1.5次会結婚式でおすすめ演出ムービーの種類と流すタイミング

結婚式演出ムービー©Akaris Tafoei – shutterstock.com

結婚式の演出に欠かせないウエディングムービー。1.5次会結婚式では余興やゲームを詰め込まず、ゲストと歓談中心のアットホームなパーティを計画する傾向なので、動画演出でゲストを音楽と映像で楽しませたいと考える新郎新婦も多いのでは。ムービーの種類と演出の役割、プログラムに組み込むタイミングをまとめました。

1.5次会結婚式に欠かせないムービー演出

結婚式では欠かせないムービー演出ですが、1.5次会スタイルのウエディングでは、音楽と映像の演出を特に効果的にパーティのプロクラムに組み込んで演出したい、と考える新郎新婦が多いようです。
というのも、1.5次会ではプログラムに余興やゲームをあまり詰め込まないで歓談を大事にしたい新郎新婦が多い傾向です。その代わりにムービーを事前に作成し、音楽と映像でゲストを盛り上げたりおもてなしするアイデアは、余興やゲームほど時間もかからず、1.5次会のプログラムにうってつけです。距離感が近くアットホームな雰囲気のパーティにするために、ゲストの気持ちを盛り上げて一体感が感じられるようなムービーや、新郎新婦のゲストや家族に対するメッセージを託した演出が多くみられます。
ムービー演出では動画再生時間が3~5分程度と限られているので時間をそこまで気にせずにすみますし、流れた音楽や映像内容でのインパクトで、ゲストと新郎新婦の歓談の話題作りのきっかけにもなります。
1.5次会では欠かせないおもてなしと言えるでしょう。

1.5次会結婚式でムービーを演出するプログラムのタイミング

結婚式演出ムービー©WindNight – shutterstock.com

1.5次会スタイルの結婚式で演出ムービーを流すタイミングは、プログラムの中では次のようなシーンでの演出・活用がおすすめです。

受付後のパーティ前

ゲストが受付を済ませたあと、結婚式が始まるまでの待合時間に演出ムービーをBGMと共に流して、おもてなしをすることができます。1人で来たゲストも、映像が流れていると手持無沙汰になることがなく安心して待つことができ、これから始まるパーティへの期待感とテンションを上げていくことができます。

オープニング

結婚式が始まる瞬間、新郎新婦の入場前、または入場中・パーティの冒頭などに流します。パーティの掴みなので、これから始まるパーティのテーマや二人からのメッセージなど、ゲストが盛り上がる工夫が必要です。

中座・お色直し

新郎新婦が化粧直し・お色直しなど、休憩を含め一旦中座するタイミングも演出ムービーを流すタイミングです。二人がいない間にゲストを飽きさせない、またはパーティ後半に向けてガラッと雰囲気を変える役割を果たします。

余興

余興なしではパーティとしてのメリハリがないため、余興代わりのムービーを流すことも計画できます。または、友人がサプライズで用意してくれることも。

エンディング

新郎新婦が退場し、お見送りの準備をする間に演出ムービーを流すタイミングです。退場直前にムービーを流して、ゲストと一緒に鑑賞することもできます。

1.5次会結婚式で流す演出ムービーの種類

オープニングムービー

結婚式の冒頭に流す映像で、結婚式のテーマやゲストへのメッセージ性が感じられる、パーティへの期待を高めるための掴みの演出ムービーです。
内容はミュージックビデオ風や二人の結婚式準備風景、出会いの再現などさまざまですが、オープニングで掴みの演出のためポップでスピード感のある、他の映像に比べ短めの仕上がりの動画である傾向が多いようです。

プロフィールムービー

新郎新婦の生い立ち・なれそめ・家族の紹介など切り口はさまざまですが、ゲストが知らない二人の姿やエピソード、家族や二人の絆が感じられるほっこりした内容のため、とても好評な演出ムービーです。オープニング・中座・エンディングとどのタイミングでも演出として使えます。

エンディングムービー

結婚式の最後の部分で流す演出ムービーです。結婚式の最後の印象はゲストにとって非常に強いため、「いい結婚式だったなあ」と思ってもらえるまとまりのいい演出がおすすめです。
エンディングでは、結婚式ライブエンドロール、通称「撮って出しエンドロール」と呼ばれる、直前までの結婚式の様子をすぐに映像として編集して流すムービーを使うことが多くみられます。自作は非常に難しいため、会場カメラマンかムービー制作業者に依頼することがほとんどです。
その他に、出席してくれたゲスト全員の名前をエンドロールに取り入れたり、新郎新婦からゲスト1人1人へのメッセージを組み込んだりと、いろいろなアイデアがあります。

ウエルカムムービー

パーティが始まる受付時間中・受付を済ませ手持無沙汰なゲストを退屈させないための、おもてなし演出ムービーです。事前に行った海外挙式や神前挙式の様子を流してゲストに披露・報告したり、二人の前撮りの様子をスライド動画にして流したり…というアイデアがあります。

サンクスムービー

新郎新婦が両親・ゲストへの手紙の代わりとして、感謝のメッセージを演出ムービーに乗せて伝える感動ムービーです。別名レタームービーとも。サプライズ要素を持たせての演出アイデアもあります。誰に向けてメッセージを送るかで、作成した動画を流すタイミングが変わってくるので、効果的に演出しましょう。
 
タイミング例
・二人から両親に向けて・・・エンディング前など
・新郎から新婦、新婦から新郎へ・・・中座中や歓談中に
・新郎新婦からゲスト1人1人へ・・・エンディングで

余興ムービー

ゲストから新郎新婦へ贈る、お祝いの余興ムービーと、新郎新婦がゲストを楽しませるためめに用意する余興ムービーがあります。

メッセージムービー(サプライズムービー)

ゲスト1人1人のお祝いの言葉をまとめたムービーや、新郎新婦が会いたかったが今回出席していない大切な人にお祝いの言葉をもらいに行ったムービーです。ゲストの友人が中心となって企画し、制作してくれる心のこもったプレゼントです。

ゲーム、イベント用ムービー

純粋にゲームやイベントの紹介や気分を盛り上げるためのムービーです。ゲームの景品紹介ムービーや、余興の冒頭にストーリー性を持たせるものなどさまざまな演出方法があります。ゲストサイドが企画してくれる場合と、新郎新婦自ら用意する場合があります。

1.5次会で使う映像演出の作り方と頼み方

結婚式演出ムービー©ThaiPrayBoy – shutterstock.com

自作する

自作する場合は動画ソフトを使ってPCで作成します。自作するには計画的な素材集めと構成・台本作り・演出を考える・編集…と非常に手間がかかるため、結婚式に向けで初めて動画編集を試みるようであれば、3~4カ月の制作期間を見て取り掛かりましょう。

動画を自作する方法については、詳しくはこちらでまとめているので参考にしてください。

結婚式二次会で流す余興ムービーを手作りする方法

ムービー制作業者に依頼

自作する時間がない、ゲストを楽しませるためよりクオリティの高さを映像に求めたい場合は、ムービー制作業者に依頼する方法があります。
価格は、素材が写真のみでテンプレートに合わせてつなげて制作するのであれば、2万台から依頼可能です。オープニングムービーであれば3~10万円ほどと、業者によってかなり値幅があります。完全オリジナルの動画を撮影を考えているようであれば、ロケにかかる費用やロケ地の確保など含め、業者と価格は応相談といった形になるようです。
各社がホームページに提示しているのは最低料金であることがほとんどなので、依頼する際、自分の希望する演出効果や音楽をある程度決めておき、どのぐらいかかるのかを見積もって検討するようにしましょう。

友人に頼む

動画制作やデザイン制作に詳しい友人にムービー制作を依頼する場合は、お礼をいくらにするかきちんと検討しましょう。もし友人がプロであるならば、基本は相場の料金をお支払いするのが正しい依頼の仕方です。
友人がアマチュアで、好意で引き受けてくれた場合は、1~3万円がお礼の相場とされています。忙しい時間を割いて手伝ってくれた友人に、感謝の気持ちをきちんとお伝えしましょう。

1.5次会結婚式の演出ムービーの種類と流すタイミングのまとめ

1.5次会結婚式のプログラムや流れで、ウエディングムービーはとても大切な演出の1つと言えます。ゲストに対してのおもてなしと感謝の気持ちを込めて、パーティを盛り上げるのに効果的な役割を果たします。演出ムービーをどのような内容で、どこで流すかによってその役割も変わってきます。終わった後に見返すのも、とてもいい記念になります。素敵なウエディングムービーを作って、楽しい1.5次会になりますように。

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