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海外発の映画やセレブの結婚式で火がついた「ブライズメイド」を日本でも取り入れた華やかな結婚式のセレモニーが急増中です。セレモニーで重要な役割を果たし、演出面でもフォトジェニックなプライズメイドのドレスは、選び方が成功のカギ。どうやって選ぶのか、またどうやって用意するのかをまとめました。
目次
ブライズメイドのドレス選びで注意すること
トレンドに敏感なプレ花嫁が「取り入れたい」挙式演出で人気急上昇のブライズメイド&アッシャー。特に注目が集まるのは、花嫁に寄り添うブライズメイド。お揃いのカラードレスを身にまとい、会場に彩りを加え、お祝いムードをグッと高めてくれます。
成功のカギとなるのがドレスの選び方です。2人~多ければ10人の友人にお願いして、ドレスを身に着けてもらうのですが、花嫁と並んだ時の統一感を出すためには、ある程度演出のポイントを抑えることが必要。また、友人に快く協力してもらうための気遣いも大切です。
お願いする友人の好みや着こなしの希望を聞く
花嫁の強いこだわりで、一方的にドレスのデザイン・色を指定して用意するケースもありますが、最近は花嫁が結婚式のテーマにしたい何種類かの色・丈・シルエットの候補を用意して、その中から友人との話し合いで決めるケースが多いようです。色だけ指定して、友人たちにそれぞれ選んでもらうような方法もあります。
ブライズメイドを引き受けてくれた友人が、着ることを楽しみになるようなドレスの選び方を工夫しましょう。
ドレスのシルエット・丈の長さ選びに注意
お願いした友人の体形によっては、似合うデザインと似合わないデザインがあるはず。プライズメイドのドレスに選ばれるドレスはベアトップやエンパイアシルエットなど、花嫁のドレスに似せたものが多いのですが、人によってはノースリーブが苦手だったり、マーメイドのような体のシルエットが目立つドレスを着るのを躊躇してしまう例も。また、着丈のバランスも身長に合わせた選び方が大切です。シルエット・丈感が違ってもカラーや小物で統一感は出せるので、お願いした友人の顔ぶれを見て、選び方、勧め方を変えていきましょう。
地味にならないテーマに沿った色合いとデザインを
ブライズメイドは本来、魔よけのために花嫁と同じ格好をすることに意味があるので、花嫁のウエディングドレスを引き立たせるために、できるだけ華やかな色合いとデザインを選びましょう。カラーは、花嫁のブーケに使っている花の色に合わせたり、花嫁が装花装飾でテーマカラーにしているものの、またはその装飾に映えるカラーの中から選ぶと、会場との統一感が出ます。
ブライズメイドのドレスの準備方法と友人へのお礼
ブライズメイドのドレスを用意するには、次の方法があります。
購入する場合
ブライズメイド専門の通販サイトやドレスショップで購入する方法があります。購入する場合は在庫・サイズ感の確認も含め、商品取り換えの可能性も含めて早めに検討を始めましょう。花嫁が衣装代を負担して、そのまま友人にお礼としてプレゼントするケースが多いようです。
レンタルする場合
ブライズメイドのドレスレンタルの場合、海外挙式での利用ケースも多いので長期のレンタルが可能なことが特徴です。また、中にはブライズメイド衣装だけでなく、ボレロ・シューズ・バッグ・アクセサリーまですべてお揃いでレンタルを用意しているショップも。
友人へのお礼について
ブライズメイドの衣装代は企画した花嫁が負担するケースが日本では多いようで、購入した場合は、ドレスをそのままお礼としてプレゼントします。ただ、友達からのお祝い企画や友達が着たいドレスを優先した場合は、友達のほうが負担するなどケースバイケースで、負担は変わってきます。
ブライズメイドをこちらからお願いした場合は、できるだけお礼を考えましょう。受付やセレモニーでの介添え役など結婚式の運営で重要なお手伝いも一緒にお願いしているようなら、一般的な相場のお車代やお礼のプレゼントを添えるようにしましょう。
ブライズメイドのドレスの着こなしと演出
ブライズメイドで重要な「全員の統一感」をもたせるには、色・柄・デザイン・アクセサリーのどれか2種類がそろっていると、統一感やテーマが見た目にも伝わりやすくなります。そのため、すべてお揃いにするのは理想的ですが、友人の個性に合わせた着こなしを考え、統一感を出す演出も素敵です。
プライズメイドのドレスの着丈の長さとデザイン
ミニ丈・ミモレ竹・ロング丈…といろいろな丈の長さがありますが、カラーをしっかり合わせれば、丈違い・デザイン違いでも統一感が出ます。
ブライズメイドの柄物ドレス
会場や場所に特色がある結婚式なら、象徴・テーマになるような柄物のドレスも素敵です。
柄物はインパクトが強いので、思い切って柄だけを合わせて、色違いや着丈の長さ違いのドレスにする演出アイデアもあります。
ブライズメイドのお揃いのブーケや小物
お揃いのアクセサリーやブーケで雰囲気が出て、統一感があがります。花嫁とおそろいの花を使ったミニサイズの花冠やブーケ、腕につけるリストブーケなど身に着けると、スタイリングだけでなく全員の気持ちも高まります。花嫁がDIYして、全員にプレゼントするケースも多いようです。中にはメイク(アイカラー・チーク・口紅など)の色合わせをして、そのまま化粧品をプレゼントするなどのアイデアも。
和装の選択肢「天姫」も
実は和装の結婚式には「天姫」という和装版ブライズメイドも。結婚式での和装ブームの高まりとともに、取り入れるケースが増えています。
ブライズメイドの人気ドレスカラー10選
ブルー
色目や濃さで表情が変わるブルーのドレス。
グレー
グレーは明るめで素材がエアリーなものを選ぶと華やかさ・上品さがアップ。
グリーン
大人花嫁に支持を受けるグリーンのドレス。ガーデンウエディングやリゾート婚にも。
ラベンダー・パープル
花嫁のウエディングドレスとテイスト・素材を合わせて、素敵な一体感を。
イエロー
イエローは会場が明るくなるカラー。ボレロがあるとノースリーブが苦手な人でも安心です。
ピンク
淡いピンクも素敵ですが、はっきりした色合いのピンクは花嫁の白と対象になって彩りを加えます。
同系色・グラデーション
テーマを持たせたグラデーションのドレス選びは他と差をつけるおしゃれさです。
カラー違い
デザインは一緒でドレスの色目を変えると、さらにカラフルに。
デザイン違い
同じカラーでデザイン違い・丈違いのドレスの着こなしは、統一感と技あり感が出て注目度が高い着こなしです。
柄物
結婚式の場所・季節・テーマに合わせた柄物のドレスでお祝いムードも高まります。
ブライズメイドのドレスの選び方まとめ
プライズメイドのドレス選びは、統一感を持たせつつ、お願いした友人の個性や体形に合わせたドレス選びが重要です。こちらからお願いした場合は、友人たちにプライズメイドを楽しんでもらえるように工夫しましょう。
ドレスの統一感の持たせ方は、カラー・デザイン・小物・柄のどれた2種類を合わせると、ぐっと統一感が出ます。それぞれの結婚式に合わせた、素敵なブライズメイド演出がかなえられるようぜひ参考にしてください。