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いよいよ新婚生活が始まる!という時、期待や不安など様々な感情が湧き上がってくるのではないでしょうか。
キラキラな日々を想像する一方で、先輩夫婦の悩みや愚痴を聞いて不安になったりと、気持ちの浮き沈みが激しくなってしまうこともあるのでは?
では、幸せで楽しい新婚生活を送るためにどのようなことを気をつければいいのでしょうか。
目次
結婚生活は幸せ?
結婚を「幸せ」という人もいれば、「人生の墓場」と肩を落とす人も見かけますよね。結婚という選択がどのような影響を及ぼすかは人それぞれですが、ブライダル総研の調査によると、「夫婦関係に満足している」と答えた方の割合は68.4%とのことです。
約7割の夫婦が結婚生活に満足しているようですが、どのような瞬間に幸せだと思うのでしょうか。結果を男女別にまとめてみました。
男性 | 女性 | |
1位 | 家に帰ると配偶者や家族がいるとき(75.9%) | 子どもが生まれたとき(65.7%) |
2位 | 一緒にごはんを食べているとき(58.6%) | 休みの日に一緒に過ごしたり、出かけるとき(55.9%) |
3位 | 子どもが生まれたとき(58.0%) | 精神的に支えてくれる人がいると思うとき(53.4%) |
ですが、すべての夫婦がこのような幸せを感じられるとは限りません。先の人生までずっと仲良くいるためには、新婚生活が重要になると言っても大げさではないでしょう。
なぜ重要なのかをご説明する前に、まずは新婚生活の楽しさや幸せにはどのようなものがあるのかを紹介していきます!
データ参照:「夫婦関係調査2019(リクルートブライダル総研調べ)」
新婚生活で楽しさや幸せを感じること
新婚生活の喜びは、なんといっても「二人で生活をすることができる」という点でしょう。詳しく見ていきます。
日々の楽しさを共有できる
その日あった出来事や、出かけた先で見たり聞いたりしたもの、生活の中のちょっとした発見など、楽しい、面白いと感じられることが日常にはたくさん転がっています。
そんな日々の楽しさを、新婚生活ではいくつも共有することができます。一人でも愉快な気持ちになれるのですから、二人でならなおさらでしょう。
毎日を朗らかに過ごすことで、二人の関係もどんどん良くなっていきそうですね。
好きな人とずっと一緒にいられる
四六時中一緒にいるわけではありませんが、朝目覚めた時や夜眠る時、好きな人が傍らにいるとしみじみとした幸せを感じるという方は多いのでは?
仮に仕事が忙しくても、帰る家が同じなので一日に一度は顔を合わせることができます。遠距離恋愛だったカップルは、特に喜びが大きいのではないでしょうか。
子どもができることも
新婚生活開始早々、妊娠したり子どもが生まれたりすることもあります。
子どもが生まれる喜びというものはやはり大きいようで、「結婚してよかったと感じる時」ランキングでは女性1位、男性3位にランクインしていますよ。
もちろん、子育てには苦労が付きものではありますが、それを上回る幸せがあると感じる人が多いからこその結果ではないでしょうか。
悩みや問題を一緒に解決していくパートナーがいる心強さ
悩みや問題の大小にかかわらず、それを一緒に解決していこうと思ってくれているパートナーがいるというのは、この先の長い人生を生きていくうえで、これ以上なく心強いことです。
また、仮にパートナーが苦しい時には、自分が支えになってあげることもできるでしょう。もし困難が訪れても共に解決していけるという万能感を、新婚生活で実感するという方もいるそうです。
知らなかった相手の一面が見える
お付き合いの期間が短かったカップルは特に、新婚生活でパートナーの新たな一面を知ることが多いのでは?
もちろん良い面だけではないかもしれませんが、「この人ってこういうところがあったんだ!」という発見は、新婚生活に楽しさと刺激を与えてくれそうです。
新婚生活で起こりやすいトラブル
楽しい事ばかりとは限らないのが新婚生活ですが、できる限りトラブルは避けたいものです。まずはどのようなトラブルが起こりやすいのかを見ていきましょう。
価値観の違いで喧嘩
料理の味、生活習慣、金銭感覚、家事への考え方……。一緒に暮らすということには、無数にある二人の違いをすり合わせていく作業も含まれています。
話し合いで都度解決して行けることが理想的ですが、それができずに喧嘩になってしまうこともしばしば、というのは珍しくないようです。
家計管理が難航
独身時代から家計簿をつけたりして、うまくやり繰りができていたという方もいますが、中には夫婦両方とも家計管理が苦手ということもあり得ます。
ここで相談を怠ってしまうと、家庭の経済状況がどんどん良くない方向に行ってしまうことも……。生活に無くてはならないお金のことですから、起こるトラブルもひと際大きそうです。
義両親とうまくいかない
たとえ本人同士がどんなにうまくいっていても、義両親とも同じようにやっていけるとは限りません。
間に立ってくれるパートナーならいいのですが、なぜか自分の両親の方を持ってしまう人がいるのもまた事実。新婚早々そんなことになってしまっては、この先の生活を不安に思ってしまいますよね。
自分の想像とはギャップがあることも
夢に描いた結婚生活となんだか違う……という違和感を覚えてしまうこともあります。期待が大きければ大きいほどギャップを感じ、落胆してしまうかもしれません。
相手の性格が豹変した
「結婚=相手が自分のものになった」という、短絡的な考え方をしてしまう人がパートナーになってしまった場合に起こる悲劇です。
急に高圧的になったり、必要以上に見下すような発言をするようになったら要注意。とりあえずは少し様子を見て、あまりにも酷いようなら残念ながら離婚も視野に入れなければいけませんよ。
新婚生活を楽しく幸せに過ごすコツ:夫婦関係
新婚生活でトラブルが起こる起こらないにかかわらず、お互いが気持ちよく過ごすための努力は大切です。相手を大事に思う気持ちさえあれば、特に難しい事ではありませんよ。
相手に理想を押しつけず、自分自身も張り切り過ぎない
「結婚したのだからこうするべき」という理想の押しつけは、やがてお互いを窮屈にしていきます。
違う家庭で生まれ育った二人が一緒に生活するのですから、むしろ違っていて当然だというくらいの気構えでいましょう。
相手と意見のぶつけ合いをするだけではお互いに疲れてしまいますので、二人の間でうまい具合に折衷案を出し合えることが理想的ですね。
挨拶やスキンシップを忘れない
新婚生活で挨拶やスキンシップを習慣づけておくと、後々の生活にも反映されていくことが多いようです。
おはようやおやすみという毎日の挨拶はもちろんですが、中でも「ありがとう」という言葉を多く使うようにすることで、お互い気持ちよく過ごすことができそうですね。
いつでも思いやりの気持ちを
自分のことを顧みず相手の事だけを、とまでは行きませんが、思いやり無くして共同生活は成り立ちません。
自分のアクションが相手をどんな気持ちにさせるのかを考え、二人にとってプラスの影響があるような行動ができるといいですね。
新婚生活を楽しく幸せに過ごすコツ:生活
結婚と生活はイコールで結ばれていると言っても過言ではありません。二人で営む生活を、少しの工夫で心地のいいものにしていきましょう。
家事はあらかじめ分担しておくのが吉
成り行きでなんとなく均等に分担できる自信がよほど大きい場合以外、家事の分担はあらかじめ決めておいた方が、後で揉め事になる確率がグンと下がります。
お金に関する決めごとは早いうちにしておいた方がいい
月の貯金額や使っていい金額の上限など、お金に関する決めごとは早めに済ませておきましょう。
また、家計を完全独立性にしない限りは、お互いの収入を大まかにでもいいので把握しておくと安心です。
食の好みはよく相談を
食事は毎日のことですから、生活の中でもかなり重要な部分を占めていることはまず間違いありません。もしも食の好みが大きく違ってしまったら、言いにくくてもできるだけ早めに打ち明けましょう。
言い出すのが遅ければ遅いほど、「じゃあ今までずっと我慢してたの……?」となってしまい、ダメージは余計に増えてしまいますよ。
たまにはデートに行ってみても
たとえ一緒に暮らしていても、一緒にお出かけをすることで、また違った新鮮さが味わえます。会話やスキンシップが増えますし、何より思い出を作ることができますよ。
気分転換ができる上に、夫婦仲も深めることができるのでおすすめです。
新婚生活を楽しく幸せに過ごすコツ:義両親との関わり
新婚早々頭を悩まされることも多い義両親との関係ですが、もしもうまくいっていないのなら、実子が間に入ることが重要です。
自分の親を大切にするのももちろん大事ですが、それを言うなら夫婦だって家族です。ましてや新婚なのですから、パートナーがよっぽどおかしなことを言っていない限り、味方になって関係改善の手助けをしましょう。
楽しい・幸せと思える結婚生活を送っていくためには
10年、20年先の結婚生活を楽しく幸せに送るためには、新婚生活がカギになります。初手であんまりな振る舞いをしてしまうと、最悪離婚に繋がることもあるほどです。
逆に考えれば、新婚生活で着実に信頼関係を築いていくことができれば、先の人生も仲良く暮らせる可能性が高いということ。
この先の長い結婚生活をいつまでも幸せに送るためには、なによりもスタートが肝心ですよ♪
幸せで楽しい新婚生活には「思いやり」が必要不可欠
思いやりなくして、新婚生活を幸せで楽しく送ることなど夢のまた夢です。夫婦のどちらか一方でも思いやりが欠けていれば、結婚生活が破綻する可能性も低くはないでしょう。
甘えと甘ったれは、似ているようでまったく違います。節度を持って良い関係を築くことを心がけつつ、新婚生活を目いっぱい楽しみましょう!