© iStock.com/Artfotogan
サンドセレモニーは結婚式で行われる演出の一つです。アメリカ発祥の演出で、異なる色の砂を容器に入れて、見た目に美しいアートを作り上げます。主に人前式で行われるサンドセレモニー。その演出に込められた意味ややり方を、この記事で紹介していきます。
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サンドセレモニーは結婚式で行われる演出の一つです。アメリカ発祥の演出で、異なる色の砂を容器に入れて、見た目に美しいアートを作り上げます。主に人前式で行われるサンドセレモニー。その演出に込められた意味ややり方を、この記事で紹介していきます。
サンドセレモニーは挙式内で行われる演出です。サンドセレモニーが行われるようになった背景や意味、気になるあれこれを見ていきましょう。
一つの大きな容器に異なる砂の色を入れて、砂のアートを完成させる演出です。
サンドセレモニーはアメリカの文化から伝わった演出で、発祥起源には2つの説がります。一つは古来から着色された砂を重ね合わせる文化を持つ、ネイティブアメリカンが発祥である説。もう一つは、ビーチサイドでの結婚式を伝統とする、ハワイの先住民が発祥である説です。どちらが発祥であるか定かではありませんが、これらの文化がアメリカでサンドセレモニーを定着させました。そしてそれが日本にも伝わって、近年挙式で取り入れるカップルが増えています。
一度混ぜるともとに戻らないという砂の性質から、「結婚した二人が一人に戻ることはない。これからは永遠に二人で家族として生きていく。」という意味が込められています。混ざりあった砂が二人の愛の証を現してくれる象徴になるのです。シンプルな演出ながら、雄大な意味が込められていますね。
サンドセレモニーは、自由に挙式スタイルのアレンジができる、人前式で行われる定番演出の一つです。ルールの厳しい教会式や神前式で行われることはありません。
サンドセレモニーには、アメリカ伝統式の「新郎新婦だけで行うタイプ」と、日本式の「ゲスト参加型で行うタイプ」の2タイプがあります。
ゲストに見届けられながら、挙式の中で新郎新婦が行います。空の容器に砂が入れられて、綺麗に完成していく状態がとても綺麗です。
結婚式の受付でゲストそれぞれが砂を少量づつ入れて、最後は挙式の中で新郎新婦が完成させるやり方です。ゲスト参加型の婚姻証明書になるとして人気です。
タイミングに決まりはありませんが、誓いの言葉の後に行うカップルが多いです。
サンドセレモニーの準備とやり方は簡単です。下記にまとめた内容で進めればOK。
通販サイトやフリマアプリでサンドセレモニー専用フレームが買えます。また、自分たちで手作りするのも人気のようです。文字を入れたり、二人の名前を入れたりするのも素敵です。
カラーサンドはゲストの人数に合わせて選びます。スプーン大さじ1杯入れてもらうとすると、80人で2キロ程度必要となります。フレームの大きさによっては4キロ必要になることもあるので、フレーム購入後に揃えると良いです。
カラー選びはカラーの意味と、綺麗に仕上がるバランスを考えて4~5色のサンドを選びます。
砂の色に込めた意味
白:清潔
ピンク:感謝
赤:愛情
オレンジ:健康
黄色:明るい
緑:平和
青:信頼
ゴールド:お金
ゲストにはスプーンでカラーサンドを入れてもらう場合と、小瓶に入ったカラーサンドを入れてもらう場合があります。自分たちの選んだスタイルに合わせて準備をしましょう。
砂を入れる際にこぼれにくくするために、じょうごのような役割をするストッパーがあると便利です。
ゲストの中にはサンドセレモニーを知らない方も多くいます。入口で伝えやすいように、サンドセレモニーの意味ややり方、サンドカラーの意味などを書いた説明文があると親切です。いろんな人が見れるように、2~3個あると良いでしょう。
一番多い、ゲスト参加型の際の流れをご紹介します。
1)ゲストが受付を行う
2)ゲストがカラーサンドを入れる
3)挙式スタート前にスタッフが運ぶ
4)誓いの言葉後に新郎新婦がカラーサンドを入れる
将来インテリアとしても使うことになるので、自分たち好みのデザインを選ぶのがおすすめ。
人気の定番スタイルです。
口の開いたものは、サンドセレモニー後にキャンドルを入れた演出にも使えるとして人気です。
砂時計として使えるものも個性的♪
おうちのインテリアとしても最適なデザイン。
人気のスプーンで入もらうタイプ。
砂を入れやすいキャップ付きの容器。
ゲスト一人一人に小瓶を配る用にすれば、当日足りないを防げる。
グラスに入れて大人な雰囲気に。
「家族として生きる」そんな二人の誓いと想いを砂に込めて。大切な人たちと一緒に、世界に一つだけのサンドアートを作りませんか?一生の思い出として残るせるので、自分たちの原点を振り返るのにもぴったりだと思います。深い意味と、美しい見た目をもったサンドセレモニー。ゲストにとっても、結婚式の良い思い出になることでしょう。やり方は簡単なので、ぜひ取り入れてみて♪