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新婚生活は夢や憧れが大きければ大きいほど、不幸のどん底に落とされます。結論から言うと、新婚生活は「幸せ」です。しかし、想像以上に様々なハードルを乗り越える必要があります。だから、高い理想を持っていると上手くいきません。新婚生活に関してのあるあるや、大切なことをご紹介します。
目次
新婚生活って夫婦でラブラブ幸せ?
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新婚生活は、大好きな人と毎日一緒に過ごせるという点ではとても幸せなものです。しかし、知新婚生活が「思ったのとは違った」「幸せに感じない」「楽しくない」と感じる人が多いのも事実になります。むしろ、一度もそう考えることなく、新婚生活を送れるカップルのほうが珍しいくらいです。
夫婦はカップルではない
「惚れた腫れたは当座(とうざ)の内(うち)」ということわざがあります。相手に惚れているのは新婚間もないころだけであり、すぐに所帯じみて(生活に追われて)しまい、お互いを気にしなくなるという意味のことわざです。結婚とは夫婦それぞれが自分の役割を担いながら、他人同士で生活をしていくということになります。
実家で生活をしていて、毎日お父さんやお母さん、兄弟に対してドキドキやワクワクはしませんよね?それと同じです。夫婦であっても「他人」なのです。新婚生活は、他人と生活をすることのストレスに加え、独身時代よりも「やること」「考えること」が増えます。お互い忙しさに追われて、カップル時代のようなドキドキ感が減るのも自然なことです。
恋愛の幸せと結婚の幸せは異なるもの
結婚で感じる幸せと、カップルで感じる幸せは異なります。幸せの方向性が違うものなので、いつまでたってもカップル時代の幸せを求めていると、結婚の幸せを感じられません。恋愛の幸せはワクワクやドキドキですが、結婚の幸せは「安心感」となります。新たな幸せを見出して、日々を過ごすことが大切になります。
新婚生活で問題となりやすい内容
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恋人同士ではお互いがぶつかる内容は限られてきますが、夫婦になるとぶつかる問題が何倍にも増えます。「今」だけではなく、将来や家族のことも考える必要があるからです。新婚生活で喧嘩の原因になるのは、下記のような問題です。
- お金
- 家事分担
- 家族との付き合い
- 価値観の違い
- 生活リズムの違い
- 食の好みの違い
- 妊活
- 愛情の薄れ
- 交友関係
こんなに多くの問題を乗り越えないといけないので、新婚生活で多少の喧嘩やぶつかり合いが生じるのも不思議ではありません。この中でも特に多く見られる問題は、「お金の管理、」「家事分担、」「相手の家族との付き合い」などになります。誰と結婚をしても直面する問題なので、夫婦で乗り越えられるかどうかが試されるところです。
新婚生活は夫婦の会話が大切
新婚の夫婦生活において一番大切にするべきことは「夫婦の会話」となります。会話は話すこと、聞くことが大切です。夫婦の会話で気を付けたいのは、「前も言ったでしょう!」「前もそれ聞いたよ!!」などの発言です。他人同士なので、1回で会話が成立するという期待は捨てましょう。
大切なことは何度でも言ってください、そして何度でも聞いてください。日頃から会話のとれている夫婦なら、いざというときも話し合ってトラブルを乗り越えることができます。新婚生活当初から、会話を一番に大切にしましょう。
新婚生活のあるある
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新婚生活を経験した先輩たちに、新婚生活のあるあるを聞いてみました。その中から、特に「あるある」5選をご紹介します。きっと新婚生活の夫婦も「今まさにその状況!」「共感できる!」と思ってもらえるのではないでしょうか。
最初は楽しい!
新婚生活を始めたばかりのころ(特に最初の1~2週)は、とても幸せな気分でとても楽しいものです。「二人でごはんを食べるだけで幸せ」「お帰りというだけで幸せ」と、ささやかな幸せを夫婦で感じます。
とにかく全力で張り切る
新婚生活当初は、夫婦ともに張り切ります。仕事から早く帰ってきたり、時間をかけてお料理を作ったり、家のお掃除を徹底的にやったりします。しかし、この全力での張り切りが、変にお互いへのプレッシャーとなり、喧嘩のもとになったりするのです。
些細なことで喧嘩になる
新婚生活でお互いが全力過ぎると、相手にも期待をしてしまいます。「掃除をしたのに汚さないで!」「全然手伝ってくれない」などの発言は、相手への期待ゆえにでてくるのではないでしょうか。夫婦においては、「絶対に絶対に許せない」こと以外は、目をつぶることも大切です。
相手家族との付き合いが面倒
結婚は家族と家族の繋がりとなります。結婚をしたら、両家とも上手く付き合う必要があるのです。親からしたら子供はいくつになっても子供なので、いろいろお節介に口出しをしてくることもめずらしくありません。新婚生活当初は、相手の両親との距離感や接し方もわからないので、どうしてもストレスを感じてしまうようです。
様々な「レス」が増える
新婚生活のうちから、下記のようなレスが現れるようになることもあります。
- セックスレス
- デートレス
- 記念日レス
「新婚なのに夜の営みが減った」「週末家で過ごすことが増えた」など、様々なレスを体感する夫婦も珍しくないのです。結婚した安心感でレスになることは自然なので、あまり思い込まないようにしてください。相手からして来ない場合は、自分から行動を起こすことも大切です。
新婚生活はお互いの「思いやり」で幸せになる
結婚し新生活を始めたころから相手を思いやれる夫婦は、結婚生活を長続きすることができます。
どれだけ好き者同士で結婚をしても、相手が他人であることに変わりはありません。同じ環境で育った兄弟でも喧嘩をするのだから、違う環境で育ったもの同士の間にトラブルが生じるのは自然なことです。
ラブラブに見える芸能人夫婦であっても、みんなに見せているほどラブラブな新婚生活でなかったりします。新婚生活では高い理想を叶えたり、ラブラブ夫婦を演じる必要はありません。夫婦に大切なのは「好き」の気持ち以上に「思いやる気持ち」だと思います。「思いやり」は「愛」です。夫婦で相手を思いやれるようになって初めて、「家族になった」と思えるのではないでしょうか?