独身でいることの後悔とは?結婚をしない・しなかった人生で生まれる後悔を紹介

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生涯未婚率が上昇しつつある現代、特に結婚をしなくても……と考える方も増えていますが、その選択は後々の人生に何をもたらすのでしょうか。

「結婚は人生の墓場」という声がある一方、「独身は後悔する」という言葉も同じくらい耳にします。では、最終的に幸せな人生を送るためには、どちらを選ぶべきなのでしょうか。

一生涯独身を貫く人が増えている

結婚をするのが当たり前だった時代から、するのもしないのも個人次第という考えにすっかり様変わりした現代。2015年では、50歳時未婚割合は、男性が23.37%、女性が14.06%という調査結果が出ています。

この中には前向きな理由で独身という人生を選択した人もいれば、事情があって結婚しないまま年齢を重ねてしまったという方ももちろんいるはずです。もう少し詳しく、現代の独身事情を探ってみましょう。

データ参照:人口統計資料集(2019)

独身を選択した理由

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その是非はどうであれ「結婚するのが普通」と言われていたぐらいですから、結婚をするというアクション自体に、そこまでのハードルの高さはないでしょう。

にもかかわらず、結婚をしない人生を選んだことには、どのような理由が挙げられるのでしょうか。

気楽に過ごせる

家庭に縛られることなく、お金と時間さえあれば、その時したいと思ったことをすぐに実行できる身軽さは独身最大の魅力ではないでしょうか。

気を遣ったり養ったりしなければならない相手もいないので、自分のためだけに日々を生きることができます。

苦しい時に気を遣わなくて済む

落ち込んだり病気になって苦しい時、隣に誰かがいることに安堵を覚える人もいるでしょう。ですが、「心配をかけている」という状況がなんとも申し訳なく、いたたまれなさを感じるという人は、独身でいた方が気が楽だと考えるとのこと。

稼いだお金を自分のためだけに使える

自分で稼いだお金を、自分一人のためだけに使えるという特権が独身にはあります。使い道に苦言を呈してくる相手もいないので、財力の許す限り好きなものを買うことができるでしょう。

家に帰ると誰もいない

帰宅時、家に明かりが点いていることにどんよりとした絶望を感じる方も。そんな人にとって、帰ったら誰もいないというのはもはやパラダイスでしょう。

人間関係に悩む機会が既婚者に比べ少ない

結婚すれば義実家との関わりが自動的に生まれますし、子どもが生まれれば親同士のコミュニティもできることでしょう。自分自身が抱える人間関係だけでも大変なのに、新たに2つ以上増えるとなると、頭を抱えたくなってしまいますよね。

結婚する機会がなかった

結婚したいと思える相手もなく、かといって自分から行動するでもなく……という状況でいたら、いつの間にやら結婚の機会を逃してしまったというケースもありますよ。

結婚しなかったことの後悔

結婚しなかった利点はもちろんありますが、結婚しなかった後悔だってそれなりにあることでしょう。では、どのようなものがあるのでしょうか。

結婚してみても良かったかなと思う時がある

仲良し家族の友達を見たりすると、こんな風な毎日が送れるなら結婚してみてもよかったかもな、と思うことが。

子どもを生み育てる喜びを体験してみたかった

出産のリスクがかなり高くなってからこの後悔が訪れてしまうと、如何ともしがたい気持ちになってしまいそうです。

両親からの心配に心が痛む

当然ながら、両親は自分よりも早く年老いて行きます。自分としては特に困ることがなかったとしても、結婚していないことを親がずっと心配している姿を見ると、なんとも申し訳なくなってしまいます。

結婚しない人生を過ごすことの後悔

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たとえ自分で選んだ道だとしても、結婚しない人生を歩むことに後悔をするという機会は、少なからず訪れるのではないでしょうか。

孤独感が付きまとう

ふとした瞬間に、途方もない孤独感に襲われることも。周りの友人はみんな結婚してしまった、という場合は特に、この感情は大きくなるのではないでしょうか。

病気やケガをした時に頼れる人がいない

不慮の事故や病気が原因で動けなくなった時、頼れる人が一人もいないという苦境に立たされることも、無きにしも非ずです。

苦しみを共有できる相手がいない

抱えた苦しみの大きさが何であれ、それを共有する相手がいないという辛さがあります。友達を頼るのにも限界があるでしょうし、唯一頼れる肉親が他界してしまっている人もいるでしょう。

老後が不安

最近騒がれている孤独死が他人事ではないという事実に、戦慄してしまいそうになります。

独身でいることの後悔

独身として日々を生きていると、様々な厄介ごとに遭遇することも。例を挙げるとしたら、以下のような悩みが多いのではないでしょうか。

  • 結婚していないことを不審がる周囲への弁解が面倒 
  • 「いい年して独身なんだ」と無駄に憐れまれる
  • したいとも思ってないのに「いい人いるよ」と結婚を勧められる
  • 親が心配すると余計なお世話を焼かれる
  • 結婚していない=変わり者、問題のある人物だと解釈されてしまう

好きで独身でいるという人にとってはいい迷惑ですが、結婚できずに独身になってしまった人としては「そんなこと分かってるからもうほっといて!」という気持ちになってしまってもおかしくはありません。

結婚しない人生・独身でいるのを後悔するぐらいなら

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「結婚しない」という選択が間違ってたかどうかなど、人生の終盤になるまでわかりません。ですが、現時点で少しでも結婚に対する興味があるのでしたら、まずは行動に移してみることも大切ですよ。

後になってから「あの時結婚していれば……」と後悔しても、すでに結婚が難しくなっている状況に立たされている可能性も考えられます。

そのような後悔しないためにも、自分の気持ちと正直に向き合い、結婚したい気持ちがあるのか無いのかをまずは正確に見極める必要があります。

結婚したい気持ちがあるのに「どうせ私にはできないから」と最初から諦めていたら、数年後に自分が独身でいることを後悔するのは目に見えていますので、そんな未来を迎えないためにも「今」頑張ることが大切ですよ。

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