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結婚式はお昼におこなうイメージが強いですが、夕方から夜にかけて開かれる結婚式、ナイトウエディングをご存知ですか?
夜の結婚式は、きらめく夜景をバックにゲストとゆったりとした時間を過ごせることや、幻想的な雰囲気が魅力です。その反面、夜遅く終わることで非常識に思われるのでは?という心配もありますよね。
結婚式を夜に行い、ナイトウエディングをしたい!と検討しているお二人へ、ナイトウエディングを叶える6つのポイントと注意点をご紹介します。
目次
夕方から夜に行われる結婚式・ナイトウエディングとは?
一般的な挙式・披露宴は、ゲストへの負担や移動などの面から昼におこなわれることがほとんどです。
しかし最近では、夕方から挙式が始まり、披露宴は夜にかけて挙げられるスタイルの結婚式、ナイトウエディングが注目されてきました。ナイトウエディングとはどのようなスタイルの結婚式なのでしょうか?
ナイトウエディングの時間帯と全体の流れ
ナイトウエディングは、夕方から夜にかけておこなう夜の結婚式です。空が移り変わる夕刻の時間帯に挙式がスタートし、日没後に披露宴をする流れになります。
挙式が始まる時間帯によって、会場入りの時間や披露宴が終了する時間が変わってきます。ここでは、挙式スタートの時間が違う2例を挙げました。
会場入りの時間や、披露宴が終了する時間によって、ゲストへの配慮や二次会を予定している場合は、準備しておくべきことが変わってくることが分かります。
それぞれの例を参考にして、自分たちにあったスケジュールの流れを検討してみてくださいね。
《挙式スタート/16時:披露宴終了/20:00の場合》
- 11:00~ 会場到着・支度開始
- 14:30~ ロケーションフォト等
親族紹介 - 16:30~ 挙式開始
- 17:30~ 披露宴
- 20:00~ 披露宴終了
- 20:30~ ロケーションフォト撮影
《挙式スタート/16時:披露宴終了/21:30の場合》
- 13:00~ 会場到着・支度開始
- 16:00~ ロケーションフォト等
親族紹介 - 18:00~ 挙式開始
- 19:00~ 披露宴
- 21:30~ 披露宴終了
- 21:30~ ロケーションフォト撮影
終了する時間帯によっては、二次会の開催が難しくなったり、ゲストが使う交通手段への影響も考えられるでしょう。会場入りの時間によっても移動手段も代わり、新郎新婦への負担度も違います。
自分たちがどのようなスタイルでナイトウエディングを叶えたいのかを話し合いましょうね。
ナイトウエディングにおすすめの式場タイプ
夜の結婚式やナイトウエディングに招待される経験があまりないことで、会場も少ないのでは?と思われるかもしれません。ですが、専門式場、レストラン、ホテル、リゾートなどさまざまな場所で開催できます。
プール付きの専門式場やゲストハウス
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プール付きの会場では、水面に浮かべたキャンドルで幻想的な演出が叶います。バルーンとLEDライトを合わせた飾りでプールを囲んだり、水とキャンドルの演出は夜の結婚式ならではですよね。
ガーデン・広いスペースのあるゲストハウス
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キャンドルを使えたり、花火ができる会場では、そのメリットを最大に活かす演出ができます。昼間の結婚式では見ることのできない、さまざまな演出でゲストに楽しんでもらえるでしょう。
高層階の建物や夜景を一望できる会場
しっとりとした大人の雰囲気を感じるナイトウエディングができるでしょう。次々と灯りが点灯していく夜に浮かぶ夜景は、それだけでロマンチックな演出となります。高層階から見える夜景と星空の美しさはそれだけでおもてなしとなるでしょう。
夜の結婚式・ナイトウエディングの雰囲気とは?
昼間とは一味違う落ち着いたムードの中で開かれる結婚式になります。きらめく夜景をバックに過ごす時間は、昼間の結婚式にはないラグジュアリーな雰囲気。
キャンドルやイルミネーションを使った光の幻想的な空間を味わえるのもナイトウエディングならではのシチュエーションです。
夜に煌めくロケーションの中でゲストとの距離が近くゆったりとした時間を過ごすことができるのでゲストも満足できるパーティになります。
夜の結婚式・ナイトウエディングならではの魅力!
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昼間の結婚式ではできないさまざまな演出や、スケジュールにおいてもゆったりとした時間のなかでおこなわれるナイトウエディングの魅力を見ていきましょう。
夕方~夜を活かした演出ができる
夜の結婚式の最大の魅力は、夜であることを活かした灯りの演出です。キャンドルを使ったキャンドルリレーは、ゲストが順々に灯火を繋いでいきます。
全員のキャンドルが点き終えたら、会場にいるみんなの幸せを願い一斉に火を消す素敵な演出です。
夜景は、夜の結婚式を活かした最大の演出となりますよね。乾杯のタイミングでカーテンを開けたとき、美しい夜景が広がっていれば会場から歓声が上がるでしょう。
会場装飾もキャンドルやライトガーランドを使うことで、夜の雰囲気を活かしたナイトウエディングが楽しめます。
新郎新婦・ゲストともにゆったりと支度できる
一般的な結婚式は、午前からお昼過ぎに挙式が始まります。そうなると、新郎新婦やゲストが結婚式に向かうための準備は、朝からスタートになることがほとんどでしょう。夜の結婚式であれば、慌ただしい朝の用意に迫られることなく迎えることができます。
通常の結婚式より費用がリーズナブル
お昼の結婚式は、大安などお日柄が良い日や昼間の時間帯は、予約が埋まってしまう会場がほとんどですよね。
しかし、夜に挙げる結婚式の需要が低いことや、1日を通して会場を使ったもらいたいと考える会場側は、格安なプランを用意していることもあります。
ゲストもおしゃれが楽しめる
ナイトウェディングは昼間の結婚式に比べ、仕事帰りのゲストに参列していただく場合もあるでしょう。比較的カジュアルダウンされたナイトウェディングでは、ドレスコードもそれに合ったスタイルで、ゲストは参加できることも魅力の一つです。
反対に、どんな服装で参列すればいいのか迷ってしまわないように、事前に案内しておくことをおすすめします。
二次会への間隔が短い
お昼から始まる一般的な挙式・披露宴の終了は、夕方にかけてですよね。新郎新婦の支度にかかる時間や、お店が開く時間を考慮した二次会のスタートは遅く設定されます。しかし、ナイトウエディングにおいては、二次会までの待ち時間がほとんどなくスタートすることができます。
ナイトウエディングを叶える6つのポイント
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親世代や遠方のゲストからすると、一般的にお昼におこなわれる披露宴への馴染みが深く、夜に挙げるナイトウエディングは非常識に思われてしまうこともあるでしょう。「ナイトウエディングにしたい」と考えた時、気をつけたいゲストへの配慮などをまとめましたので、式場や日程を決める際にぜひ、参考にしてナイトウエディングを叶えましょう。
1.親族や親世代のゲストへの事前の説明
まだ一般的とはいえないナイトウエディングですから、馴染みのない親世代への説明や、両親・親族への事前の説明が大切となります。
了解が得られない場合は、二部制にして早い時間帯にするなど相談して決めましょう。
2.遠方のゲストへ交通や宿泊の手配
夕刻から始まるナイトウエディングでは、披露宴の終了する時間によってその日中に帰れないことも考えられます。
そのため、宿泊の手配が必要か交通手段の確認をしておきましょう。
3.時間通りのスケジュールで進める
定刻通りのタイムスケジュールで進まなかった場合、夜に終了するナイトウエディングでは、ゲストへの負担が生じます。予定していた交通機関に間に合わなかった等、考えられる不安点を考慮して時間通りのスケジュールで進めましょう。
4.日曜日の夜は避けるなど日程選びに気を付ける
日曜日の夜や、連休最終日などは、翌日から仕事があるゲストもいます。翌日のことを気にしないで済む日程で検討しましょう。
5.お子様連れやご年配のゲストへの配慮
遅い時間からスタートするナイトウエディングは、子供やご年配のゲストへは負担に感じさせてしまうでしょう。
6.雨の場合など天候による対策を考えておく
挙げる季節にもよりますが、ガーデンや屋外での演出を取り入れてる場合は、天候に対する対策を考えておきましょう。
雨が降った場合は、屋内での対応に代えることができるのか。また、寒さや暑さを感じる季節の場合は、ブランケットを用意したり、暖房機器の確認をしましょう。
暑さへの対策はパラソルの貸出を考えたり、こまめな水分を準備しておくなど細やかな心遣いをしておくことで、安心してナイトウエディングを成功させることができますよね。
夜の結婚式・ナイトウエディングは、ゲストへの気配りで叶えよう
夜にかけておこなう結婚式は、会場へ向かう時間帯や着いてからの支度など、ゆったりと時間を過ごすことができます。日が落ちる夕刻の暁から、深い蒼に染まる夜はただそれだけで魅力的です。暖かく灯るキャンドルや星空の見える夜景は、昼間の結婚式では味わうことのないロマンチックなムードを演出してくれます。気配りが見えるナイトウエディングでお二人らしい結婚式を叶えましょう。