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もしもの時のブライダル保険、「自分たちはきっと大丈夫!」と加入せずにいると、後悔することになるかもしれません。
結婚式がキャンセルになってしまう原因は案外多いものです。もしもの時に備え、結婚式を挙げる際は保険に入っておきましょう。
目次
結婚式の保険・ブライダル保険とは?
ブライダル保険とは、結婚式で起こるアクシデントに備え加入する保険です。
結婚式では何が起こるか分からないものです。
想定外の理由でキャンセルせざるを得なくなってしまうことや、キャンセルまでは行かなくても、何らかのトラブルで費用が発生する可能性もゼロではありません。
もしそういったハプニングが起こった際、なんの対策もしていなければ、キャンセル等にかかる費用を全額自己負担することになってしまいます。
そんな悲しい未来を回避するためにも、ブライダル保険に入っておくことは大変有効なのです。
結婚式のキャンセル料相場はどれくらい?
結婚式のキャンセル料は、キャンセルの時期が当日から近いほど高くなります。
式場によって支払い基準は異なりますが、仮に結婚費用の総額を500万円、内金を20万円とした場合、キャンセル料の例は以下の通りになります。
時期 | キャンセル料の割合 | 料金 |
5ヵ月前まで | 内金の半額 | 10万円 |
5~3ヵ月前 | 見積もりの20% | 100万円 |
3~1ヵ月前 | 見積もりの30% | 150万円 |
1~10日前 | 見積もりの40% | 200万円 |
9日前~前日 | 見積もりの80% | 400万円 |
当日 | 全額 | 500万円 |
このように、対策をまったくしないままに結婚式が中止になってしまうと、莫大な金額のキャンセル料が掛かることが分かります。
ですが、ブライダル保険に加入しておくことで、掛金によってはキャンセル料をすべて賄えるほどの補償金が出ることも。
ちなみに、キャンセル料が補償されるケースは、
- 新郎新婦本人・身内の不幸
- 災害
- 急な病気・入院
が該当します。詳しく見ていきましょう。
ブライダル保険対象の結婚式キャンセル理由:新郎新婦本人・身内の不幸
新郎新婦本人や身内の不幸により結婚式をキャンセルする場合、保険が適用されます。身内とは、
- 新郎新婦の両親
- 新郎新婦のきょうだい
- 新郎新婦の子ども
を指します。
近親者がお亡くなりになっている状況で結婚式を開けるはずがありませんし、金銭面だけでなく心情的にも非常に助かる思いがするのではないでしょうか。
ブライダル保険対象の結婚式キャンセル理由:災害
地震や台風、火災等により新郎新婦の家屋が半壊以上の被害を受け、結婚式の開催が困難になった場合、保険適用内になります。
生活に支障が出てしまっては、結婚式どころではありません。
保険未加入でこの状態になってしまうと、生活を立て直すための費用に加えてキャンセル料まで支払わなければならなくなります。まさに泣きっ面に蜂ですね。
ブライダル保険対象の結婚式キャンセル理由:急な病気・入院
インフルエンザ等で急に体調を崩して療養を余儀なくされたり、入院しなければならず結婚式が中止になったケースも保険がききます。
こういった誰にも予測できないハプニングはそれこそ急に起こりますので、やはりブライダル保険に入っておくのが安心でしょう。
病気になった上に莫大なキャンセル費用を背負ってしまうような、踏んだり蹴ったりの状況はできるだけ避けたいものです。
ブライダル保険の適用外になる結婚式のキャンセル理由は?
もちろん、結婚式にまつわるすべてのトラブルが保険の適用内というわけではありません。対象となるケースをしっかりと読み込んだ上で、加入するか否かを判断するようにしましょう。
身内ではないゲストの不幸
どんなに親しい間柄でも、身内以外のご不幸が理由の中止では保険の対象になりません。また、新郎新婦の祖父母も対象外ですのでご注意くださいね。
社会情勢を鑑みた自粛
世の中の情勢から「今は結婚式をやるべきではない」と判断し、中止するというケースは保険がきかないようです。
新郎新婦の破局
新郎新婦の破局により、結婚式どころか結婚まで取り止めになった場合も、保険はおりません。ご注意くださいね。
結婚式の保険・ブライダル保険が適応されるトラブル!
キャンセル料の他にも、挙式当日のトラブルに対しても補償される場合があります。
結婚式では様々なトラブルが想定されますが、その中で保険の対象になるのはどのようなケースなのでしょうか。
設備・衣装の破損
酔っぱらったゲストが会場の備品を壊してしまったり、新郎新婦が誤って衣装に傷をつけてしまった際、ブライダル保険が適用されます。
自分たちだけでなく、ゲストによる行為も補償されるのはいいですね。
ゲストの救急搬送費用
当日、何らかの理由でゲストが救急搬送されてしまった際も、保険の対象になりますよ。
新郎新婦の式当日の入院
新郎新婦が式の後に体調を崩し、入院となってしまった場合についても補償されています。
万一の時に備え、結婚式の準備段階でブライダル保険に入っておこう!
人生何が起こるか分かりません。
明日いきなり災害に見舞われるかもしれませんし、予期せぬタイミングで身内に不幸が訪れる可能性だって十分にあります。
そういった突然のトラブルを回避することは不可能かもしれませんが、万一のために備えを万全にしておくことはできます。
結婚式という人生の一大イベントで悲しい思いをしないためにも、保険には入っておくに越したことはないでしょう。
結婚式の準備段階でブライダル保険に加入し、トラブル対策を万全にしておきましょう!