない人のスピーチほど、苦痛なものはありません。お祝いの気持ちで読んでいるとは分かっていても、10分も20分も話されてはたまりませんよね。
事前に知らされていないのにゲスト参加型の演出が……
突如として始まるフラッシュモブ、唐突すぎる寸劇仕立ての演出……。企画者たちだけでするのならまだしも、急に巻き込まれたらたまったものではありません。
最悪の場合、関係を絶たれてしまうことも考えられますが、もしそうなっても文句は言えないでしょう。
映像が多すぎる
新郎新婦の出会いを再現したムービーなど、適度な量ならまだしも、新郎新婦が話す頻度より多く流されてしまうと興ざめですよね。
「鑑賞会に来たわけじゃないんだけど……」と微妙な気持ちになってしまいそうです。
待ち時間が長い
進行がスムーズに行かなかったり、新郎新婦のお色直しが多いせいでやたらと歓談の時間が長かったりと、とにかく空白な時間が長い結婚式は不満が生まれがちです。
ゲストが切れ目なく楽しめるような工夫をする必要がありますよ。
ゲストが不満やストレスを感じる結婚式:新郎新婦編
意外と多いのが、新郎新婦のせいで最悪な思いをしてしまった!というエピソード。楽しさにかまけて気を抜きすぎてはいけないということを、肝に銘じておきましょう。
余興やスピーチをしてるのに興味がなさそう
お願いされたから余興やスピーチをしたのに、新郎新婦がずっと喋っていてこっちを見ていなかった!ということも。
当日はもちろん、何日も前から頑張って準備した見返りがこれでは、ゲストも浮かばれません。
司会をしたのにお礼が無い
式の間はほとんど話しっぱなし、ろくに料理にもありつけない、そんな状況を分かった上で引き受けたけど、まさかお礼すらないなんて……。
ちょっと考えられませんが、こういったケースも稀にあるようです。言葉は悪いですが、せっかく面倒事を引き受けたのに、恩を仇で返されてはたまりませんよね。
遠方から来たのに御車代が出なかった……
どうしても参加してほしいと頼まれ、飛行機と電車を乗り継いでようやく来たのに、御車代が出なかったらがっかりしてしまいます。
仮に相手が仲のいい友人だとしても、心には大きなわだかまりが残ってしまうことでしょう。
新郎新婦とほとんど会話ができなかった
演出がてんこ盛りなせいで新郎新婦と一言二言しか話せなかったというケースも。
結婚式に出席する最大の目的は「新郎新婦にお祝いを伝えること」ですので、それが不十分なら一体何のために来たのか分からなくなってしまいますよね。
ゲストが不満やストレスを感じる結婚式:他のゲスト編
お祝いの気持ちではしゃいでくれるのは嬉しいものの、やはり限度というものはあります。周りのゲストだけでなく、主役の新郎新婦にまで大きな迷惑をかける、困ったゲストのエピソードをどうぞ。
余興が内輪ノリ過ぎ・タブーだらけでうんざり
特定のコミュニティに所属していないと何一つ面白くない話題や余興は、あまりにも長く続くと意味がわからないゲストを退屈にさせてしまいます。
もっと最悪なのは、新郎新婦の元恋人の暴露エピソード。会場は凍りつき、それまでにどんなにいい雰囲気が出来上がっていたとしても、一瞬で無に帰します。
楽しいはずの余興が、あっという間に地獄の様相を呈してしまいますね。
酔っぱらって大暴れ
嬉しくなって羽目を外すにしても、成人ならばある程度の節度はわきまえるもの。ですが、中には理性を失くして自分の酒量を超えてしまう人も。
会場でつぶれるだけならまだ良い方、最悪暴れて会場をめちゃくちゃに……なんてこともあります。
静かな場面でずっと話しをしている
話していい場面、そうでない場面の判断ぐらいはつきそうなものですが、恐ろしいことにそれができないゲストも。
両親への手紙の時などにペチャクチャされたりしては、これ以上最悪なことはないでしょう。
ゲストに最悪な思いをさせない結婚式にするためには?
ここまで、ゲストが最悪な結婚式だと感じてしまうエピソードをご紹介してきましたが、ではどうすればこのような事態を回避することができるのでしょうか?予防策を例をご解説していきます。
会場:ゲストに影響する部分にはお金をかけて!
さまざまな理由で、あまり豪勢な結婚式をできないという方もいらっしゃることでしょう。
ですが、せっかくお金と時間をかけて結婚式に参加してくれた相手を、不快な気持ちにさせてしまうようなことはあってはなりません。
また、あまりにもみすぼらしさが垣間見えてしまうと、ゲストが不快感を超えてみじめな気持ちになってしまうことも考えられます。
お金のかけどころを見極め、かけるべきところは変にケチったりしないようにしましょう。
演出:可能な限り手回しを!
スピーチを目上の方に頼んだ場合、まさか長いスピーチはやめてくれと事前に言うわけにもいきませんよね。
また、サプライズ感の強い演出は新郎新婦に知らされないこともあるため、前もって防ぐのは難しいかもしれません。
しかし、打つ手がないわけではありません。
例えば、スピーチが長くなってしまう恐れのある相手には、「スピーチの時間は〇〇分確保させていただくので、〇〇字ぐらいの内容でお話をしてくれますか」というように、あらかじめ時間の枠をもうけてお願いしてみましょう。
気持ち短めに伝えておくといいかもしれませんね。ただ、相手によっては制限をかけられることに不快感を示す可能性がありますので、頼み方には十分気をつけましょう。
フラッシュモブなどの演出に関しては、新郎新婦ではなくプランナーの方にだけ実施を伝えられる場合があります。
友人の多いアットホームな式なら良いかもしれませんが、サプライズ演出に馴染みのないゲストが多い環境では微妙な雰囲気になってしまう可能性大なので、プランナーの方には前もって「サプライズ演出を申し出られたら断ってほしい」と伝えておくのも手かもしれませんね。
新郎新婦:感謝の気持ちを忘れずに
結婚式の主役は新郎新婦です。ですが、たくさんのゲストの協力で式が成り立っているということを、決して忘れてはいけません。
誠実さに欠ける行動で、ゲストを最悪な気分にさせることは絶対にやめましょう。
当日は忙しくてゲストとあまり話せない、ということもあるかもしれませんが、たとえ直接ではなくても感謝の思いは案外伝わるものです。
その逆もまた然りなので、楽しい雰囲気に飲まれすぎないように気をつけることが大切ですよ。
他のゲスト:対策は招待客決めの時に
演出と同様、そのゲスト自身の行動が大きくかかわってくる部分ですので、当日に何らかの手を打つことは難しいでしょう。唯一どうにかできる可能性があるのは、招待客を決める時。
大なり小なり今後の関係に影響するため、なかなか困難かもしれませんが、普段からあまりにも酒癖が悪すぎたり、度を越えてTPOをわきまえないような相手は極力呼ばないようにする方がいいかもしれません。
不満やストレス要素に気をつけ、最悪だと感じさせない結婚式に!
一生に一度の結婚式、ゲストには笑顔で帰ってもらいたいですよね。新郎新婦の力だけではどうすることもできない部分ももちろんありますが。最悪な結婚式と思われないように打てる手はすべて打っておくことに越したことはありません。
事前の対策をしっかりと練り、ゲストと新郎新婦がとびっきり幸せになれるような結婚式を作りあげましょう!